きゃらめるぽっぷこーん

きっかけは韓国映画、今は興味の赴くままに観ます。mottoは簡潔に。radiotalkでラジオ配信始めました。

藁の楯 わらのたて

2013年05月08日 | 日本
ぐいぐい来ましたよ
ありえない設定だろがなんだろうが
面白いんだもん
観てるあいだずっと心臓がギュッとなってた
正義ってなんだ
権力と金で掌握されたような状況の中でこれいったいどーなっちゃうの?って
警察だって丸ごと権力者に掌握されてるってことでしょ
怖いよね
クズなら殺してもいいのか、殺すべきなのか
復讐したい気持ちはわかるけど、復讐で何が解決するのか
でもどうして許せない気持ちはどうすればいいのか
人間の弱さとかさ
最愛の人を殺された悲しみも伝わってきて
絞るように泣く感じで
終盤結構泣きました

そして大沢たかおが最初から最後まで

最高にカッコよかった!!



なんかね、観終っても気持がざわざわしちゃって落ち着かないんですよね
それだけパワーのある映画だった
三池監督ってアクのある作品が多くて
もともと好きなんですよね相性があうっていうか
力技でグイグイ来る感じ好きです

開始早々、パトカーがじゃんじゃん潰されて
トラックが火を噴いてひっくり返って
そういう時って本当にあんぐりと口が開くんだなって思った(笑)

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エンドロールに台湾の名前がたくさん出てたので不思議だったんだけど
新幹線の場面は全面台湾で撮影されたんだそうです
陸路の輸送と新幹線の輸送シーンは迫力あったよね
前半はドキドキしっぱなしだった

途中から公の輸送手段をやめ
単独て道を歩きはじめたときは、若干のはてなでしたけどね
都合よく一人目の被害者の父親を登場させたのも
まぁ、蜷川が図ったことということで納得しようと思いますが(笑)

復讐することで何も生まれない
愛する人を理不尽に奪われた銘苅だからこそ
本当は心から復讐したいと願うはずの彼の葛藤だからこそ
彼の判断の正しさが重い
救われます
蜷川役の山崎努と対峙するシーンは迫力があってドキドキした
藤原竜也が演じる清丸はとことんクズでしたな、立派でした

これは観る気があるなら映画館で観ることをお薦めしたい
迫力が違う
ただし、血が苦手な人は注意しましょう
人もじゃんじゃん死んじゃいます





藁の楯 わらのたて  2013年  ☆☆☆☆ 
監督:三池崇史
出演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、藤原竜也

少女が惨殺される事件が起き、殺人事件の懲役を終えたばかりの清丸(藤原竜也)が指名手配される。清丸を殺せば10億円の謝礼を支払うという新聞広告が出され、身の危険を感じた清丸は福岡県警に自ら出頭。清丸の命が狙われるという状況下、警視庁警備部のSP銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)は凶悪犯を移送することになる。

ペタルダンス

2013年05月08日 | 日本
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「はしょったね」
「そうかな はしょったかな、、この前のはなんだったのかな とか思ってさ」
「この前のもあたしのきもちだよ」

川原の高架下のようなところで
宮崎あおいと風間俊介がこんな会話をして始まる

「はしょったね」がなんなのか
ずっと気になってたけど
、、うーーん、、想像するしかなさそうです

独特な作品でした
セリフがあまりにも独特で
そうだろうと思ったけど
台本としてあるセリフでなくて
シュチュエーションだけが決まっていて
あとは役の気持ちになってその場で出てくるセリフを話しているそうです

だから会話がものすごーーく普通
っていうか
あまり意味のない会話の繰り返しが多い
日常生活の会話って、、実はこんな感じなのかな?
(映画の中のセリフって日常じゃなかったのか、、とはたと思う、笑)

ストーリもほとんど展開しない
自殺未遂をした友達に会いに行く話
会って何をするでもなく、ただ会いに行く

4人の女性には当然ながら今抱えているなにがしのことがあって
それが垣間見える
それだけ、、、

そういう手法をとる監督さんみたいですね

ものすごく静かな映画で、私は決して嫌いではないけど
途中、前の方から男性のいびきが聞こえてきて困った

ペタルとは花びらという意味
花びらのダンス
確かに揺ら揺らと花びらが風に吹かれて舞っているような作品だった
4人の女性がそれぞれの花びらの存在感を見せてて
それを観てるだけでもいいなぁと感じました
でも、、正直、、正直もうちょっと何か起きてほしいって思いましたけどね、、、

☆渋谷シネクイントで鑑賞☆



ペタルダンス  2013年
監督:石川寛
出演:宮崎あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵

大学からの友人である、ジンコ(宮崎あおい)と素子(安藤サクラ)。ある日、同じく大学時代の友人で、一人だけ地元で暮らしているミキ(吹石一恵)の妙なうわさを耳にする。それは、彼女が自分から海に飛び込んでおぼれたものの、助かったというものだった。ジンコたちは休みを合わせ、うわさの真相とミキの様子を確かめようと、彼女のいる町へと向かうことにする。ジンコが勤め先の図書館で出会った原木(忽那汐里)も運転手として加わり、三人は一泊二日のスケジュールで車で旅をする。