県大会2日目。原谷男子はTOで参加だった。
同じ地区から出場の男子はすべて初戦を抜けて各ブロックの準決へ臨んだ。その中で、新明はブロック優勝を果たした。延長を制しての良い試合だった。
今日行われた試合のすべては子ども達の気持がそのまま表現された素晴らしいもので、僕らもこんな試合をしてみたいと感じた。
しかし、1日3試合のT・Oはキツい。これまで、これほど緊張して集中した姿はめったに見たことがない。「T・O」ということで言えば、ほぼ完璧だったと思う。だから、どれほどの刺激を心に残せたか心配だ。ただ、T・Oとして集中の時間を過ごしただけに終わってはいないか、そんな心配が残っている。
皮肉なものだ。これほど頑張ってしっかりと1日を過ごした子どもたちに何かを与えられたかどうかを心配しなければならないとは…。
私には「T・Oの皆さん、皆さんの『縁の下の力持ち』としての…」という閉会時の挨拶での感謝の言葉が少しつらかった。もちろん挨拶の主に他意がないことも理解しているし、また、上げ足をとって言葉を連ねる気持ちも毛頭ない。ただ、彼らは「縁の下の力持ちなどのためにここに来たかったわけじゃない。」そんな気持ちのはずだ。
試合のインタバルの間に、それでも疲れた一人ひとりのアンテナで刺激を受け取っていてくれたなら。さもなくば、自分たちはプレイしたかったと強く思っていてくれたら。そう思う。
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