あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

言霊と陰陽 その2

2022-04-24 21:48:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは☔️
今日はよく降りましたね🥲
明日は、晴れるようですがなんだか落ち着かないですね。。。

毎週日曜日は、院長の自伝です。
更に話は続く。五臓六腑も総て陰陽に分けて、そのバランスを整えるのが鍼灸治療なんです。
そして、最も大切な条件は「陰主陽従」なんだよ。と言いながら陰陽を男女に置き換えて話を進める。
「天一水を生ずると言ってね、水である女性がいなければ火である男性は成り立たないんです。」
「英雄の陰に女有りって言うでしょ」
「だから、女性は内でどんと構えて、男性が外で存分に働くことが出来るように仕向けるのが、
最も賢い姿なんだけど、愚かな政治屋さんたちが「女性活躍社会」と「男女同権」なんておだてて
「経済発展」の歯車の一部として働かせたいから、
本来女性がもっている何事もドーンと受け止める力、「肝っ玉母さん」の様な陰性の本質が発揮できない世の中になってるね。
驚いたのは、専業主婦として立派に子育てを行っている女性が、
「仕事をしていないから肩身が狭い思いです」と語ったことには大変ショックを受けました。

ここに古典医書に書かれている重要な陰陽の本質を二つ紹介しましょう。
 『陰は内にありて陽の守りなり、陽は外にありて陰の使いなり』(素問・陰陽応象大論篇 第五)
 『陰は精を蔵して極(気の源)を起こすなり、陽は外を守りて固めを為すなり』
(素問・生気通天論篇 第三)

天地自然の法則を述べたものであるが、陰を女性、陽を男性と置き換えて読んでいただきたい。
陰(女性)が居なければ生物は存在しないのだ。一方陽(男性)は陰(女性)に絶えずエネルギーを与えなければならないのだ。
東洋医学は陰主陽従に従い、幹、根本、太極から治療を組み立てますが、
西洋医学では、枝葉である病症を取り除く事が主体になります。
鍼灸治療(経絡治療)が免疫力アップをうたうことが出来るのはこの一点にあるのです。

次週に続く

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