アキアカネの群れに遭遇することがあります。
初おもに夏田んぼなどでヤゴから羽化したアキアカネ成虫は、
標高の高い山地や高原へ移動します。
それが8月の終わり頃から9月の始めにかけて、里地へ戻ってきます。
そして、まったくの生まれた場所かどうかはなぞなんでしょうが、
田んぼを主な産卵場所にします。
この群れとなって移動する姿に遭遇すると、なかなか圧巻です。
写真になかなかとれない光景でもあります。
いよいよ稲刈りが里ではじまりました。
これも20日の写真。
今年は、やっとヤマアカガエルの産卵が本格化しました。
代かきでロータリーに巻き込まないようにしなくては。
まる裸で生きているニンゲン以外のすべてのいきものたち。
今年の春はいかがなものか。3.11を知っているか。
でかいアオダイショウも見た。
わぁー!と、ひんやり露のびっしょりおりたナス畑で同僚が奇声。
ヘビ?ヒキ?ベッキー?ボヤッキー?
とにかく、見てー、というので、視認。わぁ!きいろっ!
とりあえず、撮影。うーん、スズメガの仲間かなんかやろうけど、
はじめてみるなあ。バカみたいに葉っぱをもりもり喰っておる。
つぶせんなあ。センゲにリリース。水陸両用ではなかろう。
見たのはこの10月5日。
8日に、市民タイムスの「旬の自然観察」コーナー(那須野雅好さん)に
クロメンガタスズメの幼虫の写真と、近年生息域が北上し、当地域では、
まさに、穂高の有明が北限記録をぬりかえたところ、とあった。
掲載の写真は、淡い黄緑色だが、こいつは、黄んないが、ふざけた
尾っぽが酷似。模様も。
クロメンガタスズメなら、有明-四賀ラインが北限?
しかし、すごい食欲っぽい。
ことしは、トマトのオオタバコガの食害が目立ったが、高原信州も
害虫被害が増加傾向なのかもしれない。
ニワトリの運動場を急ごしらえでつくると、なにやら出たがっている者が、、、
そのあせりよう、おかしかったです。
ヒキガエルはこの先の天候の行方、ご存知でしょうか?
どっち転んでも、風呂敷広げず、目の前の世界に生きている。
最悪、不貞寝。春までですか?
4枚の田んぼをつくっていますが、それぞれ個性があって、稲の出来も
違いますが、草や生き物の様子も違います。
そのうちの1枚は、水草の感じがうつくしい。さながら観賞用アクアリウムです。
そっと覗けば時を浮き草や藻の間を行きかう生き物たちの世界も見えてきて
時間を忘れたいのですが、そうもいきません。
分身の小人?いるの当たり前じゃん。
田のみどりが光っている
それを縁取る陰の濃さ
昨日4日、あたりにわーっとウスバキトンボが増えました。
お盆も近い。
猛暑続き、日暮れも早くなり、出来るだけのことをして、
体調を維持するので精一杯。塩なめてます。
田んぼで見かけたイナゴの幼虫かな。
あちこちに子バッタが、子供のバッチみたいにいます。
草むらからはむしの声。
朝の畑にたくさんのクモの巣が朝露をうけ輝いていた。
虫のスケールで眺めたら、迫力のある光景だろう。
傍らを通り過ぎようとすると、さっと、虹色の彩りが流れた。
なんともなんとも繊細な地球の表面。
(この麦はお隣さんの畑)
うちの「ぱっなーし~」は、「だっこく、しっぱなーし」
かろうじてハザ木はしまってあるが、それ以上、田んぼの片付けに
手が回らなかった。秋から冬にかけてやたらと雨が降ったのもある。
そんなワラをやっとやっと片付け。凍てついている。分解し始めている。
北アを望めば、寒波は激突している。北風。足先が痛くなる。
田ももう乾きそうもなく、微妙に凍みつつ解けてやわらかくなった
頃合を狙って起こすしかない。
寒いこの時期なら、丁度、クログワイの塊茎を減らせる。
背中を丸め、手を動かしていると、まるけて立てた稲ワラの束に、
早速モズが飛び移ってきた。
ワラの下に潜んでいた虫やクモなどがお目当てだろう。
そっとピントを合わせていると、ワーと強風が吹きつけ、
頭の羽毛が逆立った。
おなじ風に吹かれる。
おきっぱなしだったワラの下は、冬篭りにと決め込んだ
虫たちの姿も。申し訳ない。
ここには、コオイムシが身を寄せ合うように潜んでいた。
冬至が近づいていたこの日も陽が低く、昼を過ぎれば
もう夕暮れの気配。
先日、畑に歩いていくとかあちゃんが「静かにきて~」という。なにか出たのかと、そろりと近づくと、無防備なタヌキ2ひき。なにやら、おいしそうにほおばっている。秋の陽射しの中で気が抜けている様子。とりあえず写真を撮って、もっと近づいてみるとさすがに逃げ出した。あんまり逃げ足も速くない。何を食べていたのか、草むらを探っても見あたらない。赤っぽい塊だったので、サツマイモを掘り終えたところから、おこぼれを拾ってきて食べていたのかもしれない。
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タヌキも畑にとって害獣になる場合もある。しかしこのときは、微笑ましい姿に見えた。となりの住人である。冬前は活動的になるのか、交通事故死している個体も最近よく目にする。<o:p></o:p>
同じように、キツネにも時より畑で遭遇する。向こうもいちいち逃げるのが面倒なように逃げていくが、距離を保って日向ぼっこしているときもある。<o:p></o:p>
人間界と自然界を行き来する彼らであるが、私たちはもう、彼らに決して化かされることはない。自然との関わり方をすっかり変えてしまった。なにを失っているかを自覚することもかなり困難。<o:p></o:p>
以前、読んだこの本をおすすめしたいです。(ここで前にも紹介したかも)
「日本人はなぜキツネにだまされなくなったか」
内山節 講談社現代新書
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