大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

今日はエスカレーターの日!

2020年03月08日 | 今日は何の日

3月8日はエスカレーターの日です!

エスカレーターは、主として人が建物の各階を移動する目的で設置・利用される階段状の昇降装置です。

1914(大正3)年の今日(3月8日)、大正天皇の即位奉祝と大日本帝国の勢いを示すために東京の上野公園で開催された東京大正博覧会の会場に、日本で初めてエスカレーターが設置され、その試運転が行われました。

「我が国最新の自動階段」というキャッチコピーが付けられたこのエスカレーターは、山上にある博覧会第一会場の正門から第二会場の池之端までを結ぶ長さ240mのもので、上下2本が設置され、秒速1尺(約30cm)で動き、料金は10銭だったそうです。発動機は池之端側が高さ約9m、30馬力で、上野側が高さ6m、25馬力のものが設置され、最大輸送力は毎分80人、昇降合わせて毎分160人とされました。

運転当初は相当の話題となったこのエスカレーターは、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災により焼失・破壊されてしまいました。

<エスカレーターの片側空け>

ところで、日本のエスカレーターは、関東地方をはじめとする多くの地方では左側に立って右側を空けますが、関西では逆に右側に立って左側を空ける傾向があります。
この関西におけるエスカレーターの左側空けの発祥については諸説ありますが、1967(昭和42)年に阪急電鉄が梅田駅を現在の場所に移転した際、高層化で従来よりもエスカレーターが長くなったので、急ぐ人のために左側を空けるよう促す案内を始めたのが最初だといわれています。

しかし、エスカレーターは歩くことを前提に製作しておらず、大変危険で、機器の故障の原因でにもつながるので 最近は全国各地でエスカレーターの利用者に歩行禁止を呼びかけるようになっており、エスカレーターの業界団体である日本エレベーター協会はエスカレーターの使用について、「エスカレーターの安全基準は、ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしています」として、エスカレーターの利用者に歩行禁止を呼びかけています。