9月29日(金)のCSテレ朝チャンネル・ドラバラ鈴井の巣は、
「マッスルボディは傷つかない」第13夜でございました。
平成の怪物・安田さんが手がけた第2回作品・「マッスルボディは
傷つかない」。
ボディビルを題材にとった世にも珍しいこのドラマは、真の
ボディビルダーを目指した主役の安原(安田)と仲音(音尾)が
大会に出場するその直前で終焉を迎えました。
が、しかし。
実はドラマ終了後、この続きは現実世界で進行していたのでした。
なんと、主役の安田さんと音尾さんが実際にホントのボディビル
大会に出場してしまったのです
実話を基にしたドラマ、というのはよくある話ですが、今回のように
ドラマが基となって現実を生み出してしまうという前代未聞の
企画となりました。
今回は、この2人が挑んだあまりにも無謀でバカバカしい(笑)
爆笑の記録を大特集でお送りします。
題して、
マッスルブラザーズin北海道ボディビル選手権大会
SPECIAL
黒光ってたぜ、夏。2002
~最後のポーズは黄色いパンツで~
でございます。
クランク・アップと同時にジム通いもぱったりと途絶え、
ボディビルから遠ざかってしまっていた2人。
一時期は目を見張るほどにつきはじめた筋肉もすっかり
元通りとなってしまいました。
しかし、大会参加が決定した直後から再びジム通いを始め
ました。
もちろん1週間や10日で大きく変わるはずもなく、焼け石に
水だとは知りながらも、「参加する以上はせめてもの
誠意を・・・」という2人のたっての希望でした。
さらに、「筋肉は小さくても、少しでもボディビルダー
らしくありたい」と願った2人は、同時に日焼けサロンにも
通い始めました。
「真っ黒になりたいんです。オイ、黒人かよって言うくらい」
・・・と言うことで日サロを初体験した2人。
ボディビルダーへの道が再びスタートを切ったのでした。
ここで確認事項。
この企画の裏には、「ナックス5人目の男・音尾琢真の
大ブレイク!!」というコンセプトが隠されています。
「真っ黒になればブレイク出来るんですか?」と安田さんに聞く
音尾さん。
今のところまったくブレイクの兆候はないようです。
それでも2人はこの後1週間、ジムと日サロに通いつめました。
果たして大会当日、どんな格好で迎えることになるのでしょうか
大会当日。
車から出てきた2人・・・見事に真っ黒です。
これがマッスルブラザーズ「究極の完成形」のようです。
ここで、2人の恩人・加藤充さんが登場。
この加藤さんは初めて2人がアイアンジムを訪れた際にボディビルの
基礎を教えてくれた大先輩。
さらにその後も鈴井さんの合成マッチョ写真(の体部分)を担当
したり、テレビ内番組「スズコン・ワールド」に出演したり、
エンディングの「ハッスルマッスル・ブギ」を一緒に踊ってくれたり
と惜しみない協力をよせてくれたこの企画の大恩人です。
ちなみに加藤さんは2001年の大会では3位、そして今回の2002年は
優勝を狙っているそうです。
ドラバラ班に筋肉を見せる加藤さん・・・そりゃもう、キレまくりで
ございます。
控え室へ入った2人。パンフレットを見ると・・・確かに名前が載って
おりました。
それを見て改めて気合が入る2人。
そんな感じでやる気だけは満々なんですが・・・ところが控え室に
次々に選手が入り始めると、「明らかに、自分達だけ周りの
人と体が違う・・・」という現実を目の当たりに。
恥ずかしさからか、すっかり居心地が悪くなってしまいました・・・。
というわけで、廊下が2人の控え室に(笑)。
一方、その頃。
鈴井さん・大泉さん・佐藤さん・片山さん(ヒロインの方)・
オクラホマの2人という応援団も会場に到着。
皆さんパンフにかかれている2人の名前を見て驚いております。
2人の勤務先の欄にはしっかりと「クリエイティブオフィスCUE」の
文字が・・・いつからこんな部門が?と鈴井社長に突っ込む大泉さん(笑)。
そして、ボディビル歴には0.5という数字が・・・半年ってことね
他の選手たちは最低でも2年なのに・・・半年で出ちゃいました・・・
予選開始30分前。
応援団、2人を激励に楽屋を訪れます。
その楽屋は思った以上にピリピリムード。
安田さんと音尾さん、気を使ってみんなを楽屋から離れたところに
連れて行きます。
その応援団、あまりにも黒い2人を見て爆笑です。
ここで、ボディビル大会の流れの説明が。
大会は大きく2つに分かれていて、まずは午前の部として行われる
プレジャッジがあります。
実はここが、選手達にとって決勝の場と言っても過言ではないそう。
審査員に向けて規定ポージングを披露。これがそのまま得点
となり順位がほぼ決まってしまうのだとか。
この時は審査の邪魔にならないように、観客は声援を慎まなければ
なりません。
続いて、午後の部が本大会の予選&決勝となります。
採点はすでに済んでいるため、今度は思う存分観客へのアピール
を行うことになります。
1人ずつ登場し、得意なポーズを中心に1分間のフリーポーズ
を決めるという、ボディビルの真骨頂ともいうべきエンターテイメント
性の強いステージとなります。
もちろん観客も、ここでは大声援を送り惜しみない拍手で
選手を支えます。
いよいよプレジャッジ開始。
音尾さんが早くも2組目で登場
応援団も固唾を飲んで見守ります。
「ブレイク間違いなし」の甘い言葉に乗せられて、訳もわからない
まま大会にまで参加してしまった音尾さん。
それでもせっかくの晴れ舞台、何かを吹っ切ったような凛々しい
表情で、次々とボーズを決めていきます。
袖では安田さんが「誘われちゃったがばっかりに・・・ごめんなさい」
と音尾さんを見て謝ってます。
ちなみに音尾さんの隣では、優勝候補の加藤さんがキレまくりの
力強いポージングで観客の目を奪っておりました。
観客席でも大泉さんや佐藤さんが、加藤さんに目を奪われて
感心することしきり。
続いて3組目、いよいよ安田さんの登場です。
「来ちゃいました・・・バカが来ました、バカが・・・」(笑)と
大泉さん。
腹筋が6つに割れていないのは安田さんだけ・・・
それでも力いっぱいポージグを決めていきます。
安田さんも終了し、ひととおり全員がポージングを済ませた
ところで、今度はプレジャッジ補足審査という細かいチェックが
始まりました。
これは順位をしっかり決めるため、実力差の少ない選手同士や
入賞の当落線上にいる選手をピックアップして行う審査です。
主に入賞の可能性がある選手に対して行われるものなので・・・
見るからに上位組ではないと思われる2人はただひたすら後方で
待機するハメに・・・。
当落線上にいる選手にとってはまさに正念場となるため、この
審査にはなんと40分もかかりました。その間、2人はずっと後ろで
立たされ続けたのです・・・。
このまま、彼らの夏が終わってしまう・・・
誰もがそう思った、その時。
奇跡!なんと2人が初めて呼ばれたのです・・・!
どうやらこの2人での最下位審査のようです・・・
プレジャッジ終了後、応援団は再び2人の激励に。
大泉さん、安田さんに向かって「腹筋が割れてないのはお前だけ」
「ダントツの最下位」「お前はただパンツで出ちゃった人」
と散々にこきおろしてしまい、現実に引き戻された安田さんは
すっかり凹んでしまいました・・・。
しかし、次の午後の部は1人1分間のフリーポーズを披露、です。
ボディビルダーが最も光り輝く瞬間です。
ここで芸人魂が騒いだのか、安田さんは・・・
なんと、フリーポーズのリクエストを応援団から受付を
始めました。
すると応援団からは「ホワイトストーンズの本郷」や「キビシー!
(財津一郎)」「シェ―!(おそ松くん)」「宮尾すすむ」
「コマネチ(ビートたけし)」と次々にリクエストが(笑)。
その結果・・・本番直前だというのに、2人の頭はポーズに
盛り込む「ギャグ」で一杯になってしまいました・・・。
果たしてどんなフリーポーズになるのか??
いよいよ本選開始。
ここからはいよいよ客席も一緒になって盛り上がり、大会を
サポートすることに。
番組内でもたびたび紹介してきた、「ナイスポーズ!」
「きれてまーす!」などのかけ声が、ついに会場にこだま
することに・・・。
舞台袖で腹筋をしながら待機中の安田さんにも、そのかけ声が
聞こえてきます。
初めて聞くホンモノの世界に、安田さんもにんまり。
一方、観客席にいる応援団は何せ初参加の素人応援団。
どんな風に応援したらいいのか、皆目検討がつきません。
まずは拍手から入り、見よう見まねで少しずつかけ声を入れる
タイミングをマスターしていきます。
そして音尾さんが登場する前には練習を重ねてコツもつかみ、
準備も万端。
いよいよ音尾さんの登場、大ブレイクの総仕上げへ・・・!
ミケランジェロの「ダビデ像」、「誰が一番だい?(ハッスル
マッスルブギの振り付けのポーズ)」「コマネチ」「シェー!」
「キビシー!」と次々にポーズを決めていきます。
大応援団からも「離れてまーす!」と大きな声援が。
「離れてまーす」って・・・。
音尾さんが終わり、優勝候補の加藤さんに続いていよいよ安田
さんの登場
「本郷のポーズ」に続いて「ペイッ!(アダモちゃん)」「宮尾
すすむ」「コマネチ」「命(ゴルゴ松本)」「誰が一番だい?」
「もみじまんじゅう(B&B)」と次々に披露しました。
こうして安田さんの夏は終わりました・・・
優勝したのは、企画の大恩人である加藤さん
さらに新人賞は同じくアイアンジム所属の先輩でエンディング
でも踊ってもらった田村さんが獲得という、
番組にとってはこれ以上ない喜ばしい結果で大会は幕を
閉じたのでした。
安田さんと音尾さん、実は超名門ジム所属だったんですね・・・
ここで1つ補足。
実はボディビルというのは想像以上に過酷なスポーツ。
オフシーズンに人の2~3倍ものカロリー、タンパク質など
を摂取し、同時にトレーニングを重ねて筋肉をつけながら
ひたすら体を大きくしていきます。
その後、大会2ヶ月前になると減量を開始し、過酷な食事制限
と減量で余分な脂肪をすべてカットしていきます。
(この頃はお米は1粒も食べないのだとか)
更に厳しいトレーニングを重ねて、筋肉ひとつひとつのキレを
増加させていきます。
大会中の体脂肪率は平均10%未満なんだとか。
こうい苦労を重ねて初めて、ボディビルダーのカラダは完成
するのです。
ところが2人は、前日まで好き放題食べていたようです・・・。
終了後、そのことを指摘した応援団。
安田さんは「今日一番しょぼかった」「お前に向かって『デカイ』って
言う俺たちが恥ずかしいよ・・・」とまたもや散々に
言われてしまい、ただただ下を向くしかありませんでした・・・。
筋肉はとっても小さかったけれど・・・
全然ブレイクしなかったけれど・・・
2人の姿はきっといつまでも―
思い出し笑いを与えてくれる。
これにて、「マッスルボディは傷つかない」終了でございます。
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