きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

ヘファ、ドン

2011年06月18日 | 韓国
ヘファ、ドン (原題:혜화,동)  2011年  
監督:ミン・ヨングン
出演:ユ・ダイン ユ・ヨンソク

フェファ、ドン

23才ヘファの過ぎ去った冬の話

主人公が爪を切るシーンがあるんですよね
彼女はそれを捨てないでフィルムケースににずっと溜め込んでるの
実はそれは監督自身(男性)がやってることなんだって
爪を捨てると自分のからだの一部のその時間が捨てられるような感じがするんだって
「無形の時間を物質化する過程」

ヘファは高校時代ボーイフレンドとの間に子供が出来たけれど
結果、子供もボーイフレンドも自分の元を去ってしまった深い傷がある
動物病院で働きながら一人きり棄て犬を飼い世話をしている
救えなかった命、捨てられた自分を、置き去りにされ棄てられた犬と重ねているみたい

過去は元に戻すことはできないけど
過ぎ去った事として心の整理ができない23才のヘファの話

「혜화,동」ってどういう意味なんでしょうね
そういう地名もあるらしいし、ヘファは彼女の名前だし
英題が「Re-encounter」
過ぎ去った過去とまた向き合い直すって意味?
それとも彼と再会するっていう意味かなぁ

ヒロインのユ・ダインはどことなく長澤まさみ似な健康的なイメージ
辛い過去を引きずってるというより、突然消えてしまった育むはずの命を慈しもうとるす母性を感じる女性、若いのにねぇ

子供を誘拐したことになりそうな状況でも彼女は彼を庇って一人でしょっちゃった
彼は身重の彼女を捨てて消えたことを後悔して
子供は死んでないと信じて探すことで自分の過去を向き合おうとしてるみたい

ユ・ヨンソクは若い頃のジテさんを小さくした感じ
母性をくすぐるタイプの男の子で可愛かった

ラストが物語るものは
う~~ん、やっぱりすべてを許容する彼女の母性を感じちゃいました



高校生だったへファとハンスはお互いに愛する仲だったがへファが妊娠をするとハンスは忽然と姿を消してしまった。5年が経ったある日、彼女の前にハンスが現われる。彼はへファに許しを求め、死んだはずだった自分たちの子供が生きているという消息を伝える。過去の傷が癒えないへファは最初は彼を信じることが出来ないが、子供が養子縁組に出された事実を知り彼女の心は搖れる。


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