きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

二重生活

2017年10月16日 | 日本



『本当の話』ソフィ・カル

作品の中で引用された、ソフィ・カルの『本当の話』はタイトル通り本当の話。
男性をただひたすら尾行して写真を撮り行動を記録し、次に探偵を雇って自分を尾行させる。
尾行し尾行されるという行為が主観と客観の二重の『生』であり、
それを写真や記録で表現する芸術、、なんだそう。

う~~ん、やっぱり哲学的で難しい。

理由なき尾行、、、もしくは哲学的な尾行。

理由もなく目的もなく、他人の人生をのぞき見ることは、ただゆだねていくのみの行為なので、
一種の放浪で、あてもなく彷徨うことで自分を見つめ直すきっかけになるってことなのか。

、、と、私なりのわかり易い言葉で理由をつけてみました(笑)

哲学的に考えると難しいけど、
他人の秘密を覗く行為は単純にきっと誰もが興奮する。
それはしちゃいかんだろっ!って思いながら、ハラハラ見守ってしまいました。

いきなりの麦ちゃんと菅田くんのさりげない濡れ場はリアルすぎてエロかった。
お見事!!(ぱちぱちぱち~~)としか言葉がありませぬ。
さらに長谷川博己さんが大人の色気でいやらしかったですわ。(褒めてます)



教授(リリーさん)の最初の場面が、ラストに繋がりましたね。
あれはどういう意味なんですかね。

私ね、最初の電話を受けてメモを取ったあたりからなんとなか結末はわかっちゃったんですよ。
レンタルで繋がる関係性じゃないかって。

寂しい人生って思うけど、
母親との関係がすごい濃密そうだったから、もしかしてあれは幸せに人生を完結させたってことかもしれないのかな?って思ったり。

こうなってくると、私の人生とかけ離れ過ぎて理屈じゃ語れない。

だからこそ、この映画が面白いっていうことなんじゃないですかね。
面白かったです。



二重生活  2015年
監督:岸善幸
出演:門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキー

大学院に通う25歳の珠(門脇麦)は、19歳のときに遭遇したある出来事をきっかけに長い間絶望のふちをさまよっていたが、最近ようやくその苦悩から解放された。彼女は一緒に住んでいる恋人卓也(菅田将暉)と、なるべくもめ事にならないよう、気を使いながら生活していた。あるとき、珠は恩師の篠原(リリー・フランキー)から修士論文の題材に“哲学的尾行”の実践を持ちかけられる。


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