あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

北アルプス表銀座コースに挑戦

2023-03-05 20:51:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日は気温が上がらず肌寒い1日でしたね。
毎週日曜日は、院長の自伝です。

さて私は、「どうせ山に登るなら富士山より絶対北アルプスが楽しいよ」
と言うK氏の勧めで、平成5年7月下旬に常念岳から大天井岳を経て燕岳に至り
中房温泉に下る、通称表銀座コースの山行を楽しむ。
一の沢沿いを沢の音を右に左に
沢から離れたかと思うと又近づきながら
少しずつ標高を稼ぐ。
すれちがう下山者に山頂の天気の状態を訊ねてもあまり良い返事が
返ってこないまま常念岳山荘に到着。
こっそり持って来たポケットウイスキーと一の沢で水筒に入れてきた水で水割り
をつくり無事登頂を祝い乾杯し床に着く。
「ワアー!」という声で眼があいた、寝苦しくて窓を開けた同室の登山者の声である、
天候が回復し満天の星空だ。
標高3千メートル級の山々が連なる北アルプスの朝は実に気分良く、頬にあたるさわやかな風の冷たさが気持ちを引き締める。
今回の山行で最も楽しみにしていた三千メートル級の山々が連なる稜線歩きだ。
朝日に映える鑓ヶ岳、穂高連峰を左に見ながら燕岳に向かう。
途中、山道で砂浴びをしている雷鳥に出会う。
雷鳥が砂浴びを堪能して、ハイマツの中に姿を隠すまでしばらく通行止めだ。
行く人も来る人も誰一人無理に通ろうとしない。
山では皆善人になってしまう、こんな余裕が実に楽しい。
燕山荘では、山岳写真家の白畑四郎さんに出会いサインをいただくという好運にも恵まれた。
三日目は、いよいよ苦手な下りのコースだ。
順調に下山するも中房温泉に後30分と言うところでつまずいた。
樹林帯の中は、山道にむき出しになっている木の根に足をとられる。
この樹林帯には全く手こずり、3倍の時間を費やした。
温泉で山行の疲れを癒し帰路に着いた。

次週に続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする