
▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
「モノクロームの華」3発
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
前夜の興奮冷めやらぬまま、朝5時起床。朝風呂ひっかけてホテルの朝食もキャンセルして出かけたのはこちら↓

▲角館の桜
6時台に着いたのに、まだ平日なのに、曇り空なのに、カメラマンがワラワラいて苦笑(まぁ、私もだけど)。枝垂れ桜は終わり気味で、ソメイヨシノは絶好調でした。まぁ、この件はまた別に…。
そして、角館から秋田内陸縦貫線に乗って行ったのがこちら↓

▲八津鎌足のかたくり
曇り空だからいまいちパッと花びらが開いていなかったし、雨に打たれて色が抜けて水玉模様になったりしていた個体も多かったけれど、この密度には圧倒。まぁ、この件もまた別に…。
昨年は花が早くて見られなかったこれらを見られただけでも良しとする。
午後、ホテルに戻ってひと眠りしてから身支度し、現場着は16時過ぎ。なお開場は17時であるw 会場までの時間ちょっと休憩。何しろ、角館&八津鎌足ですでに2万歩超えている。花火開始前にすでにぐったりであるw
時間になって、ゲートオープン! みんな走る。なお、私は早歩き程度ですっかり出遅れるが場所確保。本日はメイン会場である。
早速ババヘラ1号を食すw(←ババヘラ大事、とても大事)
この日は、穏やかに日が暮れて行った。そして気付く。前のパイプいすの観客がガラガラであることに…。
私も実はここの席を持っているのだけど、前だと撮影には向かないから後方の三脚可のエリアに移ってきている。
それにしたって、少ない。まぁ、今日は平日だし、明日の土曜日には埋まるのだろうけれど…。それって、昨日もその前もこの状態だったってことなんだよなぁ…。まぁ、最大数(すなわち明日の数量→しかも売り切れている)でイス席をセットしたという理解で落ち着く。
ということで、打ち上げ開始でございます!

▲オープニング花火(北日本花火興行)
本日のオープニング打ち上げは北日本さん。この日は後半の「日本の花火」も自社担当だけに、さながら北日本デーである。

▲オープニング花火(北日本花火興行)
最近評判の八方咲も来た!
そして、予報通りの風向きであることを確認する。けむけむ予報高し。
そもそもこの土地は向かい風率が高いのだよね…。裏だと音楽に合わせて上がる花火の魅力が減るし…、となかなか渋い顔になる。

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
小幡さんといえば、この和火系統もなかなか好き。
大曲自身が今炭の科学的研究を進めているということもあり、それが数値化されることで、各所の和火系がどのように進化していくのかも、将来展望として楽しみなんだよな。と少し飛躍。

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
「モノクロームの金華」キターーーー! 大きい盆で丸くてバランスよくて、ほんと好き。なお、ちょっと開放し過ぎ感は反省…。

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
この千輪の小割、大きくて雄大!

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
あぁ、いい八方ですわ!

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
そして小幡さんも大玉をきっちり見せる戦略!三重芯!
個人的に、これがデスクトップを飾っていた期間が長かったりする。

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
も一つ三重芯!! 丸いは正義なんだよな~。

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
さらに三重芯!

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
足元のけむけむ具合が…

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
たまむらチックなフィナーレ(個人的に小幡さんの現場はたまむらしか見ていないので)
いやぁ、各社自分の所の魅力をつぎ込んでいるなぁ…。出し惜しみなし感がたまらん。
そして芸協尺玉

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
「昇曲付三重芯変化菊」長野県 篠原信雄

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
「昇曲導銀世界千輪菊」静岡県 田畑喜一郎

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
「昇曲付光のオブジェ」愛知県 磯谷尚孝

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
「昇木葉付ひまわりの花」長野県 篠原茂男
実は向きを選ぶ立体型物。今日は真横から見た感じとなった。少し傾くだけでも雰囲気が違うんだけれどな…。

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
「昇曲付二層時差式発光球」秋田県 小松忠二
↑時差玉は静止画では表現不可能なので、動画を探してみてくだされ!!
本日の海外枠は中国&イギリスである。イギリスは実は花火が作れないそうで、中国にオーダーするらしい。要は花火のオーダーメイド・オートクチュールと言える。そしてそれらを使用してのプログラム花火が主となるようだ。
と書けば素晴らしく見えるが、そのターゲットはあくまで英国人向きであるんだろうな…。

▲世界の花火「東洋の面影」
中 国:フーナン・ドリーム・ファイヤーワークス
イギリス:MLEパイロテクニクス

▲世界の花火「東洋の面影」

▲世界の花火「東洋の面影」
あと、タイトルに見るステレオタイプ。まぁ、ヨーロッパから見えれば中国も極東の島国も同じようなへき地なんだろうけどね…。想像の翼は広がって、空を舞っただろうか。
そして芸協尺玉第2部

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
「昇小花八重芯ステンド牡丹」静岡県 田畑朝裕

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
「昇小花聖礼花」山梨県 齊木慶彦
今回、翌日分も含めて、聖礼花だけだったよな…。

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
「昇曲付松島の夜景」新潟県 小泉英一
この日の松島はまだよかったんだよな、環境的に…。

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
「昇曲付四重芯変化菊」茨城県 野村陽一

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
「昇小花八重芯錦冠菊点滅群生」茨城県 森武
そして、北日本興業再臨!

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
火の尾を引いているのは、下からくるくると回転しながら上がるもの。海外の花火だね。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
手前でドーナツ型を描くのは、火を吹きながらくるくる回る仕掛け。これ、対岸ではなく、こちら側の一番川べりに設置されている。すなわち、観客至近。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
さて、北日本さんといえば、型物の雄。様々な楽しい型物のオンパレードが始まる。
これ、「ドラネコ」かと思ったら、どうもアラビアン仕様らしく、ほかの人から「ジーニー」と聞くが、ジーニーの原型があやふやな私…orz

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
カエル。ケロケロ

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
マウス。版権問題があるのでアレだけど、子どもたちは某夢の国のキャラ名を叫ぶ

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
真っ赤なお耳のおサルさん。なつかしの「〇ザールでござーる」ばり! あ、若い方はご存じないと…。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
アフロボーイの応用編のこれ、何だっけ? 寝ぐせ?パーマ?

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
どらネコ。ええ、お隣の国でも人気のアレですわ。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
ブタ。隣の県の花火大会でよく実物を見ますね~。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
これ、何かのキャラだったっけ?

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
上はともかく、下の虹色! 虹色!!

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
ピンクの子猫。にゃんこー!! ねこねこねこねこーーー!! つ、次はぜひ肉球もお願いします!!

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
5色の花。元は桜だったのではないかな?

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
メガネ
↑この型物タイトル、北日本マニアさんからの突っ込みをお待ちしておりますw
この楽しさが北日本さんの真骨頂ともいえるが、それだけで内閣総理大臣賞を取ったわけではない。当然、割物だっていい玉を持っていらっしゃる。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
プリンス系w八方咲

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
そして、大玉を見せる演出はもはやコンパルソリーなのか!?

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
むむ、これは微妙にあれですな…。

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
そして花キキョウ芯の冠菊でフィナーレ!!(すみません、下の方落ちているので…)
この日の〆は、二尺玉。
しかもあの紅屋青木煙火店の玉である。

▲打ち止め「昇天銀龍八重芯大冠」長野県 青木昭夫
私、仕事で青木さんの宣材写真を見たことあるんだけど、その時に青木さんが玉込めしていたのが二尺だったんだよね。
え、青木さんの二尺ってどこで見れるのっ!?ってひとしきり騒いだのだが、その後も見る機会がなく…。
ここで青木さんの二尺を見られるとは幸せな限りであった。
現在はもっとすごい二尺玉も上がっているのだが、実に日本らしいゆったりとした大玉でよかったのではないだろうか。
やはり表観覧は風向きがイマイチで、煙で見えづらくなったのもあったが、音と同調する花火は楽しいものであった(と、この日は余裕で締めくくる)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます