あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

ツボのお話

2020-10-09 21:34:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。台風の影響で、朝から雨☔️でしたね!
足下の悪い中、今日も多くの患者さまにお越しいただき
感謝申し上げます。

毎週金曜日はツボのお話。
今日は、1番最初のツボのお話をさせていただこうと思います。
最初って⁉️どういう意味?
と思われる方がほとんどだと思います。

以前、こちらでも書かせていただきましたが
私たちの身体には、12の経絡が巡り続けていてその順序も
きちんと決まっています。これを巡行といいますが気血の通り道である
経絡の最初のツボは「中府(ちゅうふ)」というツボです。

解剖学的にいえば、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸となりますが、
なんのことやら?ですね。

場所は鎖骨外側下のくぼみから、親指1本分下のあたりですが、
この「中府」というのが、一二経絡の最初のスタートラインです。
ここをスタート地点として、エネルギーが全身を巡っているのですね。
私はとても大切にしています。

当院のすべての患者さまへこの「中府」へはアプローチをしています。
一般的には「咳に効く」などと紹介されていることが多いです。

全身をくまなく巡っているエネルギーのスタート地点。
人間で言えば生まれたての赤ちゃん。

姿勢の悪い方、気持ちのふさがっている方は特にこの辺りの流れが悪くなっています。
痛い場所も大切ですが、この「おおもと」もしっかり緩めておくことが大切です。

ちょっと疲れた時、
元気が今ひとつ出ない時。

この「中府」のあたり緊張していないか意識してみてくださいね❣️

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