信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

男のロマン… ディーゼルエンジンの耕運機

2020年04月12日 | 信州塩尻田舎暮らし






男のロマン! 慣性起動とデコンプ式ディーゼルエンジン!

発動機をタイヤに載せた感が半端ない、昭和感満載なシルエットが大好きです!





久保田鉄工(現:クボタ)の30万台売れた名耕運機…KR850を松本の農機具販売店、チクマスキさんで入手しました。
やっぱり8馬力のエンジンは、パワーがスゴいです! 排気量も500ccチョイありますからね。
排気量では、軽自動車とあまり変わらないですね。

「とにかくレトロな大型耕運機が欲しいです!」と言ったら、社長さんが嬉しそうに、クランクハンドルによる手回し起動でフライホイールむき出しな、半世紀前の耕運機を紹介してくれました。

考えてみれば、石器から青銅、鉄へと農具が変わり、馬耕や牛耕などの動物が使われたり、手回し式脱穀機などが開発されてはいたものの、縄文時代から戦後の農業機械化まで、殆ど進化のしようがなかった農業。 鍬で畑を耕し、畝立てするなんて、ホントに気が遠くなる重労働ですが、機械ってホントにスゴいですね!
1日かかる仕事を、僅か2時間くらいで済ませてしまいます。
重労働だとか、ダサいとか言われる農業ですが、実は機械化が物凄く進んでいる業種だと思っています。

まあ…自分は農「業」までは行かずに、家庭菜園に毛が生えたレベルに留めるつもりですが、日頃口にしている農作物の出来方や、難しさなどを知ることが出来れば、とても価値のある事だと思います。

さて、この耕運機…今のセルスタート式のディーゼルエンジンと違い、燃料を手動ポンプで少し送ったら、デコンプレバーを引きながらクランクハンドルを思いっきり回し、デコンプを閉じる…すると煙をモクモクと吐きながら、ディーゼルらしい太いエンジン音を唸らせます。

圧縮さえあれば古くても余裕で動きますし、何せ昔のディーゼルは音がいいので、やっぱりディーゼルエンジンは働く車では最強だと思います。
まさに男のロマンですねぇ~。

マツダやBMWのようなクリーンディーゼルはちょっとディーゼル感が弱くて…




一応、コレ…耕運機ではありますが、トレーラーを牽引するトレーラーヘッドのようなものなので、法律上は小型特殊自動車です。
よく子供の頃、母方の祖父母宅の前を耕運機のトレーラーに乗ったおじいちゃん達が通ってましたし、祖父母宅の農機具小屋にも置いてありましたね。懐かしいです。
最近は軽トラが発達したためか、耕運機のトレーラーは見ないですね。


(ネットより画像を拝借 まだ作られていることに驚きです。)

そして、外出の自粛や自宅待機での暇潰しかつ、食糧が確保できることから、自宅の庭を耕して家庭菜園を始める家庭が増えているそうな。
それによって、最近は家庭用の管理機が売れているのだとか。
自宅の庭なので感染リスクも低く、さらに農作業でストレス発散やウイルスのことを野良仕事の間だけは忘れられるでしょうから、今の社会的に家庭菜園は良いかもしれないですね。

もし近場の方で、この際に家庭菜園を始めたいという方がいらっしゃれば、コレで耕しに行きます!


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