++おさんぽ日和+++

美味しいモノと、楽しいコト、暑い国でちょっとずつ。。

チャプチェ

2006-05-01 | うちごはん
チャプチェです。
韓国風春雨炒め。
ほんのり甘くて辛い。
韓国料理大好きです。

ジャカルタには韓国料理レストランがたくさんあります。
特にジャランスノパティ近辺。
あの辺りを車で通ると、ハングル文字の看板があちこちに。
ジャカルタには、日本人より韓国人の方が多いそうですヨ。

ヘルシーすいとん♪

2006-05-01 | うちごはん
予告どおり、今朝から大規模なデモ。
7万人の人出だそうです。
朝起きたら既に渋滞が始まってたみたいで、クラクションや警官の笛の音で
ザワザワしたかんじ。
10時半の時点で、目抜き通りのスディルマンとタムリンが通行止め。
近づかないように、と会社から連絡がきました。

なので、今日はおとなしく家にいることに。

今夕立で雷も鳴ってるけど、どうしてるんだろ?デモの人たち。

お昼は、豚汁の残りがあったので「すいとん」にしました。
すいとんっていうと、戦時中の粗食、というイメージかもしれませんが
野菜が一度に沢山取れて、すごくヘルシー。
体が温まって美味しいし、手軽に作れる。

テンプラ粉を水で練って、スープの中に落としていくだけ。
なるべくうすーく作る方が、トロっと溶けた具合がです。

子供の頃は、祖母がお鍋いっぱい作ってくれたのを
弟と食べましたっけ。

具は何を入れてもいいですが、サトイモ、サツマイモがあると
今日はサトイモとカボチャ入り。
甘くておいし~

時間が沢山あるので、お菓子でもつくろっかな、と
思ったのですが、隣の部屋がリノベーション中らしく
ペンキの匂いが廊下をつたってうちのキッチンに充満

お菓子は諦めて、切り抜きの整理をすることにしました。
何でもかんでも切り抜くのが好きなので、
実家に居た時は「火事が起きたらあの子の部屋から燃える」
と恐れられてた程、紙だらけの部屋でした。

引越の時ゴソっと未仕分けの切り抜きが出てきたので、
インテリア、旅行情報、美容情報etcと分野別にファイルを整理。
お料理のレシピもドンドン溜まってしまうので、
魚、肉、パスタetcのファイルを整理し直してます。

私のお気に入りのファイルは、キレイな絵や広告、イラスト、刺繍のこまか~いドレスや着物のページを集めたもの。
絵を描くときの題材にしたり、いくつかコラージュして額を作ったり、
カレンダーを飾ったり、事務的なノートの表紙に貼って装丁(?)したり。
シャネルなどの外国ブランドの広告は、デザインや色彩がキレイだし、モデルさんも美しい。
そんな風にビリビリ切り抜いてると、溜まっていくのですよ~
紙の山が!!
趣味の一つかも。。

切り抜きに混じって、大学の時書いた履歴書や芝居のチケット、色んな受験票なんかも出てきて読み返すとたのし~

大学受験の小論文対策用に集めていた新聞の切り抜きや、学校のプリントの裏に書かれた友達からの手紙も出てきた。

タイムカプセルみたい!

NHKスペシャル「ふたりの命」

2006-05-01 | レビュー
時々、子供の移植手術募金のニュースを目にします。
「アメリカでの手術のために、1億円集めています」と聞いて、
どうして日本じゃできないんだろう、どうしてそんなにお金がかかるの??
と疑問に感じてました。

その移植手術について、NHKスペシャルで特集されました。

番組冒頭に、結婚8年目で子供を授かった日本人の夫婦と赤ちゃんが出てきます。
29歳のママと、35歳のパパ。
とても優しそうな二人。

生後11ヶ月のあやかちゃんは、生まれつき腸にトラブルを抱え、
自力で消化する事が出来ません。
医師に
「今年いっぱいの命でしょう」
と余命1ヶ月、と宣告されています。

残る一縷の希望は、移植手術のみ。
しかも多内臓移植といって、複数の内臓を取り替える必要がありました。

でも、日本では子供の内臓提供・移植は認められていません。

そこで、あやかちゃんのパパとママは
アメリカ、マイアミでの手術を決意。
資金1億円を募金によって集め始めます。

一方・・
アメリカ・ジョージア州に住む、内臓移植を必要とする赤ちゃんが出てきます。
1歳3ヶ月のセーシャちゃん。

セーシャちゃんは、家庭の事情でおばあさんに育てられています。

セーシャちゃんのおばあさんも又、小児移植で最高の技術を誇る
ジャクソン記念病院での移植に望みを託すことを決めます。

驚いたのは、
おばあさんが低所得者用補助を行政から受けている人であるため、
セーシャちゃんの移植費用は全額補助されるということ。
ジョージアからマイアミまでのヘリコプターは、
ボランティアのパイロットによって操縦されるということ。

アメリカでは、こうした移植に必要なものは無料で提供されるそうです。

日本から渡米して手術を受けるためには、
滞在費等合わせて1億円かかるというのに

ドナーの臓器を、誰に移植するのかを決定するのは、
臓器配分の決定機関、UNOS
(United Network for Organ Sharing /全米臓器配分機関)
というところです。(写真)

ここでは、公平性を保つために
人間ではなく、コンピューターが患者のカルテを検索し、
臓器を割り当てていく仕組みです。

人種や性別による差別を排除するためです。

アメリカが20年の月日を費やして作り上げてきた
移植システム。
その過程では、何度も
「favoritism」=不公平
のスキャンダルが起きました。

大金を医師に積んだ中東のお金持ちが
カルテを改ざんさせて、順番を飛び越えて移植手術を受けたり、、

不公平との戦い、と
関係者が語っていました。

番組取材当時、400人の赤ちゃんがwaiting状態。
皆一刻の猶予もならない赤ちゃんばかり。

その子たちの誰を先に移植させるか、、
ここに人間の感情が入ったら、
とうてい公平な割り当ては出来るはずありません。

さて。
日本からはるばるやってきたあやかちゃん。
ついに移植手術を受ける日がきました!

あやかちゃんが大手術に耐えられるのか、
ママは心配であやかちゃんのベッドに顔をうずめます。。
どうか助かって!!

ママとパパの祈りが聞き届けられ、
あやかちゃんの手術は成功。
12時間に及ぶ手術は、
6回体中の血が入れ替わるほどの大きなもの。
移植した臓器はなんと5つ。

あやかちゃんは肝硬変になっていたそうです。
取り出された肝臓を見て、
ママは「こんなになって、よくあやかは生きていたね」と。
何度も「うん、うん」と頷くパパ。


セーシャちゃんも、高熱を出して危険な状態の中
移植手術を受けて成功します。

あんな小さい子が大手術に耐えたなんて・・
生きようとするパワーが強かったのでしょう。

あやかちゃんはミルクをよぉく飲んでましたし、セーシャちゃんはみるみる体重が増えて、どちらも経過良好

でも、二人とも感染症を防ぐため
強い薬を飲み続けなくてはなりません。
移植が成功した、といえるのは
3年後だそうです。

あやかちゃん一家は、しばらく通院のため
病院の近くのアパートで暮らすそうです。

生まれてから一度も病院を出たことのないあやかちゃんの、
新しい生活!

私はこの番組を、ちょうど夕食時に見てたのですが、
左手に持ってたお茶碗に涙が流れて
ご飯がお粥になるほど泣けましたー。

あやかちゃんの両親、セーシャちゃんのおばあさんの真剣なまなざし、赤ちゃん二人の命の強さ・・。

移植を受けた子供が元気に遊ぶ姿や、
移植を受けた人のスポーツ大会で、かつて病床にあったとは思えないほど
パワフルに動き回る彼らの姿を見ると、
移植って倫理的に色々な問題が指摘されてるけど、
とにかく命ってスゴイ、生きてるってスゴイんだ!!
と純粋に感動するのです。

セーシャちゃんのおばあさんの言葉。
「愛する子供の死という辛い事態の中で、臓器を提供してくれた尊い犠牲の上に、セーシャの命がある」

ほんとにそう思います。
自分の子供が亡くなった時に、「他の子供が助かれば」
と臓器提供する親御さんの気持ちは計り知れません。

最後に、臓器提供者(=遺族。子供のママ)と移植を受けた人の対面シーンが映りました。
しっかりと抱き合う二人。
そこには言葉はありません。

ありがとうという気持ち。
この人のお陰で自分が生きているという実感。
自分の子供の臓器で、一人の人間が助かったんだという、きっと子供を尊敬するような気持ち。
自分のお腹の中で育った臓器が、他の人の体で動き、輝き続けてるという驚き。

亡くなった子供に再会したような気持ちもあったかもしれません。

感動だ~~~
かくして対面シーンを見ながら、私のご飯はホントにお粥になったのでした。。