原谷 ミニバス通信

チームのこと、ミニバスのこと、秩父のこと…。

ミニバスケットボールについて - 6 -(②)

2007-06-08 06:40:56 | バスケ…ミニバスを考える
これまでの国内のミニバスケットボールにおいて、普及という課題を満足させるために、大会(コンペティション)は大変大きな役割を果たしてきました。
その大会を運営する上でトーナメント形式が採用される場合、勝ち上がりチームを決めるために延長規定は必要な方法のひとつだったのです。そして、単に勝ち上がりを決めるだけでなく、試合の結果が関係者をさらに競技に熱中させるという要素も見逃すことはできません。そのように考えてみると、勝敗に対して執着する傾向には必然性があるとも考えられます。

昨今、チーム間の移籍に関する問題が取りあげられ、移籍の理由について論議される機会が多くなりました。また、指導者による暴力についての報道に接するとき、当事者の受けた傷の大きさにやりきれない思いを抱き、指導することについての重要さを考えずにはいられません。こういった問題の背景には勝利至上主義的な姿勢が含まれ、ミニバスケットボールの本質を見失った指導の排除という課題が常に提示されています。
このような時期だからこそ、あらためてミニバスケットボールの本質を見直す意味でも「引き分け」の条項が注目されるべきなのです。



“Hustle! Challenge! Smile!”
-原谷サンフラワーズ&サンボーイズ-
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