16日(水)のチバテレビ・水曜どうでしょうClassicは、
「試験に出る石川県・富山県」第3夜でございました~
今回は前枠からワンポイントコーナー
季節風(きせつふう)
・夏は南東から、冬は北西からそれぞれ季節によって風向きの変わる風。
今回は鈴井先生の理科の授業から始まります
2000年2月5日(土)午後9時40分、富山県魚津市。
ホテルの一室に集まるどうゼミ一同。
これから鈴井先生の理科の授業が始まります
現在いる富山県魚津で有名なものと言えば、蜃気楼。
<試験に出るポイント 蜃気楼(しんきろう)>
・4月から6月にかけて魚津市では幻想的な蜃気楼が出現することで有名。
・魚津の他にも、琵琶湖やオホーツク海沿岸でも見られる。
ここで鈴井先生、安田さんのノートを見て突っ込みます。
鈴井「あの、蜃気楼の"しん"は"深い"じゃないから」
…安田さんのノートには深気郎と書かれてました
だ、誰だい…?
気を取り直して、鈴井先生の講義開始。
先生によれば、蜃気楼とは温かい空気層と冷たい空気層
による光の屈折によっておこる現象、なのだとか。
本来、光は直進するもの。
その光が屈折することで起こる現象が、蜃気楼。
蜃気楼のポイントは光。
光がなければモノは見えない。そもそも、「モノが見える」
と言うのはその"モノ"に反射した光がまっすぐ我々の
目に届くことで位置関係や色を認識することである。
蜃気楼は、その光が何らかの原因で屈折することにより
起こる現象。
光は密度の高い方向へ行く特性がある。
そして空気層は冷たい方が密度が高い。
ということは、必然的に光は冷たい方へ曲がることになる。
例えば…海岸にいるA君に、水平線の向こう側にいる船は全く
見えない。
これは、船に反射した光がA君にはまったく届かない
からである。
(地球は丸いので、水平線の向こうにいる船から反射した光
はA君には届かず上空に向かうため)
通常、大気は上へいくほど冷たい。
しかし富山湾では4月から6月にかけて、立山から冷たい
雪解け水が流れだし、空気を冷やす。
同時に暑い乾いた季節風が吹き下ろせば、ここに温度差
の激しい逆転層が出来上がる。
すると、見えないはずの船から反射した光が、冷たい海面
付近の空気層に引き寄せられ屈折し、A君のもとに
届くことになる。
しかし、A君の目は光が直進しているものと認識して
しまうため、あたかも船が上空に浮かんでいるかのように見える。
これが蜃気楼なのである。
説明を聞いても難しかったらしく考え込む安田さん。
鈴井先生はそんな生徒にもう一度説明を開始。
10分経過…段々熱を帯びてくる鈴井先生
30分経過…まだ理解できない生徒に、鈴井先生怒る
校長も「バカにしてるのか?」ともめだし、ついに鈴井先生は
4の字(固め)でわからせるという手段に
これで鈴井先生の講義はおしまい(笑)。
悶絶する安田さんですが…理解できたのかしら??
あれから6時間後…
ホテルの部屋の前でひそひそ話の校長。
洋「ちょっと遅くなっちゃったけど…遅くなっちゃったって
言うか早くなっちゃたって言うか。朝5時だけども」
なんと、これから集中講義を開催するという校長、さっそく安田さん
の部屋に侵入します。
総まとめ 集中講義
ぐっすり睡眠中の安田さん
しかし校長は構わずベッド横の席に座り、集中講義開始。
びくーっ!!と起きた安田さんの反応が絶妙でした
<総まとめ 輪島の漆器>
☆輪島の漆器 沈金、蒔絵(装飾技法)
輪島(ボクシングの?)の師匠が言っていたという語呂はこちら。
輪島は、沈金(ちきん=きちんと?)と漆器(しつき=しつけ?)
たけど 蒔絵(負きえ=負け)た
く、苦しい…(笑)
<総まとめ 季節風>
☆夏には南東、冬には北西から吹く風
「函館の方かなんかがおっしゃってたんでしょうね」という、
語呂はこうなりました。
夏ってのはなんと(南東)もへくせぇ(北西)なぁ。んだ。(winter=冬)
「へくさい」は函館弁で「カッコ悪い」という意味。
「んだ」がwinterとは…やられました
以上、本日の集中講義はおしまい
電気を消して退散する校長。時刻は午前5時半でした
日曜日午前8時30分、富山県魚津市。
安田さんのアップから始まった(笑)この日の授業は、
富山の農業と集落についてでございます。
これから砺波(となみ)平野というところに向かうのですが、
ここは地理の試験によく出るそうなので要チェックです
砺波平野に向かう途中通った広い平野。
そこは富山平野で、ここでも覚えておくべきポイントが。
<試験に出るポイント 水田単作地帯>
・積雪のため、冬に裏作が出来ず夏に稲作だけを行う地域のこと。
代表例にここ富山平野や越後平野などがある。
また、雪にそなえ早めに収穫が可能な早稲(わせ)の品種を
植えている。
続いて目的地・砺波平野に到着した一行。
田んぼの真ん中に立っておりますが、後ろを振り返ってみると
1軒1軒の家が独立して建っている様子がわかります。
ここも試験に出るポイントです!
<試験に出るポイント 散村>
・家屋が一戸ずつ分散している村落の形態のこと。
代表例に砺波平野などがある。
とここで、校長があることに気づきます。
よく見ると、家一軒一軒が木を植えています。
藤村さんの解説によるとこれは目隠しではなく防風林と呼ばれる
もので、強い季節風から耕地や家屋を保護するために
作られた人工林なのです。
さらに藤村さんから「富山と言えば…」と説明が始まったのが、
チューリップ。
<試験に出るポイント チューリップ>
・ここ砺波平野はチューリップの一大産地。
しかし雪の多いこの地方でなぜチューリップなのか?
普通チューリップの球根は浅植えの方が成育が良いのですが、
浅植えだと冬場に球根が凍結する恐れがあります。
しかし雪が降り積もると保温の役割を果たし、球根が保護されるのです。
積雪を逆手に取った特殊な例として、砺波平野のチューリップは
よく試験に出ます。
まだまだ授業は続きます。続きは次記事で
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