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マルゴーさんを囲む花火鑑賞士の集い

2017-05-23 00:09:00 | 花火

▲古文書に記された市川の花火を再現したもの。甲州道中記って調べると十返舎一九が出てくるんだけど…。それにしても袋物がにぎやかだし、大きい(畳サイズはおそらく江戸間単位と思われる)

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 昨年はプレシンポジウムに参加してお金が無いから…って欠席した「花火鑑賞士の集い」。今年も欠席するつもりだったんだけど(昨年は1泊、今年は3泊しているよ、春の大曲)、マルゴーさんだよって聞いたからには欠席するわけにいかず、身を切って出かけました。
 まぁ、昨年の尺自由玉の部で優勝しているから、当然と言えば、当然なのかもしれないけれどね。

 ということで、今年もフォーシーズンズで開幕。最初に野暮用(日本花火鑑賞士会総会)を済ませて、マルゴーさんの登場!
 
 最近はちゃんと資料を作ってきてくれるから、見ているこっちも真剣になっちゃうw って、スマホで撮りまくり。


▲系譜。あ、やっぱり、本店さんとはご親戚なのね。同じ齊木さんだもの、うんうん。この辺り、一昨年の本店さんが触れなかったのは、本家だからわざわざ言うまでないということなのかな~。

 もともとは親世代の兄弟で役割が分担されて作業されていたらしく、マルゴーさんは玩具花火など細かい仕事をされていたらしい。これが今の小型煙火の効果的な使い方とか、細かな時差変化などにつながっていくというから、どこで何がどうなるのか全く面白い。

 そして本店さんが隅田川などが忙しく、ふるさと創生云々で神明の花火が復活して更に忙しくなっていく中で、打ち上げ花火も作るようになったというのがものすごくざっくりw


▲なんということでしょう!資料が虹色に!?(人の目にはちゃんと白バックです)

 今回は、コニーのプレゼンが機器不良でうまくいかず、すっかり恐縮する中、終了と相成った。さて、お楽しみの懇親会だよ~!


▲懇親会で飲み食い! 寿司もあるんだけど、なぜかおにぎりもある。どんだけ米好きなの!?(気持ちは分かる新潟県民)


▲懇親会のテーブルネームがマルゴーさん由来のもの。某氏の嫁はんのアイデアとのこと。これ、全部意味わかりますよねw


 そして飲食も半ばに始まるサイン大会とグッズ争奪じゃんけん大会!!!!! 
 今回の目玉は、マルゴーさんの法被!! Tシャツはいらないけれど(失礼!入らないけれど)これは欲し~い!!! だが、本来この手の勝負事や運モノにはがっつり弱い私は、早々に戦線離脱を余儀なくさせられるのであった…orz

 

 そうして、楽しい宴の後は花火打上です!! 今日の参加費に花火代含まれているからね~。
 マイクロバス3台に分乗して「聖地」の下流へ…。

 今回の打ち上げ担当は、響屋大曲煙火さん。ということでオープニングは響屋さんです。

▲オープニングスターマイン「クリスタルフラワー」



▲響屋大曲煙火コレクション「4号笛付青先6層染分牡丹」



▲響屋大曲煙火コレクション「4号笛付虹色グラデーション」



▲響屋大曲煙火コレクション「4号笛付リボルバー牡丹」



▲響屋大曲煙火コレクション「5号青朴付紅芯銀星入青マジカル牡丹」



▲響屋大曲煙火コレクション「5号フラッシュ付菜の花芯リボルバー牡丹」



▲響屋大曲煙火コレクション「7号昇小花付紅芯錦先冠先緑点滅」


 そして、暗くなってきた空に、マルゴーさんの花火が打ちあがる!


▲マルゴーコレクション「4号彩パステル点滅2発」
 これ、2発同時打ち意図的だったのでしょうか…|ω・`)チラ



▲マルゴーコレクション「4号椰子入結晶花(小星彩パステル)」
 かわいいパステル♡



▲マルゴーコレクション「4号グラデーション青先黄閃光」
 各社、黄色ってなかなか難しいみたいね。



▲マルゴーコレクション「4号スタープリズム(引先彩閃光)」
 あの、ぐるぐる回る変化玉を「スタープリズム」とマルゴーさんが命名したそうですよ。はい、ココ試験出ますから覚えましょうw



▲マルゴーコレクション「5号結晶花(銀冠先点滅)」
 冠は錦じゃないかな? ちょっと暗かったので頑張って起こした!



▲マルゴーコレクション「5号芯入青白閃光往復グラデーション」



▲マルゴーコレクション「5号芯星・親星グラデーション」
 センターと外側が、それぞれ時差変化するアレ



▲マルゴーコレクション「5号スタープリズム(青彩閃光黄点滅)」
 新ネーミングはきちんと覚えましょう。



▲マルゴーコレクション「7号太錦芯太錦変化閃光」
 玉名を読み上げるコニーが行司みたいなww なお、打ちあがった後周囲は「太錦だ、太錦だ」と口々に言ったという…w



▲マルゴーコレクション「7号市松牡丹」
 これ綺麗だ。ところで、五輪の花火はどこが打ち上げるんですかね~。なんか長岡の方からも手を振っているのが見えるんだけど…。



▲マルゴーコレクション「7号スタープリズム(青彩閃光黄点滅)」
 やはり大玉は変化が多様で絵になるスタープリズム


▲フィナーレスターマイン「幸せのブーケ」
 最後は響屋さんで〆。


 この後、怒涛の2次会、3次会へと流れていくのだが、ホント花火師さんってお酒強いよなぁ…。〆ラーに向かう社長の背中を見送って、ホテルに帰る午前様なのであった。



▲これが私のマルゴーコレクションだ!! 


仙北は花づくし

2017-05-13 14:45:00 | 

▲八津鎌足のかたくり群生地。あまりの素晴らしさに感動して泣きました。

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 GW前半の国際花火シンポジウムの花火は3日参加したわけだが、2、3日目の日中をどう過ごすかが課題であった。だが、今年は簡単だ。花がある。

 例年、GWごろは東北の桜の時期である。北上しかり、角館しかり、弘前しかり…。これらを結ぶツアーは山のようにある。
 だが、桜の命は短くて…。実は昨年も同時期にプレイベント花火が行われており、角館の桜を見たいなぁと思いつつ大曲に行ったんだけど、前日までに散ってしまっていたorz

 今年はそのリベンジだ!! って思っていたのだが、前日、すでに角館が散り始めの報が…。いやぁぁぁ!! 2年連続でフラれるのはいやぁぁぁ!!!

 ということで、4月28日は田沢湖線の始発に乗車。平日だから、地元の高校生が次々と乗り込んでくるローカル線に揺られて角館(仙北市)に降り立つ。そこから10分ちょっと歩いて、武家屋敷街の枝垂れ桜に到着した。


▲角館武家屋敷街の枝垂れ桜


 うっ!明らかに緑の葉っぱが目立ち始めている…。ま、まだ花は残っているけれど、もうこれは…orz それに曇り空だし、時折雨落ちてくるし…。



▲あ、青空に見せているのは、雲ですww 補正していたら青くなったw


▲角館樺桜伝承館前はまだ花が多めに残っていた


▲青柳家方向の通りは補正したら絵になったという感じで、もうこの方向にはほとんどレンズを向ける人がいなかった


▲紅枝垂桜があると画になる伝承館


▲なんか、エンジン音が聞こえるから、ドローンか!?って身構えたら大型のラジコン飛行機だった。なんでも桧木内川の河川敷でいつも飛ばしているグループがいるらしい。



▲トイレのある広場(身もフタもない言い方)はソメイヨシノがきれい
 なお、ここで早朝からコスプレ撮影が行われていた


▲裏通りは生活空間なので、電柱&電線があるけれど、ズームで寄せるとなかなかいい風情



▲桧木内川のソメイヨシノ並木に出る


▲定番アングルを下流側に見る


▲今度は上流側に…w

 天候が回復しないかと結構粘ったものの、雲厚く、これ以上は断念。予定していた次の電車があるからね(いなか旅は電車時刻をなめてはいけないことを、田舎者は知っている)。

 ソメイヨシノはまだつぼみが残っており、もう少し楽しめそうだったけれど、枝垂れ桜は本当の本当のピークに見てみたいものである。




▲駅に向かう途中で、まだしつこく枝垂れを撮るw


▲裏通りを通って、コンビニに向かう

 当月の給与がこの日に入る予定だったので、近くのコンビニで降ろしてほかの銀行に移してなんて作業をしてから駅に向かう。コンビニあれば、どこでも仕事できるな…。

 なお、角館では複数の知り合いと会う。みな、考えること一緒なのねぇw


 ということで、角館始発の秋田内陸縦貫鉄道へ。
 ここの切符、手売りだし、挟み入れるし…。惜しむらくは硬券でないことだなw

 2両編成で出発!
 何度も秋田へは来ているし、角館も何度か訪れているけれど、この電車に乗るのは初めて。電車そのものは、珍しいものではないだろうが、車窓が新鮮。
 田園地帯はまだ田おこし前で、殺風景ではあるが、そこに家があり、庭があり、桜が咲き、コブシが咲く。ほんのわずかな彩りが、春の風景を形作る。東北の厳しい冬が明けた喜びに満ちているように見えるのは、雪国出身者のひいき目かも知れない。

 そして八津駅(仙北市)到着。
 ここで乗客の99%が下車する(それでも平日だから10人未満ね)。みんな目的は同じである。

 八津鎌足のカタクリ群生地が目当てだ。
 近くにある、かたくり館で管理費を払って地図をもらっていざって時に雨がパラパラ。その時気付いた。自分、折り畳み傘どこかに落とした…orz 軽装過ぎてレインウエアもポンチョもリュックに入れそこねている。
 えっとー、某氏と角館の駅前で話していた時は確実に持っていたから、可能性は縦貫線かな…(結局、ロストしたまま)。

 とりあえず、これ以上天気が悪くならないことを祈りながらカタクリ群生地に向かう。

 入り口からひと坂上ったら、バーンとカタクリの群生地が山肌の形に広がる。圧倒である。圧巻である。感動である。
 ここはもともと栗畑で(栗はこの辺りの名物らしい)、その林床にカタクリが一面に咲いているのだ。

 カタクリは春の花で、雪解け直後に他の植物に先駆けて生えてきて、まだ葉を付けない雑木林でお日様を浴び、花を咲かせ、受粉し、種を作り、そして最後には溶けるように消えていく(地下茎で夏秋冬を過ごす)。大きな葉っぱも何もかも、初夏にはほとんどの生を終え、夏には地上からすっかり消えているのだ。春の妖精(スプリング・エフェメラルの)代表格である。ほかの植物がまだ寝ている春先に特化してすみ分けることで、生きながらえることを選んだ品種である。
 すなわち、栗の花が咲くころにはもう活動停止状態なのよね…。だからこその共生だし、春の観光風景となったのだ。
 このカタクリ、もともと自生していたらしい。

 新潟もカタクリ大量自生地だけど、ここほどの密集度はないし、ここほど整備されていない。自生のカタクリを生かすように、余計な枯葉やゴミや雑草などなどをどけ、日当たりがいいように、管理されているんだろうなぁって思うと、涙が自然と溢れてくる絶景なのであった。

 ただ惜しむらくは、この日は曇天。しかも時折雨が落ちてくる。さらに激しい通り雨や、おまけに霰まで降ってきたんだよ(T T)杉林の下で雨宿りもしたよ。
 なおカタクリは好日性のため、朝は咲いてないし、昼も曇っていると控えめにしか花を開かない。雨だと咲かないこともある…。
 さらに、2、3日前の雨で、結構色が抜けたカタクリがあるようで…。あぁ、ここも来るのが2,3日遅かったのかぁ…。
 
 今回は、質より量だな!

 ここの群生地は、1番~30番ぐらいまでの群生地があり、どうやら整備順なのかな? 山の中に結構ランダムに点在している。


▲9番13番辺りは、まだ控えめなカタクリだらけで…。花びらが反り返っていない…。


▲22番の辺りは、斜面の角度の問題なのか、奥に行くほど密度が濃くなって、ハイジとか、ハウルのように花畑を掛けていきたくなる(もちろん立ち入り禁止です)


▲22番の一番奥には白いキクザキイチゲが咲いていた。カタクリとキクザキイチゲはともにスプリング・エフェメラルで、山の中でもよく一緒に咲いている

 22番から先は、アスファルトの道をしばらく歩かねばならぬので、本当にこの先にまだカタクリの群生地があるのか初見は迷うが、迷わず行けよ! 道は拓ける!! なお、このアスファルト道は車でのルートでもある。ここ、車でさーっと回ることも可能なのよね。知らなくてびっくりしたよ!(ところどころに小さな駐車場があるので、そこに突っ込んで少し歩くのも可)


▲キクザキイチゲ。雨上がりなので、水玉が乗っている


▲エンレイソウ。秋田は新潟と同じ感じだね


▲フキノトウは大きくなると花を咲かせる。


▲歩いていないと見つけられない、自生のリュウキンカ
 花言葉は「必ず来る幸福」なので、そろそろ私のもとに訪れてほしい


▲そして到着した15番。この日はここが一番見ごろだったと思う。ここが一番の遅咲きらしい。間に合って何より。が、ここで霰に降られる。幸福はどこに行った!?


▲濃い赤紫色の帯が、あちこちに見える


▲あー、近寄りたい!駆け寄りたい!!(200㎜ズーム持ってきて正解や)


▲どうしてこんなにかわいいのだろう。食べたいほどだ
(秋田も新潟もカタクリは食用でもありますw なお、食べ過ぎると下痢ります)


▲この山にはないのかなぁって思ったら、青紫のキクザキイチゲ、ありました!!
 キクザキイチゲは、ど紫、青紫、赤紫、裏ピンク、白と、花の多様性が見られます※新潟観察歴(なお、花びらに見えるのはガクというキンポウゲ科によくあるパターン)。白が一般的なのかな


▲高低差を生かして、人入りを撮ってみるw


▲林間コースを下る。20・27・21・7番もみんな見ごろだったぁ♡


▲ミチノクエンゴサク。よくエゾリスと一緒に写るエゾエンゴサクの半分ぐらいのサイズの花。これも花色の個体差が大きく、これは同一個体から水色と紫色バージョンが出ているもの


▲ミチノクエンゴサク。こちらは紫色主体。なお、小千谷でもミチノクエンゴサクは咲き、川東は白色系(わずかに青みを帯びる)で、川西は紫系だ


▲ナガハシスミレ。極端に距が長いすみれで、雪国に多いと言われる。小千谷の辺りにもそこかしこに咲いているすみれであり、テングスミレと呼ぶ。秋田~山形~新潟~長野(北信)の豪雪地帯は、植生が似ている


▲さよなら、バイバイ、またね…。


▲カタクリの2年生、4年生、6年生かな!? カタクリは、小さな種から発芽し、1年生は、糸のような葉を出し、2年生は少し大きく…そうして年月を重ねて少しずつ葉を大きくし、光合成の精度を上げ、地下茎を肥えさせていく。そして、8年目に両葉を出して、ようやく花を咲かせるという成長過程を経る。もう、これだけで涙物の成長記録。 なので、カタクリは大事にしてくださいね…。


 さて、ここで問題。徒歩者には食事処がほとんどないのが難点。
 先のかたくり館では、昼食時限定で、広間が食堂となり、そば(500円)などが提供される。席に余裕があれば、ぜひこちらのご利用を…。
 あと、かたくり館の前にある出店の蒸しパンはすぐ無くなるので即買いを推奨(山から下りてきたら売り切れていた~)。フキノトウの苦みが苦手でない人は、ばっきゃコロッケもおすすめだよ。


源流まつりdeファイヤー!!

2017-05-12 00:49:00 | 花火

▲だいぶ落ち着いてきた「日本一のお松焼き」、打ち上げ直前

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 昨年、小菅の湯に入り損ねたのが悔しくて、今年こそは温泉だ!って気合を入れていた多摩源流まつり。ところが、奥多摩駅からだとちょうどよい時間に温泉に行くバスがない(要シャトルバス利用)。でも一旦現場に着いちゃうとそのまま場所取りしてそしてそこが去りがたくなってしまって、結局温泉に行けなく罠にハマりそうだったので、直通バスが出る大月から入ることにした。
 どちらからも約1時間ほどバスに乗らなければならないのだから同じようなものである。

 ところが、この大月発は猿橋の脇の道を走るもので、初めて猿橋も見ることができたバス車窓。これで三奇橋で残すは祖谷のかずら橋だけやな。なお未踏の地四国…。四国には忘れ物がいっぱいだな。



▲バスの車窓から見えた、なんかカッコいいダム(深城ダム)

 ということで、ダムの脇の長ーいトンネルを抜けると、そこが小菅村で、ほどなく小菅の湯に到着。この小菅の湯の隣にあるのが道の駅なのね。

 時刻は14時過ぎ。館内は大混雑である。
 下足入れを見るに、ただいまの入れ込み率90%という感じ。3時間コースのお金を払って、脱衣場に行ってみれば、戦場のような大混雑。はだかの大運動会である。とりあえず、素っ裸になってお風呂にGO! 中は思ったほどは混んではいなかったものの、どこにも人が入っている状態。
 この温泉、奥多摩系に多いつるつる系なのであるが、内湯はいまいち。露天風呂に入って、ようやくそのつるつる具合を堪能する。
 どこからか飛んできた桜の花びらが湯面をゆらゆら。風は涼しく湯はぬるめ。のんびりまったりととろける。気分転換に足裏を刺激するという石の上を歩いたり、ミント湯に入ったり、五右衛門風呂に入ったり…。1時間ほどかけて堪能する。

 なお、あとから来た親子が、露天風呂に浮く泡を見て、すごく汚れていると騒ぐ(母親だけ)。ここ、そういう温泉なんだから、うっせーなぁと思いつつ…。露天風呂の葉っぱとかが許せない人は、家の狭い水道水風呂だけに黙って嵌っていろ!

 珍しくそばなどを食べて、さらに道の駅でぶどうソフトなどを食べて、ようやく出発。
 坂道をぐんぐんと祭り会場に向かって下っていく。小菅の湯から会場まで約20分ぐらいと言っていた。そして、シャトルバスが出ていますからご利用くださいと施設の人。いや、歩きたいんで…。

 と、とことことことこと下っていくと、空を泳ぐこいつらに出会う。


▲渓谷の谷あいに泳ぐこいのぼり

 
 道端でロケハンなどをしながら(結論から言えば、松焼きとのバランスは会場が一番であるが、松焼きを捨てるのであれば…というレベル。上からは、木が生い茂って難しいね…)会場に到着。

 さて、会場に着いたはいいが、のんびりしすぎて出遅れた感。昨年は木に阻まれたので対岸にしてみようかと思ったが、すでに良ポイントには三脚が立っている。とりあえず立って見た場所は、明らかに後ろにカメラが来そうな場所取りがされ、怒られること間違いなし(それ、知人やったねん)。
 ということで、対岸に渡って、昨年とあまり変わりのない場所にとりあえず三脚を立てる。

 まだ明るいうちから夜の部は始まり、松明を掲げた山伏入場。この山伏、公募なのよね。女性もOKだから興味のある人はぜひチャレンジを!!
 名乗りを上げたのち日本一の大松焼きに点火。

 実は気付いていたんだよね、下の方にあるたいまつに過剰とも思われるほどの油が注がれていたことに…。これって、あの特大お松焼きにも施されているんだろうなぁと漠然と思っていた。
 したっけ、今年の大松焼きの火の周りが早すぎる問題。バックドラフトかって思うほどのスピードで一気に松焼きの頂上まで炎が走った!!! 

 そして、明らかに顔に炎の熱気が…。ここ、だいぶ離れている場所なんですが…。と。火の粉が一気に立ち、最至近の席に火の粉が降り注ぐ。あわててこちらに向かって避難してくる人々。ちょっとしたパニックである。更に大あわてで、放水を始める地元の消防団。火の粉と水滴が、橋の下まで降ってくる状況。

 30回記念ということで、いつもより派手に燃やしてみたのかな!?
 

▲ファイヤーーー!!!!! 着火担当の山伏軍団まで避難してきてたで!
 

▲決定的瞬間を捉える、長い棒。口ポカーン。


▲放水も此岸から2本、彼岸から1本と3本態勢で必死です!


 燃え盛る上昇気流に乗って、火の粉が橋の下あたりまで来るので、時々消化しつつスタンバイ!



 そして、打ち上げ開始でございます!!


▲見事に昇り松焼きとなりましたw



▲昇り松焼きw青牡丹



▲この青が結構きれいだなぁって思っていたら、クロセットで上書きされたった



▲ぐるぐると色が変わっているよ。



▲虹変化玉がごっそりと



▲和火を生かそうとすると、松焼きが死ぬだな



▲和火の分砲千輪



▲八方と柳がいい感じ



▲ブリティッシュカラーの聖礼花!!



▲銀点滅が残っているけど、こっちのほうがきれいだな、ブリティッシュカラーの聖礼花!!



▲麗しい紫



▲そしてこのトラ変化である



▲もういっちょ!



▲松焼きから虹が生まれることを知る



▲パステルな牡丹玉。なお若干向かい風。結局、風向きは変わらなかった…。



▲パステルも松焼きから生まれるんやな



▲聖礼花パートがまた来た!



▲なんかいろいろ混じってきた



▲パステルと八方と点滅と



▲錦でフィナーレ。あれ、さすがにここまで広がると木にかかるなぁ。筒場は一応川を挟んだ対岸側なのだが、源流エリアで河川敷そのものが狭いからな…。


 うちーどめー!

 撤収している間も火の粉が飛んでくるような状況で、なかなか楽しいファイヤーなお祭りでした。
 幸い、帰路は車に乗せていただき、あなた任せな帰り道となりました。渋滞の中、その節はありがとうございましたm(_ _)m

ISF~大曲の花火春の章 その3(最終日)

2017-05-06 16:35:00 | 花火

▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所 ※埼は正しくは「立」の下に「可」)いきなりはみ出てますw そして左下(T_T)

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 さて、春の章の最終日の4月29日(土曜・祝日)。世間様は本日から黄金週間に入ることになる。

 花火は夜に上がるもの。
 連泊とはいえ、清掃のためにホテルはいったん出た方がいいということで、隣の岩手県の温泉へGO! 乳頭温泉とかもいいんだけれど、世間ではこの日からGW。きっと「有名な秘湯(何たる矛盾をはらむ言葉だ)」は混むに違いないと敬遠した次第。
 この温泉がなかなか良く、まったりのんびりした(入浴料300円もお財布にやさしい)。途中の道端にはカタクリなども咲き、春の旅を満喫。その後、その町のカタクリ群生地にも足を延ばし、降雨サスペンデッドで撤退。
 道沿いのフラッと入った食堂はどうやらこの辺りでは有名なようで、たくさんのメニューとサインを目にする。下調べなしに行くと損をする好例orz

 ということで、ホテルに戻って一眠りしてから出発。今日は混むだろうなぁと思いつつ、前日と同じ時刻に現地着。明らかに前日よりも多くの人が並んでいる。皆さん、小雨振る中ご苦労様です。って、おもっていたら、雨がまた降ってきたのポンチョをかぶってでてるてる坊主になる。
 でもまぁ、これぐらいなら場所が取れないってこともないだろうからと、昨日と同じようにゲートインと同時に早歩きで会場入り。前日の場所よりは落ちるが、友達が先に取ってくれていた場所に入ろうかと思ったら、その先にぽっかりとあいているところがあった。で、そこに場所を取る。

 まぁ、ぽっかり空いていた理由は後々分かるんだけどさぁ
 ……………(>m<)

 天気予報では上がると言っていた雨がしつこく落ちてくるので、しばらくは様子見。なお、開会は、開場の2時間後である。
 前日までの閑散とした会場とは打って変わって、なかなかの賑わいを見せる有料席。やはり団体が多く来ないとなかなか難しいものらしい。マニアでも全部参加している人はよっぽどの変態(ほめ言葉)だもんなぁ
 その後、雨も上がって、月も出てきて、打ち上げ開始でございます!!
 (なお、風向きは安定の向かい風…orz)


▲オープニング花火(和火屋)
 千輪地獄を見たかった…。


▲オープニング花火(和火屋)
 

▲オープニング花火(和火屋)
 もうこの時点で、けむけむの予感しかしない…。



▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所)


▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所)


▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所)


▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所)


▲日本の花火「Heaven's Glory」(山崎煙火製造所)

 山崎さん、内容よかったんだよ。こんな上げ方もできるんだーって感じで。ただ、いかんせん、この日も風向きが悪く、しかも湿度過多ですぐモクモク発生となり、なかなか絵になる瞬間が撮れないという(腕がないともいう)…。


 そして芸協花火。この日は最終日ということもあり、5号玉×5発と尺玉1発が芸協25社分上げられる。
 さすがに5号の方は摘みますね(主に好み)。


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第1部より
 「回転リング」茨城県 野村陽一


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第1部より
 「昇笛付き夕日に群トンボ」静岡県 田畑喜一郎


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第1部より
 「昇曲付大きなキノコ」秋田県 小松忠二


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第1部より
 「昇朴付ダイヤの指輪」愛知県 磯谷尚孝
 そういえば、一昨日のプログラムにこの系統の型物は皆無だったことに気付く。それでもあの内容だから改めて一昨日のすごさを感じる。


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第1部より
 「昇小花虹色のブーケ」山梨県 齊木慶彦

 続いて尺玉が上がる。


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲導三重芯菊咲散華」新潟県 阿部正明
 (これ、プログラムは上記の記載なんだけれど、多分菊「先」散華だと思うの…)


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇分火銀彩の花」福島県 菅野忠夫


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇小花日本の花」山梨県 山内宏


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇小花八重芯マジック牡丹」静岡県 小口昭三


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付夜空の花時計」茨城県 山崎芳男
 これかわいい~


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付八重散華芯紅煌星」埼玉県 根岸和弘


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇小花三重芯錦冠菊」秋田県 今野正義


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付光のオブジェ」愛知県 磯谷尚孝


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付四重芯変化菊」群馬県 小幡知明
  

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付八重芯錦冠花車」東京都 小勝則孝
  これもいいんですけど~


 そして、世界の花火へ…。まずは前日とは異なるが、中国と英国の組み合わせ。
 プログラムの訳が直訳風味で、いまいち伝わらな味…。

▲世界の花火「花火-夜空に咲き誇る美しき物語」(中国:リューヤン・ニューイヤー&英国:エヴォルブド・パイロテクニクスUK)
 雄物川にダイレクトインやで!


▲世界の花火「花火-夜空に咲き誇る美しき物語」
 すでに足元がもくもく村状態…。


▲世界の花火「花火-夜空に咲き誇る美しき物語」
 おいおい、こんなところでバッタもん見せられても…。


▲世界の花火「花火-夜空に咲き誇る美しき物語」
 自分たち、ここまでできますよ的アピールなのかな!?


▲世界の花火「花火-夜空に咲き誇る美しき物語」
 そして自らの煙で、せっかくのいい玉もどんよりとなるという…。

 
 あまりのけむけむ大量発生に、煙待ちタイム突入。しかしたいして煙がはけないうちに芸協玉に突入するという悲報…(´・ω・` )

▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇朴付芯入銀点滅」茨城県 山崎芳男


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇霞小花霞芯大霞草牡丹」新潟県 阿部正明


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇銀朴付雪牡丹千輪」秋田県 久米川正行


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇曲付ミライボウル」静岡県 小口昭三


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇小花八仙花」宮城県 若松將生
 これ、未見だから、どれが正しい向きなのかがいまいちわからなかったのだが…。


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇銀笛アフロボーイ」秋田県 今野正義


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇小花レガシーの華」東京都 細谷圭二
  2発重ねました。


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇小花八重芯ステンド牡丹」静岡県 田畑朝裕


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇朴付ひまわりの花」長野県 篠原茂男
 こちらでは向きバッチリ


▲日本煙火芸術協会会員による5号玉共演 第2部より
 「昇朴付花毎の月」新潟県 小泉英一
 あ、これは5発全部コンポジっています。


そして尺玉

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花彩星芯銀菊電光浮模様」静岡県 田畑朝裕
 

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花栄光の花」東京都 細谷圭二


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇曲付幻想イルミネーション」茨城県 野村陽一


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇曲付夢桜~春の息吹~」宮城県 若松將生


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花聖礼花」山梨県 齊木慶彦


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇天銀竜万華鏡写輪丸」秋田県 久米川正行
 翌日の新聞で外国人観客が大喜びしていた花火ですね


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花八重芯錦先変化紅残光」茨城県 堀米三郎
 

▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇朴付マドンナブルーの花」長野県 青木昭夫


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇天銀竜四重芯変化菊」秋田県 小松忠二


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇曲付三重芯錦冠菊」長野県 田村清治


 せっかくけむけむが収まったというのに、またけむけむ大量発生しそうな海外業者…


▲世界の花火「メキシカンパーティー」
(メキシコ:パイロプロダクションズ・パイロミュージカルS.A.DE.C.v)


▲世界の花火「メキシカンパーティー」

 そして、煙がはけないまま、青木の花火へと突入する。

▲日本の花火「クロスオーバー アート」紅屋青木煙火店


▲日本の花火「クロスオーバー アート」紅屋青木煙火店

 青木さんのプログラムは八代チックな雰囲気(未見の人はごめんなさい)。輝度の差のある玉を使ってのスロー&クイックなワイド展開なのだが、先ほどの煙に自分の煙が追加でまぶされて、より分厚い緞帳が引かれたような感じに…orz
 もう妄想で、「大曲でも斜め打ちやってやったわい」と高笑いする図を想像するしか楽しめない状態で…。


▲グランドフィナーレ「COOL JAPAN~静・雅・動・麗~」
 その煙の影響を受けて、もう初めの方しか…。
 しかも、左方から煌々と点くバルーンの照明がはみだして入り込んでくるし…
 (この場所が空いていたのは、前日までの人がここは「照明レイプ」があるからって避けたからなんだよね…)


 そしてサプライズという名の二尺の打ち止めが本日も…。
 とはいえ、明るいうちから昨日の二尺の位置に筒があって、明らかに作業していましたから、マニアには丸見えなわけで…。それに某ラジオでサプライズがどーのこーのとありましたし…。


▲打ち止め二尺「昇曲付彩花芯冠菊」阿部煙火工業
 同時打ち上げで一斉ワイド付き(ほぼはみだし&けむけむ)

 せっかくの彩花芯も煙とか照明とかの餌食ですよ!!!
 せっかく花火を見に来たのになぁ…。

 とモヤモヤしながらも無事終了~。皆様お疲れ様でした~。


**

 ほんと、このISFというイベントは、日本の花火の進化の推進剤になったと思うんだよね。
 特別プログラムを上げた内閣総理大臣賞受賞歴社は、おそらく予算を大幅に上回る花火内容を持ってきたのではないかと思う。しかもどの社も全力投球! 素晴らしい内容しかなかった。
 公開4日のうち、3日を見たわけだが、こういう内容であれば、初日の分も生で見たかったと本当に心底思った。次、いつ日本でISFが行われるか分からないけれど、次は、もっと頑張って全部見たいと思ったよ。

 ただ、海外の業者は、日本と観客の好みが異なるという辺りもあるのだけれど、演出の単調さはちょっと好みじゃないなぁという感じであった。同じ内容の繰り返しで、大量の煙を製造した感。友達が言っていたが、同一プログラムの中では同じ演出は2回まで!! ってある意味ありだと思う。
 これを機に、(夏は無理だとしても)海外業者を招待して大曲で打ち上げるということもあるのかもしれないけれど、その辺りは、日本の煙火店が同業者として日本の観客の好みを伝えてもいいんじゃないかと思うよ。火薬運搬の制限で、彼らの思う玉全部を持ち込めるわけではないんだろうしね…。



 最後になりましたが、開催に尽力してくださった大仙市の関係者の皆様、ISFの皆様。お疲れ様でした。そしてありがとうございました!! そして、素晴らしい花火を全力で打ち上げてくださった、煙火店の皆様、本当にありがとうございました。

 で、どこの花火大会に行けば、それぞれのあのレベルのワイドスターマインを拝見できますかね…。

ISF~大曲の花火春の章 その2

2017-05-06 15:43:00 | 花火

▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 「モノクロームの華」3発

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 前夜の興奮冷めやらぬまま、朝5時起床。朝風呂ひっかけてホテルの朝食もキャンセルして出かけたのはこちら↓


▲角館の桜

 6時台に着いたのに、まだ平日なのに、曇り空なのに、カメラマンがワラワラいて苦笑(まぁ、私もだけど)。枝垂れ桜は終わり気味で、ソメイヨシノは絶好調でした。まぁ、この件はまた別に…。

 そして、角館から秋田内陸縦貫線に乗って行ったのがこちら↓


▲八津鎌足のかたくり

 曇り空だからいまいちパッと花びらが開いていなかったし、雨に打たれて色が抜けて水玉模様になったりしていた個体も多かったけれど、この密度には圧倒。まぁ、この件もまた別に…。

 昨年は花が早くて見られなかったこれらを見られただけでも良しとする。

 午後、ホテルに戻ってひと眠りしてから身支度し、現場着は16時過ぎ。なお開場は17時であるw 会場までの時間ちょっと休憩。何しろ、角館&八津鎌足ですでに2万歩超えている。花火開始前にすでにぐったりであるw
 時間になって、ゲートオープン! みんな走る。なお、私は早歩き程度ですっかり出遅れるが場所確保。本日はメイン会場である。
 早速ババヘラ1号を食すw(←ババヘラ大事、とても大事)


 この日は、穏やかに日が暮れて行った。そして気付く。前のパイプいすの観客がガラガラであることに…。

 私も実はここの席を持っているのだけど、前だと撮影には向かないから後方の三脚可のエリアに移ってきている。
 それにしたって、少ない。まぁ、今日は平日だし、明日の土曜日には埋まるのだろうけれど…。それって、昨日もその前もこの状態だったってことなんだよなぁ…。まぁ、最大数(すなわち明日の数量→しかも売り切れている)でイス席をセットしたという理解で落ち着く。


 ということで、打ち上げ開始でございます!


▲オープニング花火(北日本花火興行)
 本日のオープニング打ち上げは北日本さん。この日は後半の「日本の花火」も自社担当だけに、さながら北日本デーである。


▲オープニング花火(北日本花火興行)
 最近評判の八方咲も来た!


 そして、予報通りの風向きであることを確認する。けむけむ予報高し。
 そもそもこの土地は向かい風率が高いのだよね…。裏だと音楽に合わせて上がる花火の魅力が減るし…、となかなか渋い顔になる。




▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 小幡さんといえば、この和火系統もなかなか好き。
 大曲自身が今炭の科学的研究を進めているということもあり、それが数値化されることで、各所の和火系がどのように進化していくのかも、将来展望として楽しみなんだよな。と少し飛躍。


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 「モノクロームの金華」キターーーー! 大きい盆で丸くてバランスよくて、ほんと好き。なお、ちょっと開放し過ぎ感は反省…。


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 この千輪の小割、大きくて雄大!


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 あぁ、いい八方ですわ!


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 そして小幡さんも大玉をきっちり見せる戦略!三重芯!
 個人的に、これがデスクトップを飾っていた期間が長かったりする。


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 も一つ三重芯!! 丸いは正義なんだよな~。


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 さらに三重芯!


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 足元のけむけむ具合が…


▲日本の花火「美への道筋」(菊屋小幡花火店)
 たまむらチックなフィナーレ(個人的に小幡さんの現場はたまむらしか見ていないので)


 いやぁ、各社自分の所の魅力をつぎ込んでいるなぁ…。出し惜しみなし感がたまらん。


 そして芸協尺玉


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付三重芯変化菊」長野県 篠原信雄


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲導銀世界千輪菊」静岡県 田畑喜一郎


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付光のオブジェ」愛知県 磯谷尚孝


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇木葉付ひまわりの花」長野県 篠原茂男
  実は向きを選ぶ立体型物。今日は真横から見た感じとなった。少し傾くだけでも雰囲気が違うんだけれどな…。


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第1部より
 「昇曲付二層時差式発光球」秋田県 小松忠二
 ↑時差玉は静止画では表現不可能なので、動画を探してみてくだされ!!



 本日の海外枠は中国&イギリスである。イギリスは実は花火が作れないそうで、中国にオーダーするらしい。要は花火のオーダーメイド・オートクチュールと言える。そしてそれらを使用してのプログラム花火が主となるようだ。
 と書けば素晴らしく見えるが、そのターゲットはあくまで英国人向きであるんだろうな…。


▲世界の花火「東洋の面影」
中  国:フーナン・ドリーム・ファイヤーワークス
イギリス:MLEパイロテクニクス


▲世界の花火「東洋の面影」


▲世界の花火「東洋の面影」

 あと、タイトルに見るステレオタイプ。まぁ、ヨーロッパから見えれば中国も極東の島国も同じようなへき地なんだろうけどね…。想像の翼は広がって、空を舞っただろうか。


 そして芸協尺玉第2部


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花八重芯ステンド牡丹」静岡県 田畑朝裕


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花聖礼花」山梨県 齊木慶彦
  今回、翌日分も含めて、聖礼花だけだったよな…。


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇曲付松島の夜景」新潟県 小泉英一
  この日の松島はまだよかったんだよな、環境的に…。


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇曲付四重芯変化菊」茨城県 野村陽一


▲日本煙火芸術協会会員による尺玉共演 第2部より
 「昇小花八重芯錦冠菊点滅群生」茨城県 森武


 そして、北日本興業再臨!


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 火の尾を引いているのは、下からくるくると回転しながら上がるもの。海外の花火だね。


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 手前でドーナツ型を描くのは、火を吹きながらくるくる回る仕掛け。これ、対岸ではなく、こちら側の一番川べりに設置されている。すなわち、観客至近。


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 さて、北日本さんといえば、型物の雄。様々な楽しい型物のオンパレードが始まる。
 これ、「ドラネコ」かと思ったら、どうもアラビアン仕様らしく、ほかの人から「ジーニー」と聞くが、ジーニーの原型があやふやな私…orz


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 カエル。ケロケロ
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 マウス。版権問題があるのでアレだけど、子どもたちは某夢の国のキャラ名を叫ぶ


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 真っ赤なお耳のおサルさん。なつかしの「〇ザールでござーる」ばり! あ、若い方はご存じないと…。
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 アフロボーイの応用編のこれ、何だっけ? 寝ぐせ?パーマ?
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 どらネコ。ええ、お隣の国でも人気のアレですわ。


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 ブタ。隣の県の花火大会でよく実物を見ますね~。
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 これ、何かのキャラだったっけ?


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 上はともかく、下の虹色! 虹色!!


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 ピンクの子猫。にゃんこー!! ねこねこねこねこーーー!! つ、次はぜひ肉球もお願いします!! 


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 5色の花。元は桜だったのではないかな?


▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 メガネ
 
 ↑この型物タイトル、北日本マニアさんからの突っ込みをお待ちしておりますw

 この楽しさが北日本さんの真骨頂ともいえるが、それだけで内閣総理大臣賞を取ったわけではない。当然、割物だっていい玉を持っていらっしゃる。



▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 プリンス系w八方咲
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 そして、大玉を見せる演出はもはやコンパルソリーなのか!?
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 むむ、これは微妙にあれですな…。
 

▲日本の花火「アラビアンナイト~愛と魔法の物語~」(北日本花火興行)
 そして花キキョウ芯の冠菊でフィナーレ!!(すみません、下の方落ちているので…)



 この日の〆は、二尺玉。
 しかもあの紅屋青木煙火店の玉である。


▲打ち止め「昇天銀龍八重芯大冠」長野県 青木昭夫

 私、仕事で青木さんの宣材写真を見たことあるんだけど、その時に青木さんが玉込めしていたのが二尺だったんだよね。

 え、青木さんの二尺ってどこで見れるのっ!?ってひとしきり騒いだのだが、その後も見る機会がなく…。

ここで青木さんの二尺を見られるとは幸せな限りであった。
 現在はもっとすごい二尺玉も上がっているのだが、実に日本らしいゆったりとした大玉でよかったのではないだろうか。


 やはり表観覧は風向きがイマイチで、煙で見えづらくなったのもあったが、音と同調する花火は楽しいものであった(と、この日は余裕で締めくくる)