大知ファミリーのRunラン!日記

走るの大好き!そんな「は~ちゃん」と巻き起こす我が家の奮戦記!

先生だって・・・人間なんですから・・・でもね!

2013-02-12 | 学校での出来事

 

昨日あんなにはいい天気で・・・もう春はすぐそこなんて思っていましたが

今日は雨ですかぁ~!

 

 

さて、先日お話した・・・先生のお話の続き・・・(笑)

 

 

高校3年のとき・・・自ら体罰を受けに行きました。

クラスの女子全員で・・・。。。

 

 

事の発端は・・・まぁ、化学の宿題に「1日1題!」 なるものがあったんです。

これで、「GOOD!」 をもらわなきゃ、家にも帰れないし・・・

もちろん部活にもいけない・・・そんな末恐ろしい宿題でした。

 

 

その「1日1題!」をするに当たって・・・先生と・・

「他人のものを絶対に写すな!」 「ハイ、絶対に写しません!自分でやります!」

という・・・約束をしていたのですが・・・

写してしまいました・・・クラスの女子全員・・・!

 

 

もちろん、先生は大激怒!私達は先生に見放され・・・

授業放棄まではしませんでしたが・・・ほとんど無視されてる状態・・・。

つらかったですね、これは・・・本当にきつかった。

受験科目に化学とっている友人は真っ青でしたよ・・・。

 

 

長い時間かけて一緒に築き上げてきた先生との信頼関係は

一瞬にして崩れました、私達がそうしました。

 

 

数日後、私達は早朝・・・誰よりも早く学校に行き・・・

登校した順番に職員室前の廊下に正座をし、先生を待ちました。

 

 

これは・・・寒かったです!(笑)

今のようにタイツなんて履いてないし・・・素足に近い状態で

寒い廊下の冷たい床の上に座ってました。

校長・教頭もびっくり!そして、当の先生も・・・言葉を失っていました。

 

 

そして・・・気持ちを伝えようとした私達に

「何も言うな!気持ちは十分わかってる!早く教室に行って、暖かくしろ!」と・・・。

その日の化学の授業・・・先生は私達に謝りました。

深々と頭を下げて「申し訳ないことをした!お前たち、寒かったろう!」 と・・・。

 

 

大好きだった先生のこんな姿は見たくなかったけど・・・そうさせたのは私達で・・・

私達も頭を深く下げて・・・また、笑顔で授業は楽しく始まった・・・

「お前さんたちみたいな生徒は、初めてだ!さぁっ、また、ビシビシやるぞ!いいなっ!」 

うそっぽい学園ドラマみたいだけど・・・本当の話です。

 

 

 

そして・・・本番直前のステージ裏で、私の背中をバンバンたたいた女性の顧問・・・

私、ソロを吹くことになっていたので、めちゃ緊張してました、

いつもの私ではなく、オドオドして・・・不安そうにして・・・。

 

 

先生・・・ツカツカ!とやってきて・・・「何をしているの!?」と・・・たたいた!

「あなたがそんな不安そうな顔をするから、見てごらん!

 みんな不安そうにしてるじゃない!しっかりしてもらわなきゃ、先生も困る!」 と。

 

 

そして、背中をたたきつづけます・・・!わけわからない・・・!

でも、私気付いた・・・先生、涙目になって・・・手も足もガタガタ震えています。

 

 

無理もないんです・・・先生、赴任していきなり・・・経験のない吹奏楽の顧問。

大勢の観衆の前での初めての指揮・・・。

熱心な先生で、いろんな研修会等にも顔を出していたので

そこにいらっしゃった他校の先生からもプレッシャーをかけられていたようです。

 

 

副部長が飛んできて・・・言ってくれましたよ。

「先生、大丈夫だ!先生が指揮間違っても、俺たちは演奏止めないから!

 演奏続けるから、先生安心して途中で合わせてくれたらいい!

 だからこいつ(私のこと!)1人に責任負わさないでくれないか!」

 

 

まれに・・・指揮と演奏が合わなくて・・・曲がとまってしまうという

ステージ上で、そういう事故が起こるんですよね。

(指揮と演奏がずれてヒヤッ!としたこと、私も経験ありますから・・・)

先生、それがこわかったみたいです。

 

 

無事に演奏も終わり・・・特別賞いただきました!(笑!)

先生の弱さを見てしまったけど・・・先生ものすごく人間味があるな・・・!と思いました。

 

 

それから、何かと私を誘ってくれるようになり・・・

一緒に楽譜をさがしに行ったり、研修会に行ったり、演奏会に行ったり・・・

なぜか市内のダンシコー・カショーの吹奏楽部と合同練習したり・・・(笑)

カショーの顧問もめちゃいい先生でしたよ!いろんな意味で泣かされたけど!

 

 

先生とは本当の姉妹のように一緒に行動してたし、夢も語りました。

私の結婚前にもお会できました。

私の夢のことが・・・ずっと気になっていたようです。

(ウィーンには行けませんでしたが・・・笑!)

 

 

 

私、思うんですよね・・・先生だって、1人の人間です。

間違いもすれば、弱いところもあります。

それをしてはいけないのが先生でしょ!と言われたらそれまでですが・・・

 

間違ってしまったとき、生徒にどのような態度をとるのか・・・

自分の弱さを見せてしまったとき、その後、どのようにするのか・・・

そのときこそが先生!なんだと思います。

 

高いプライド持つのもいいけど・・・持っていても悪くはないけど・・・

そのプライドだけを生徒にぶつけるのはやめてください!

プライドだけで生きている・・・なんて思わせないでほしいのです。

 

 

どんな名門校だって・・・リレーで予選落ちすることだってあります。

どんなにがんばっても、結果が出ない時だってあります。

そういうときこそ・・・生徒にどのように接するのか

先生の資質が問われるのではないでしょうか?

そこに生徒の、必死の努力があったこと忘れないでほしいです。

これは・・・娘を見て、また話を聞いて、いつも私が思っていたことなんですけどね・・・。

 

 

 

 

(そうそう、あのときの副部長・・・

 事故で亡くなった・・・駆けつけた先生と大泣きしました・・・

 先生との悲しい再会でした)

 

 

 

 

 



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