花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

バカ釣りやろうどもの、沼津食い倒れ釣行

2005-11-28 16:54:58 | 釣りの話とか
ということで沼津へ行ってきた。当初4人での釣行予定だったが、10月に花男と一緒に「下見釣行」へ行った一番気合の入った先輩が急遽アメリカ出張が入りキェンセルになる。と言うことで宇都宮から花男と大後輩の2名、滋賀から別の先輩が参加しての一泊二日の「駿河湾小魚いじめの旅」と相成った。

集合場所は狩野川の河口。宇都宮組は3:00AMに到着し、釣り開始。潮は調度下げ始めくらい。花男はルアーをキャストし、釣り経験の少ない大後輩には大型スプーンに10cm位のハリスとシモリ、5号ハゼ針に青イソ一匹がと言う「大後輩スペシャル」仕掛けを準備し実釣開始。が・・・・実は狩野川、始めてきた3年前立て続けに38cmのヒラメと47cmタイリクスズキを上げて以来何度か来ているが・・・その後全く"まともな"魚を釣っていないのだ。全く魚信の無いまま一時間が過ぎる。大後輩はヘチへ置き竿をしたまま車の中で睡眠に入る。

その後大後輩の置き竿に何度かゴンズイがかかるので一応メンテする。4時半頃からシーバスのライズはチョコチョコ始まるがルアーには全く無反応。それからしばらくし調度5時ごろ、そのうち置き竿の方にゴンズイとは違ったひときわ大きなあたりが。上げてみると28cmの可愛いセイゴちゃん。



そうこうしていると、滋賀県より先輩が到着。先輩は投げ釣りを始め、花男は調度ルアーをロストしたタイミングで、未だ爆睡中の大後輩に貸していた竿でイソメ釣りを始める。早くもまったりとした空気の中、投げは軽くあたりがあり餌は取られるも魚は来ない。花男の方は一度結構な引きがあり、手元で走られハリスを切られたがそれっきり(恐らく同サイズかちょいましなセイゴ)。どうもぱっとしないし、餌も十分に無い。明るくなってきたので大後輩を起こし、餌屋によって今日泊まる宿方面へ釣り場を探し移動する事に。

結局途中の人気堤防は人が一杯で、10月に来た所と同じ宿の正面の九連突堤で竿を出す事にした(7:30AM頃)。先端の一番おいしいポイントは先約ありだったが竿は十分出せる。先輩は投げと浮き釣り、大後輩には3本胴付仕掛け(15号錘に上がサビキ、真ん中がチヌ針、一番下が底魚用のハリス長めのセイゴ針で、仕掛けを立たせるための小さめの浮き付きと言う馬鹿な仕掛けだが一応市販品=昔自分で似たような仕掛けを使っていたっけ・・・)、花男はスプーンに60cmくらいのニ本針のハゼ釣り仕掛けで挑む。

先端に入ってる人たちは生きアジ餌でアオリを狙ってるようだったが、立て続けに二本「マトウダイ」を上げていた。うらやましい・・・が、こちらは「小魚いじめ」モードでわが道を行く。子カワハギ、ベラ、木っ端グレ等・・・そのうちに軽くトリックをやると「オヤビッチャ(スズメダイかも・・・)」等が釣れるが、あまりにネンブツダイの魚影が濃く、餌はどんどん無くなるも釣果はいまいち・・・まともに引きを味わったのは一発手元でまたセイゴのバラシがあったくらい。これまた30cmくらい。結局この日の釣果は(木っ端グレ、ネンブツダイ、超小型ベラはリリース)↓




そのうち腹も減って繰る。明け方からかっぱえびせんとおにぎりしか食ってないもの、当然だ。釣った魚はその場で食おうと思ってたのだが・・・げ!調理道具を誰も持ってきていない。そう言うのは、これまでは今回欠席のもう一人先輩が一手に引き受けていたのだった・・・・と言うことで餌も寂しくなり、昼過ぎには切り上げて飯を食い釣り餌も補充する事に。

昼飯を食ったのは沼津市街の「博多・長浜ラーメン小太郎」っつう店。3年前に一度入り結構良い印象だったので確認の意味も込めてそこへ行った。店に入ると見覚えのあるおばちゃんが居た。そうそう、3年前もこのおばちゃんがオーダー取りに来たんだっけ。店内の雰囲気も不思議と覚えているものだ。

普段とんこつを好んで食わなくなった花男には調度3年ぶりくらいの・・・あ・・・LAで1回食ったので2年ぶりくらいでの「博多ラーメン」だった。これが・・・・やっぱ前の印象は間違って無くて結構美味かった。「よく出来た”うまかっちゃんラーメン”」っつう感じなんだけど・・・・たまに食うのには結構良い。お昼時を少し過ぎていたせいか、空いてるのも良かった。しこのレベルの店が宇都宮にあったらチョコチョコとは通うかも知れない。セットで頼んだ炒飯もナイス。



替え玉もたのみ、腹パンパンになったところで餌を補充しまずは宿にチェックイン。宿は前回と同じ「民宿ますや」。荷物置いてまた釣りに行こうなんて気は・・・そのつもりだったんだけど・・・一切うせていた。風呂に入り缶チューハイやらビールやら飲んで夕飯まで3人で爆睡。

つづく・・・・

LIVE IN NEW ORLEANS by MAZE 1983

2005-11-24 22:50:59 | 音楽の話とか


どうせ家で聴くんだからLIVEアルバムよりスタジオ録音って思ってた時期があって、「LIVE物は1回目は良いんだけど繰り返し聴くのはどうかなあ・・・」なんて感じだった。でも色々な出会いがあって「そんなことは無いんだ!!何回聴いても良いものは良いっ!!」と思えたLIVEアルバムが何枚かあり、今では結構LIVEアルバムも好き。

そんな中の一枚、それらの中でもマイベストの1位か2位だろうっつうのがこのMAZEの「LIVE IN NEW ORLEANS」。最初に聞いたのは、これもある高校時代からの先輩の家。本当に色んな先輩のおかげで色んな音楽に出会えた・・・一曲目の「You」のかっこよさにノックアウト!! イントロからかっこいいベースとフェイザーの効いたギターのカッティングがぐっと来る。曲が進んでいくと段々おしゃれ感を増して行き、そしてフランキーさんのボーカルが・・・・超美声!!

ということで、色々探して柏の新星堂でアナログ版を発見、購入。当時CDにはそのノックアウトされた一曲目の「You」がなぜか収録されていなかったのだ。そうすると今度はMASTER CUTシリーズから完全版のCDが出る。んでもって当然こいつも購入した。本当に何回聴いたかわからない素晴らしいアルバム。

このアルバムにまつわるちょっとした思い出。サンディエゴに住み始めた頃調度このアルバムを聴いていた。そんときにケーブルTVの工事をしに黒人おnおっちゃんがうちに来た。「おっ!MAZEか?俺も好きだぜ」なんつう事を言ってくれて、まあアメリカついて一週間ちょっとでほとんど英語もしゃべれない状態だったけど、作業してくれてる間たわいもない話をしたりなんぞ・・・そんな事があった。

2年間の米国逃亡生活を終え、宇都宮のタワーレコードで物色してた時に発見したのがこのLIVEのDVD。「すげえっ!!あのライブが動画で見れるんじゃん!!」と狂喜乱舞しながらレジへダッシュしたっけ・・・・

とアルバムの内容について一切語ってないですが・・・MAZEはボーカルのフランキーさんを軸に77にアルバムデビューしたバンド。日本ではそれほど有名じゃないけどアメリカでは結構人気があるらしい。90年頃来日したこともある(花男は行けなかった・・・)。ちょっとフュージョンを思わせるくらいのタイトな演奏とフランキーさんのボーカルが売りなのかな?ポップな曲作りも良い。スタジオアルバムもいくつか聴いたけどどれも素晴らしい。でもこの「LIVE IN NEW ORLEANS」が群を抜いてBEST!!


アルバムの方だが、まず演奏が素晴らしい。ギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッション・・・すべての演奏がタイトで適材適所というかチーム感=バンドとしての一体感が凄い。ちょっとおしゃれな感じも嫌味にならず、腰を突き動かすグルーブもあるし、ちゃんと「汗のにおい」もする。FUNKY路線では前述の「You」とか「Southern Girl」やら「Feel that You’re Feelin’」など、非常に気持ちよーく腰がうずいてきます。実は本来はスローな曲が結構苦手な花男なのだが、極上のバラード「Happy Feelin’」を聴くとその甘美な曲と美声に腰砕けにならずに居られないし、「Joy and Pain」を聴くと幸せなような少しだけ物悲しいような不思議なそれでいて心地よい心持になってくる。他の曲も良い。いやあ全曲、全演奏が素晴らしい!!

最高のライブ版を聴いて(観て)、超気持ちよくなって腰を動かしたい方、見つけたら即効買いっつう事で!!


クレージーシングルス ハナ肇とクレージーキャッツ

2005-11-23 19:57:01 | 音楽の話とか


「ぜにのないやつあ俺んとこへこいっ!!俺も無いけど心配すんな♪」
青島幸雄はやっぱり凄い・・・このフレーズに続いて「見~ろよお青い空~白い雲~♪」と植木さんの声で歌われてしまうと、本当に「そのうちなんとかなるだろう!!」って気分になってくる。

大滝詠一好きの先輩が居て、その大滝詠一がクレージーのファンでその先輩もはまって、その影響で聴くようになった。確かに大滝詠一の「イエローサブマリン音頭」「レッツ音頭アゲイン」あたりはかなりクレージーへのオマージュ色が強い。

クレージーは三人の天才に支えられていたと。植木等、青島幸雄、そして主だった有名曲の作編曲を手がけた萩原哲晶らしい。確かに曲も良いし、アレンジ=効果音っぽい各楽器の音の使い方とか、「これしかないだろ!!」ってほど見事。そういえば、以前に萩原哲晶が同じく作編曲を手がけたと言う「エイトマン」のテーマを同じ先輩が聴かせててくれたことがある。「これで植木さんが歌ってたらまるっきりクレージーだろ?」って嬉しそうに聞かせてくれたっけ・・・いやまさにそんな感じでした。

いずれにせよ、青島幸雄の歌詞と萩原哲晶の曲と音使い、その上に植木さんの強烈なパワーが乗っかって・・・相乗効果の果てにクレージーの音楽は爆発する!!すげええええ!!

この「クレージーシングルス」はCD2枚組みに全シングル42曲を収録し、かつ全シングルジャケットのミニチュア版が付くと言う豪華な内容。萩原健太による各曲ごとの解説も良い。そして作品としては青島ー萩原ラインの物が素晴らしい。最初に引用した「だまって俺について来い」、ハナ肇、谷啓の歌唱も良い味出してる「ホンダラ行進曲」、植木さんじゃなきゃ絶対この切り返しは出来ない「ハイそれまでヨ」等など・・・特にDISC1の22曲はどれも本当に名曲ぞろいです。一家に一枚クレージーっつう事で未聴の方は是非!!