ただいま帰ってまいりました~
お久しぶりでございます
こんなにブログを空けたのは初めてかもしれないなぁ…
実は。
夫の祖母が亡くなりまして、昨日まで栃木の夫の実家に
戻っておりました。
入所していた介護施設で先日大腿骨を骨折して入院しましてね。
骨折の手術自体は無事成功したのですが、入院中に肺炎を
患ってからあっという間に体調が悪化してしまい、
ついに力尽きてしまいました。
大正・昭和・平成と3時代を力強く、90歳まで生きたおばあちゃん。
帰省するといつも笑顔で迎えてくれて可愛がってくれました。
息子(おばあちゃんにとってはひ孫)の誕生も喜んでくれて、
帰るたびに大きくなったねー、と笑顔で手を取ってくれてた
姿が思い出されます。
私にとっておばあちゃんは、いつも凛としたイメージ。
高学歴で当時からしたらハイカラだったおばあちゃんは
歳を重ねてからもいつも背筋をピンと伸ばして颯爽と
歩いていたような気がします。
お葬式だ何だでずっとバタバタしていたんだけど、
落ち着いた後でおばあちゃん家(夫の実家とは庭続きの
お隣)に行って、ベッドなんかも片付けられてがらんと
なった部屋に入ったら。
もう帰ってこないんだなー…と無性に寂しくなりました。
半年ほど前から介護施設に入っていたので今までもある意味
無人ではあったけれど、「主がもういない」というとまた別
なんですよね。
大学に入るまで一緒に暮らしていた夫は、小さい頃の
思い出が次々と蘇ってきて泣けた…って言ってたっけ。
これまで献身的に介護してきた義父母にとっては、
少し落ち着いたこれからが、寂しさや喪失感との闘い
なのかもしれません。
生と死、両親のこれから、子供のこと、家族……。
色々と考えさせられる5日間でした。
それでも、前を向いていかなければ。
残された私たちに出来ることは、日々を一生懸命生きること。
いつ何があっても、出来る限りの悔いを残さないために。
ところで。
3歳の息子にとっては、「人の死」も「お葬式」も初体験。
死を説明してもまだ理解できない歳ではあるけれど、でも
何をするのかはきちんと言っておこう、と出来るだけ
わかるような言葉で説明しました。
「おばあちゃんはね、遠い遠いところへ行くことになったの。
だからおばあちゃんにさよならしようね」
不思議と、こういう言葉で言うと余計に悲しくなるもの
なんだなぁ…と、子供を持って初めて気付きました。
ほっとくと騒ぎかねない3歳児。
葬儀の雰囲気を壊さないかが一番心配でしたが・・・
ただならぬ雰囲気を本人なりに察したのか、騒ぐこともなく
静かにしていてくれて、無事におばあちゃんとのお別れも
出来ました。
棺に眠るおばあちゃんを見て、息子が言いました。
「おばあちゃん、かわいそうだね」
死とは何か、はまだ分からないけど、本人なりに
何か思うところがあったのでしょう。
死は生きている限り、向き合わなければならないこと。
今は分からなくても…息子の心に何かが残ることを
願っています。