あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

病の原因となるもの

2021-02-23 21:40:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

暖かかった昨日までとは打って変わって、
今日からまた寒い日が数日続くようです❄️
こんな日に薄着をしていたら寒邪の格好の餌食となります🥶
寒さから身を守るために、温かくしてお過ごし下さい。

さて、先程"寒邪"という言葉が出ましたが、
この寒邪のように体に悪い影響を与える外部環境のことを外邪といいます。
外邪には、寒邪のほかに、
カゼの症状をもたらす風邪、
熱中症のような症状を引き起こす暑邪(熱邪)、
からだのむくみや関節痛を引き起こす湿邪、
体の乾燥や乾いた咳を引き起こす燥邪、
があります。

外部環境は体に大きな影響を与え、時として病の原因になることもあるのです。

では、病の原因は外邪だけかというと、そうではありません‼️

東洋医学では病をもたらす原因を、
外因、内因、不内外因
と3つにわけています。

外因とは外邪のことです。

内因とは、
怒・喜・思・憂・悲・恐・驚
の7つの感情のことです。
感情は五臓と密接に結びついており、過度の感情の変化は五臓に負担をかけていまします。
これが内因です。

"病は気から"という言葉、良く耳にすると思います。
これはまさにこのことを指すのです✏️
そして、鍼灸治療で行っているのは、気の調整です。
今日のように急な寒の戻りがあった日に、心身ともに元気いっぱいで
衣類や生活の工夫で楽しく過ごすことができれば病気にはなりませんが
(この生活の工夫のことを養生と呼んでいます。温かいものを食べるようにするとか、
1枚余分に羽織るとかそんな小さな工夫が大切です)
心配事があったり、おしゃれのために肌の露出の大きなものを着て屋外に長く
いるようなことがあれば、体調を崩してしまいますね。
鍼灸治療では、些細なようですが身体が元気な状態を保てるような
お手伝いをしています。東洋医学では、これらを目に見えないエネルギーである
「気」で捉えていますよ。
まさに当院のホームページでご紹介している
「内傷無ければ外邪入らず」です。
元気いっぱいの体には、病気が入る隙がないのですね。





そして、最後の一つ不内外因とは、
外因にも内因にも属さないものをいいます。
飲食の過・少、過度な労働、不摂生、などがこれに属します。

これら三つの病因の影響を受けることにより、病は発生します😣

鍼灸治療では、五臓六腑のバランスを診て治療を行います🌱
病の1番の元となっている病因が同じでも、
体質やその他の影響、など体の状態は人それぞれです。
病因がなんであろうと、その人その人一人ひとりにあった治療を行います。
まさにオーダーメイド治療なのです🧚🏻

そして、病になってからだけでなく、
病にならないように、外邪などの影響を受けないよう予防的治療ができるのも鍼灸ならではです。

治療としても、予防としても、
鍼灸を是非ご活用ください🌸

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