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宇都宮に住んでいる。これまでこの町にすごした期間は、途中海外逃亡期間はあったものの、通算で10年を超える。宇都宮と言えば餃子の街である。しかし残念ながらこの街で餃子で感動したことは無い。そりゃあたまにはそれなりに美味いと思うことはあるのだけど、どうも何かが物足りない。それはきっとホワイト餃子の街に住んでいたから・・・・
学生時代の7年間(何故か半端な年数だ・・・)、東武野田線の運河駅っつう所に住んでいた。そこら辺での近隣の名物と言えば天守閣の聳え立つ某宗教団体とこの「ホワイト餃子」だろう。野田本店と柏支店があり、自分の周りでは「ライスのある柏支店は邪道」とされていた。まあ今考えればどっちでも良い。
ここの餃子には、焼き(ほとんど揚げだな・・・)餃子と水餃子があるがお勧めは断然焼き餃子である。見た目は茶色の俵型で餃子としてはちょっと異質。厚めの皮がかりっと上げられ中には独特の風味の種が詰まっている。こいつをやけどしそうになりながらがぶっとやると口の中に素晴らしい風味が広がる・・・・花男はお酢と醤油を半々、ラー油は使わずその代わりやけくそのように一味唐辛子を入れ、練り(かき混ぜと言うよりは練るに近くなるほど唐辛子を入れる)、ほとんどペースト状になったタレでいただく。大体こいつを25個~30個食うと腹がパンパンになる(女性でも20個くらいは食う)。ああ・・・食ったことの無い人は不幸だあ・・・というのは多少大げさにしても機会があれば是非一度トライを。一緒にビールを飲むも良し(実は花男は大のビール嫌い・・・)、箸休めに漬物を頼むの良し。そして「これでもか!!」というほどホワイト餃子の味を堪能してもらいたい。
写真は10年ほどホワイト餃子の味から遠ざかっていた折、横浜の天王町というところにに支店が出来ていることを知り、調度海外赴任の一時帰国で実家に立ち寄った際に、知人を誘い食いに行った時のもの。「大分離れた支店だからなあ・・・」と不安になりながら一口目を口に入れたとき口いっぱい広がったのは、まさに記憶の中の「あの風味」だった・・・真剣に泣きそうになった。
残念ながら現在天王町支店は閉店したらしいです。その代わり休業中だった栃木支店というのが再オープンしたらしい。こっから車で40分くらいらしいなあ・・・そのうち行ってみよう。