よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
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ポルトガル旅行記:6日目(その10)ー「トラムとケーブルカー」:ポルト

2017年12月18日 | 海外旅行ーポルトガル
Porto, Portugal

さてさて、ポルトで過ごす一日も、気がつけば午後1時を過ぎておりました


青空を背景にしたサント・イルデフォンソ教会(Igreja de Santo Ildefonso)の美しさは格別でした。
青い空、青いアズレージョ…この光景はワタクシの心に深く刻まれた気がします


サント・イルデフォンソ教会から東へ下る道には、トラムの列車が急坂を登って来ていました。
ポルトもかつては市内を路面電車がくまなく走る都市だったようですが、
やはりモータリゼーションの波を受けて、現在では3系統が走るのみとなっていました。
そして、ずいぶんと古びた車両がモーター音を響かせて走って来るんですよ


現在ではポルトの路面電車は市民の足というよりも、観光客向けに走らせているようですね。
それでも、かつての古い車両が今も街の中を走っている姿は素敵です。
ワタクシは大阪の下町を走る大好きな阪堺電車の姿を思い出しながら、
「頑張れ、路面電車!」と心の中でつぶやいたのでした


朝に登ったクレリゴス教会の鐘塔が見えます。どこから見ても絵になる建物ですが、
それというのも周囲に高層建造物が無いからでしょうね


ポルトにはリスボンと同じく、フニクラールと呼ばれるケーブルカーがありまして、
バターリャ広場からドウロ川方面に行った高台から、ドン・ルイス1世橋のたもとへと下り、高度差61mを結んでいます。
地下に下って車両が来るのを待ちますと、ずいぶんとモダンな車両がやって来ました


登りのケーブルカーとすれ違います。車両は小さくて、10人も乗れば満員でしょうかねぇ


登り車両とすれ違うと、目の前にドン・ルイス1世橋(Ponte Dom Luís I)の姿が見えます。
この素晴らしい光景に感動。そして、この急こう配にちょっと怖さを感じます。
たった三分間のケーブルカーの乗車時間ですが、なかなか楽しい時間でした


ワタクシ達はホテルに近いドン・ルイス1世橋へとやって来たのですが、
もちろんこのままホテルに戻るわけがありません。もう少し歩くとしましょうか

使用したカメラ:5枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


日本各地の路面電車が高度経済成長期に、片っ端から廃止されていったことを残念に思います。
自動車の普及に邪魔になるからだったのでしょうが、広島や長崎を見ていると、
いやヨーロッパの多くの都市を見ていると、路面戦車と自動車の共存は可能だったのじゃないかと感じるんです。
京都の町に市電が残っていたら、どんなに素敵だったろうと思わずにはいられません



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