花とおじさんの ほろ酔い日記

若い頃からのテニスに加えて2007年からランニング。2015年から水泳と筋トレ、2023年からパドルテニスを始めました。

阿久悠さん ありがとう

2007-08-06 17:41:25 | 歌♪

悪友からとったペンネーム 阿久悠さん
去る8月1日の朝、70歳で亡くなられました。

追悼番組で知ったヒット曲の数々には驚きました。
なんと作品は5000曲を越えるそうです。
そのうちのいわゆる「大ヒット曲」として記憶に残る曲は100を超えると思います。

私もヒット曲の歌と歌手は今でもハッキリと覚えていますが、正直言って作詞家が誰であるかはあまり気にしていませんでした。
今、阿久悠さん関連の資料をもとに、私の記憶に残っている曲と好きな曲を制作年代順に列挙してみました。

1970「白い蝶のサンバ」森山加代子
      「笑って許して」和田アキ子
      「ざんげの値打ちもない」北原ミレイ
1971また逢う日まで」尾崎紀世彦★   (★印はレコード大賞)
      「さらば涙と言おう」森田健作
      「ピンポンパン体操」杉並児童合唱団
1972「京都から博多まで」藤圭子
      「どうにもとまらない」山本リンダ
      「せんせい」森昌子
1973「若草の髪飾り」チェリッシュ
      「ジョニーへの伝言」ペドロ&カプリシャス
      「ウルトラマン・タロウ」
      「コーヒーショップで」あべ静江
      「絹の靴下」夏木マリ
      「街の灯り」堺正章
      「わたしの青い鳥」桜田淳子
      「個人授業」フィンガー5
      「みずいろの手紙」あべ静江
      「五番街のマリーへ」ペドロ&カプリシャス
1974「ひまわり娘」伊藤咲子
      「宇宙戦艦ヤマト」ささきいさお

1975「乙女のワルツ」伊藤咲子
      「ロマンス」岩崎宏美
      「時の過ぎゆくままに」沢田研二
      「北の宿から」都はるみ

1976「夏にご用心」桜田淳子
      「嫁に来ないか」新沼謙治
      「青春時代」森田公一とトップギャラン
      「ペッパー警部」ピンク・レディー
      「津軽海峡・冬景色」石川さゆり

1977勝手にしやがれ」沢田研二
      UFO」ピンク・レディー
1978「林檎殺人事件」郷ひろみ、樹木希林
1979「カサブランカ・ダンディー」沢田研二
      「舟歌」八代亜紀
1980雨の慕情」八代亜紀
1981「もしもピアノが弾けたなら」西田敏行
      「鳥の詩」杉田かおる

1985「熱き心に」小林旭
1986
「時代おくれ」河島英五


こうして絞りに絞った代表曲だけでも40曲に上りました。
可愛らしい子供用の歌からアイドル系の歌、清純派の歌、大人の女の歌、そして男の歌と幅広いジャンルに驚きますね!
これらのヒット曲と共に自分の青春時代から今日までの思い出がありありと蘇ってきます。
そして、「ええっ!? この歌も阿久悠さんだったのか!」と驚いてしまいました。

みなさんはどの歌がお好きでしたか? どんな想い出がありますか?

大変失礼ながら、一見強面(こわもて)の彼にこんな繊細で優しい詩がよくも書けるものだとも思います。
これらの曲を一つ一つ思い浮かべると「昭和」が見事に映し出されていると思います。
そして、阿久悠さんが一番訴えたかった「男の真情」も見えてくるような気がするのです。
それは、晩年の作品(おそらく最後の作品集か?)である「青春のたまり場」に集約されていたのではなかろうか?と私は勝手に思っています。

私のブログ記事で、今年1月12日の「団塊世代の友に贈る歌」と2月10日「あさみのうたⅢの全曲が阿久悠さんの作詞でした。
アルバムとしては恐らく最後の作品となったのではないでしょうか。

この中の「青春のたまり場」には、昭和に生き、昭和を愛した男たちの気持ちを代弁するような
阿久悠さん自身のメッセージが込められているような気がしてならないのです。

  純愛がぶつかれば 時に傷つけ
  そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり
  かけがえのない時代 ともに過ごした
  あの店も今月で閉めるそうです

  もう誰も希望など 語らなくなり
  カサカサに乾いた 街は汚れて
  青春のたまり場も 閑古鳥鳴き
  マスターも苦笑い 見せるだけです

  もう一度 あの場所で 逢いませんか
  泣きながら さよならを 言いませんか
        (中 略)
  今はもうそれぞれが人生おくり
  ふり返ることさえも めずらしくなり
  色褪せた想いでと わかっていても
  この手紙どうしてもおとどけします

  もう一度 あの時代(とき)と 逢いませんか
  マスターにありがとう 言いませんか

  もう一度 あの場所で 逢いませんか
  泣きながら さよならを 言いませんか

昭和という「かけがえのない時代」との別れを惜しむ「マスター」が阿久悠さん自身に思えてきます。

すばらしい想い出を残してくださった阿久悠さんに心から「ありがとう」と「さよなら」の言葉を捧げたいと思います。

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コメント (22)    この記事についてブログを書く
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22 コメント

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『忘れもの』 (たれぱんだ)
2007-08-06 20:33:44
こんにちは
たれぱんだと申します。

私は英五さんが唄う阿久悠さんの『忘れもの』が好きです。
その想いをブログに書いています。
http://plaza.rakuten.co.jp/eigosan/
http://eigo-hp.hp.infoseek.co.jp/
返信する
また逢う日まで (rumi)
2007-08-06 21:10:09
兄が大好きで、カラオケで最後のしめに良く歌ってました。
和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」や、
沢田研二の「時の過ぎゆくままに」が好きです。

私は阿久悠世代ではないので、
そのときに聞いたことはないのですが、
でも知ってる歌がたくさんあって、
良い歌はいつまでも残っていくんだなって思いました。
返信する
フィードの鐘を鳴らすのは花おじ ♪   (ホランナビ日記の宿六)
2007-08-07 09:11:50
花おじ (花とおじさん) おはようございます。

何時もの事ながら
「立て板に水を流す」ような記事を読んで感心しています

昨日はパソコンの処理で時間を取りまして訪問が遅くなりました。

宿六もrumiさんと同じく
和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」が好きですね。

だから「フィードの鐘を鳴らすのは花おじ ♪」何て洒落て見たのです。

難しい歌ですが 一度で好いからこの歌を朗々と歌ってみたいと思います。


歌謡曲って歌詞で覚えているのか 
メロディで覚えているのかどっちなんでしょうか。
阿久悠のこの記事を読んで考えてしまいました。

花おじのご高説をお伺いしたいものです
返信する
★たれぱんださんへ★ (花とおじさん)
2007-08-07 16:55:03
コメントありがとうございます!

ようこそ たれぱんださん!
河島英五さん、大好きでした。
無骨な指でピアノの弾き語り、男らしい歌手でしたね。
「酒と泪と男と女」は彼自身の作詞作曲だったでしょう?
ですから「時代おくれ」も英五さんの作詞作曲だと思っていました。
英五さんそのものでしたからね。
このたび阿久悠さんの作詞だった事を知り、驚きました。
英五さんが先に亡くなられましたが、今頃は天国で阿久悠さんと懐かしく酒を酌み交わしておられるのではないでしょうか。
返信する
★rumiさんへ★ (花とおじさん)
2007-08-07 17:04:02
コメントありがとうございます!

「また逢う日まで」も名曲でしたね。
日本人離れした朗々とした歌声の尾崎紀世彦さん。
私が結婚した年のレコード大賞でした。
和田アキ子もまだ初々しい頃でした・・(笑
沢田研二のヒット曲の多数が阿久悠さん作詞だったんですね。
今更ながら驚いています。
名曲はその時代の思い出とともにいつまでも残りますね。
返信する
★宿六さんへ★ (花とおじさん)
2007-08-07 17:22:13
コメントありがとうございます!

>宿六もrumiさんと同じく
和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」が好きですね。

宿六さんもカラオケで熱唱されたのではないでしょうか?
私も若い頃はよく唄っていました。

私は「さらば涙と言おう」当時の森田健作が好きでした。
男らしく爽やかな青春のイメージでした、、
けど今は・・・
「ジョニーへの伝言」高橋真理子は今でも好きです。
「舟歌」八代亜紀、これもしみじみと、良いですね。
雪の中の赤提灯が浮かんできます。
並べていけばきりがないほど、大好きな歌が阿久悠さんの作詞だったんだなーと思いました。

我々の少し先輩の阿久悠さんでしたから、
彼の伝えたかった事がなんとなく判るような気がします。

>歌謡曲って歌詞で覚えているのか 
メロディで覚えているのかどっちなんでしょうか。

この疑問にまったく同感です。
どちらかといえばメロディはしっかりと覚えていますね。
歌詞はうろ覚えの時もありますから。
でも、歌手も含めて、詞と曲との三つが統合されてイメージが膨らみ、感動を与えるのでしょうね。
この歳になると歌手の声(メロディ)と顔は覚えていますが
名前は出てこない事もありますし、まして作曲者や作詞者はだれだっけ??が多いです。
返信する
Unknown (やっさん)
2007-08-07 19:52:05
阿久悠さんと知っていた曲の中ならば、ピンクレディーの曲、特にUFOあたりが印象に残っています。

阿久悠さんと知らなかったのですが、勝手にしやがれは印象に残る曲ですね。
返信する
★やっさんへ★ (花とおじさん)
2007-08-07 20:53:34
コメントありがとうございます!

ピンクレディと阿久悠さんって、
イメージが全然似合わないんですが、、
実はそうだったんですね。
あの頃、「ペッパー警部」や「サウスポー」など
次々とヒットしましたね。
あっ!やっさん、まだ生まれてなかったんだ  

阿久悠さんは高校野球にも深い関わりがあって
映画「瀬戸内少年野球団」の原作者だったそうです。
返信する
メロディ? (rumi)
2007-08-07 23:07:12
私も宿六さんと同じくで、
統計とってみたいぐらいです(^^;.

>歌詞はうろ覚えの時もありますから。

そうなんですよね。だからメロディかなと思うけど、
歌詞がとっても気にいっていて、
ほらこんな歌詞で~これって何の歌だっけ?
って時もありますよね。

和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」は
カラオケで歌いますよ。
声低いほうなので、声高めの男性の歌が歌いやすいのですが、
和田アキ子さんのは上手いかは別として(^^;
音の高さがちょうど歌いやすいのです♪
返信する
悪友さん (hinahina)
2007-08-08 09:52:25
なるほどーーそうかー
さすがペンネームまでもがらしさですね
昭和の天才です。
亡くなられる2日ほど前にNHKで阿久悠さんの
出演されてる番組を見たところでした。

rumiちゃんはピアノの奏者だから
音楽には敏感だもんね
さすがだ!


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