VS～禁断の対決企画～

お盆休みも終了～
このブログも本格復帰といきたいと思います。


さてさて。
ようやく見ましたよ～
ドラバラ鈴井の巣DVD第6弾「VS～禁断の対決企画～」

インプレスさんでね、最初の1話（企画発表）を見てかなり期待して
いた今回の作品。
その期待を裏切らない面白さで大満足でした！！いやぁ面白かった！
作品全体に流れてる手作り感・B級感が好きですねぇ。
この作品、ドラバラの中でもかなり好きな作品です。
見ごたえ十分でした。


鈴井組・大泉組・安田組に分かれて「男女のラブストーリー」を
テーマに短編ドラマで競った今回の作品。
全てを見終わった私の順位は、以下のようになりました。

1位：鈴井組「Have a nice day」

2位：安田組「アッキー my Love」

3位：大泉組「さよなら朝日荘」

…子トラだから、じゃないですよ
それを抜いても私は鈴井組の作品が一番好きでしたねぇ～。

以下、それぞれの感想を少し。


まず、鈴井組「Have a nice day」。

課題のキーワード（ナイフ・缶コーヒー・指輪）から何となく想像
ついたのですが、サスペンスな作品。
まずここからして、私のツボに入りましたねぇ～。
「狂気」「倒錯した愛」、こんなサスペンス的なお話好きです
鈴井さんの映画でも「river」が一番好きなワタクシですので。
テーマを考えると、3つの作品の中では一番ストーリーの完成度
が高かったかなぁと思いますね。

主演の藤尾くん、よかったです
演技がとても自然で、その自然さが「最初いい人に見えたのが
だんだん狂った本性を現していく」姿をよりリアルにしてて、見ていて
怖かったです…。
ウィッキーランド行きのバスのシーンなんて、もう…。
その異常さに気づきながらも、バスの運転手さん（森崎さん）は淡々
と自分の仕事をこなす…ひゃ～。

で、「あずさ」ですよ。
皆さんの評価では引いただの気持ち悪いだのという意見が多かった
ですが。
私はですね…最初だけでしたね、驚いたのは。
2回目以降は、そんなに気にならなかったです…子トラの盲目か（苦笑）？
むしろね、あずさと純一の出会いのシーンでウィッキーランドに
行く約束をした時のあずさの笑顔なんて、かわいいと
思っちゃったくらいです。
こういう女性、いそう。それくらいリアル。
だから客演を呼ばないのであれば、あずさは鈴井さんで正解だった
と思いますよ。

問題のあのシーン（笑）は…引いたというよりは、最初は
恥ずかしくて見られなかったです。
でももう何ともないなぁ…というより笑っちゃうあたり、私は
麻痺してるんだろか？
普通の人は確かに引きますね、アレは（笑）。
それよりも、「コトが終わった後であずさがシャワーから出てくると
服がきっちりたたんであった」という方が引きました…。
いやですぅ、こういう男性…。

このメイキングも私は笑って見れましたね。
鈴井さんの藤尾くんへのキス指南…いやぁん、思わず
ドキドキしてしまいましたよ
そして、鈴井さんは名女優だ（笑）
合コンといい、下ネタ大暴走の鈴井さん…独壇場でしたね。

あずさだのベッドシーンだの物議はいろいろあったけど、
でもそれよりも私は話の展開や演出に引き込まれました。
過去と現在の時間軸の交錯が面白かったです。しかも、普通は
現在がカラーなところが、これは過去がカラー。
映画的な手法だなぁと思いました。さすが、監督！
大量の携帯メールが早回しで受信されたり、あずさが自分の
ビデオを見てしまって帰った後、純一が部屋の四隅にあった盗撮用
のカメラをひとつずつ切っていくところなんて怖さ満点で、
森崎さんと鈴井さんの2大演出家のたまものでしょうかね。

森崎さん、たくさんの役頑張りましたね。
最後の、出てくる人全部森崎さんっていうのには笑いました。
ウィッキーマウスも鈴井さんの妨害（？）に耐えながら頑張り
ました。
陽子は…見れば見るほどピーターさんに見えてくるのは
私だけ（笑）？

難点を挙げるなら…その森崎さんかな。
きっと使いどころが難しかったのでしょうね。だから「9役は
出過ぎ」という評価にもつながるのかなと思うのですが…
あずさか純一にもっと絡んでくる役があればもっとよかった
かなぁ、と。
あと30分という時間制限があるから仕方ないのかもなんですが、
最後のシーン、もう一声ほしかったなぁ～。

でもこの作品、一番好きです


続いて、安田組「アッキー my Love」。

これはもう、小橋さんの頑張りに拍手です！！
中央のドラマで描かれるOLなんかよりもよっぽど私たちに近い
等身大でリアルなOLを熱演しておりました。
だからこそ、すっと感情移入しやすくて…ラーメン屋さんのシーン
なんて、思わず涙ぐんでしまいましたよ。
それにしても小橋さん、かなり悲しい恋愛体験をしてきてるん
ですね…

その小橋さんと、今回はフツーのサラリーマン（笑）の安田さん
が同じ喫茶店でお互いの恋人と別れるシーン。
まるで小橋さんと安田さんが別れ話をしているようなカット割は
面白かったですねぇ。驚きました。
そして小さい河野くん、可愛かった～。
ほしいなぁと思いましたよ。
ラーメン屋さんでの「迷惑でしょうが、もう少し応援させて下さい」
という台詞、思わずほろってきてしまいました。

ファンタジーあふれる、でも切ない物語。
女性票が高かったのもわかる、いい作品でした。
安田さんの別の才能を見させていただきましたね～。
惜しいのは…何と言っても時間の足りなさ感が出てたかなぁ、と。
河野くんの存在をもう少し掘り下げて欲しかったし、あの素晴しい
カット割で、もしかしたら安田さんと小橋さんが出会うのかな？
なんて期待してしまった分、物足りなさもありました。（勝手な
想像なんだけどね）ちょっとあっさりだったかなぁ…と。
あと30分もあれば、もっといい作品になったかなと思います。


最後に、大泉組「さよなら朝日荘」。

これは、とにかく映像がノスタルジックでどこか懐かしい雰囲気が
バッチリ出てましたね。スタッフの方はとても苦労したことと思います。
そして客演も含めて、キャスティングがいいです。
シゲさんの「織田先輩」、ウザいけど憎めないキャラがいいですね。
私の勝手なイメージではもっとクールな方かと思っていたので、こういう
役がぴったりなのは新鮮なオドロキでした。
「パンいち」音尾くん、かわいかった
せっかく安田さんから離れたのに、結局「マッスル」を引きずり
ましたね。「サラダ油まみれ」のシーンにはもう
爆笑でした。

そして、客演の鈴井さんと安田さんも爆笑でした。
洋さんはその人の魅力を引き出すのが上手な方なんですね。
キャスターの鈴井さんもいそうだし（笑）、「安田先輩」には
とにかく爆笑でした！あれは…主要キャストも食う破壊力だ

最後の腕時計のエピソードは、洋さんが好きそうな感じですね（笑）。
でもこれも青春の1ページの要素バッチリで、このドラマに合って
ますね。
惜しいのは…前2作品がいろんな意味で強烈だっただけに、
良くも悪くも無難で印象が薄かったかなぁ…と。
キャラはそれぞれ強烈だけに、惜しいです。
そして視聴者の方もどなたか言ってましたが、テーマを考えると
ラブストーリーというには内容がちょっと浅いかなぁ。
腕時計のエピソードをもっと盛り込むなりしたら、もっと
よかったかもしれませんね。

でもこのメイキングは一番好きです。
シゲさんの「グンいち」なんてお腹がよじれるほど笑わせて
いただきました～。


3作品とも、違った個性があふれるいい作品でした。
…いま改めて、どれがいちばんいいか投票したら順位って
どうなるんだろう？
ちょっと気になったりしました。


最後に、ビリになった鈴井組の罰ゲーム「バンジージャンプ」。
…あのつり橋は怖いってぇ～。
まだ藤尾くんと森崎さんの「横バンジー」「縦バンジー」の方が
まだマシですって
（あの縦バンジーは下手にカゴが合ったから余計動きが複雑
だったような…体ひとつで飛んだほうがいいような）

普通の人だって怖いあのバンジーを、「高所恐怖症で
水が怖い（泳げない）」鈴井さんが飛ぶ。
何度も気合を入れるけど、いざとなると足がすくむ。
皆さんは大爆笑だったけど、私は笑えなかったよ…。

スタッフもそんな鈴井さんを考慮して、最大3日間スケジュールを
押さえてたけど、見事に飛びましたね。
家族のために、番組のために覚悟を決めた鈴井さん。

カッコよかった、男前だったよ、鈴井さん！！
惚れ直してしまいました
（結局子トラ的発言で終了…）