はるばるブログ@信州四賀の里山暮らし

日々季節を送る農の暮らしは、まるで旅人です。田んぼに畑に、土手に畦、山川草木に虫の気配、花鳥風月、私の視線。

蚊柱のしらせ

2007-02-24 10:34:46 | 農と生きもの達


暖冬、春の訪れが早いなどの話ばかりです。
うんざりしないで、気づいたことを記録しておくのも大切なのでしょう。

3月も近づき、片付けとも準備ともいえる作業をあれこれ始めました。

夕暮れ前、陽だまりに蚊柱がゆれていました。
逆光のなかで光を浴びて揺らめく姿は、どこか遠い記憶につながっています。

ユスリカもいろんな種類がいて、季節で発生が変遷しているのかもしれません。
重要な「田のむし」でもあるので、いずれ詳しく知れたらと思っている生き物です。

お知らせ

2007-02-15 20:50:23 | 農と生きもの達





私も所属している「ひと・むし・たんぼの会」で上記の催しがあります。
会で案内状をアップします。

この催しは、会のメンバーが、飯田美術博物館の特別企画展に
協力する中で、調査・作製協力した図鑑「田んぼの生き物」(←築地書館HP内)
の出版化を記念して行うものです。
博物館の刊行物が築地書館から出版されて、1年ほど経ちます。
(・・・一周年記念か。。。)

長い期間ですので、お近くにお越しの際には足を運んでみてください。

全部、誰の顔かわかりますか。

詳細は、明日以降書き加えて行きます。


手前しょうゆ

2007-02-06 09:32:34 | 農の暮らし

長野県有機農業研究会の会員になっています。
堅苦しいことなく、有機農業の実践者、関心を寄せる人の集まりです。
会員自ら、運営をして、様々な企画、催しも行っています。

中信地区の講習会として先日、手作り醤油を習ってきました。

味噌は、自分の大豆とお米で何年も仕込んでいます。米麹も自分で仕込みます。
まともな材料さえ使えば、素人でも飛び切りの味噌が出来上がります。
毎日味噌汁は欠かせません。


それでも、醤油は。。。絞る道具が必要、昔は醤油を絞って回る仕事を
されている方があったが、もう、いるかいなくなったかになって、無理。。。

などと、敷居が高いものと決め付け、近寄りませんでした。

しかし!百聞は一見にしかず。

醤油の麹(?)は、味噌の米麹と同じような管理で、出来るようなので、
その辺の勘所はなんとかなりそうです。

絞るのは、2年後なので、それまでに、絞るフネの手配をすればいいし。
いっちょ、やってみますか。

以下、ダイジェストです。




煮た大豆、炒った小麦を挽いたものに醤油用の種菌を混ぜて、麹を仕込む。
温度管理をして、ほわほわと菌が繁殖して出来上がり。
それに冷たい塩水を加えて、モロミの仕込みの始まりです。



これは、先生がもってきてくれた、2年間熟成したもろみ。
ここに絞る前、分量の熱湯を加える。
特製のコシ袋に入れ、重ねていく。



圧をかけて絞ります。
このフネは、その気になれば作れるかもしれませんし、
建具職人さんに頼んでもいいかも知れません。



絞った醤油は、88度で殺菌します。


冬かぼちゃスパート

2007-02-03 07:44:00 | うちのゴハンとオヤツ



「かちわり」という冬かぼちゃが、そろそろ貯蔵の期限となってきた。
自然農法国際開発研究センターというところで育種された品種。
ここは、波田町というところにあって近いので、いくつかの品種を
作付けに取り入れている。

「かちわり」は、色っぽい冬かぼちゃ系?のかぼちゃで、米沢在来種
から選抜育成した品種らしい。

特筆する特徴は、6ヶ月に及ぶ保存可能期間。
ただし、冬にならなければ美味しくない。
うちでは、冬至を過ぎてから、野菜セットに使ったり、自家用にしている。

年が変わってからは、さらに味が乗ってくる。

ただ、醤油を加えるだけで、煮れば、もうスイーツっすよ。

春が迫れば、一気にだめになるので、ラストスパートで食べます。


暖かい違和感

2007-02-01 13:59:29 | 季節のうつろい



先日(1/30)今シーズン、出荷最後の日、春そのもののような陽気であった。
しかし、うれしい感じよりも、
「こんなことで、いいのだろうか?」という違和感で、不安にさえ思った。

畝の南側は、ほんのちょっとのことだけど、周りより暖まりやいすのだろう。
オオイヌノフグリが、結構咲きそろっていた。
やはり、春を感じさせるはなだなあ。

そこに、セイヨウミツバチだろうか、結構、元気に蜜を集めて回っていた。
あわてて、撮ってみた。



こちらは、チヂミ菜のトンネルの中に咲いていた、ホトケノザ。
寒さに直接当たっていないだけに、のほほんと伸びて、花の色も淡い。

チヂミ菜は、寒さに強く、少し苦味があって、油いためが美味しい。