原谷 ミニバス通信

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ミニバスケットボールについて - 6 -(①)

2007-06-08 06:39:54 | バスケ…ミニバスを考える
さて、今回は改定の内、特に大きな意味合いを持つと考えられる、第21条「同点と延長」について書いてみます。

【改定前】
「後半を終わったとき両チームの得点が同じならば3分間の延長をおこなう。(中略) 3分間の延長を 終わっても両チームの得点が同じならば、攻撃するバスケットを交換して第2延長をおこなう。第2延長で点先取したチームを勝ちとする。(以下省略)」
【改定後】
「後半を終わったとき両チームの得点が同じならば引き分けとする。引き分けとせず延長をおこなう場合は、1回3分間の延長時限を必要な回数だけおこなう。(以下省略)」

改定の前後の条文を比較してみると「延長」に対する考え方を強調していることがわかります。実は改定前の規則書においても規則の注解【15.出場と交代〔第23条〕】に、

「(略)ミニバスケットボールは何が何でも勝つことを最大の目的とはしていない。延長の規定はあるが、引き分けとするゲームがあってもよい。」

という記述があり、基本的な考え方に変化がないことを確かめられます。重要なことはミニバスケットボールの基本理念のベースとなる部分が明文化されたことです。
参考までに紹介しますが、この部分について、FIAB-MINIBASKETBALLの規則では延長の規定はなくスコアシートにも延長の記入欄はありません。規則にあるすべての時限が終了したときの処置は‘Art.13 End of Game,Tied score’において

‘If the score is a tie at the expiration of the fourth period, the result stand and no extra time shall be played.’

つまり,「第4ピリオド終了時に同点ならば引き分けとし、延長は行わない。」と記してあります。




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