

「やらせ質問」常態化?八戸では10人中6人に依頼(読売新聞) - goo ニュース
内閣府は7日午後、9月に青森県八戸市で開かれた「教育改革タウンミーティング」での質問依頼問題で、当日の質問者10人中6人に質問を依頼していたと発表した。
小泉内閣では174回のタウンミーティングが実施されたが、他にも同様のケースがあった可能性があるとしており、今後調査を検討する。教育改革に関する過去7回分に関しては、9日の衆院教育基本法特別委員会理事会に調査結果を報告する。
政府の都合のよい意見だけの台本って、タウンミーティングをやる意味ないじゃないですか。民主主義に見せかけた偽物民主主義ですよね。小泉内閣の5年間、何とかだまし通したのかもしれませんが、まぁ、ぼろがどんどん出てきますのね。どんどんどんどん、どんどんどんどん。時代は、嘘を許さなくなってますのよ。
この間のやらせ質問の件に関してさらに詳しい記事はこちら
★東京新聞・・・八戸タウンミーティング 『やらせ質問』の舞台裏
ところで教育基本法に関係して、11月6日の朝日新聞の夕刊に、「私の教育再生」と題した立花隆さんのお話が載っていました。
立花さんは、今の教育基本法は、普遍的な価値を持っていること、文句がつけようがないことをあげて、なぜ今ろくな審議もせず改正しようとするのか、不可解としか言いようがないといわれました。そして考えられることはただひとつ、憲法と連動している基本法の前文を、変えたいのだろう、憲法改正の前に、この前文が邪魔で仕方ないのだろうといわれています。
私もやはりそう思います。前の記事にも書きましたが、現行の基本法の意識レベルは、「理性、理解、意義、賢い」のパワーの410、与党案は、「プライド、要求、嘲笑、得意」のフォースの177・・・改悪としか言いようがありません。
立花隆さんのお話は以下のように結ばれています。
教育基本法は、教育を時の政府の国家的目的の奴隷から解放した。国家以前から存在し、国家の上位概念たる人類共通の普遍的価値への奉仕者に変えた。
それは何かといえば、ヒューマニズムである。個人の尊厳であり、基本的人権であり、自由である。現行教育基本法の中心概念である「人格主義」である。
教育は国家に奉仕すべきでなく、国家が教育に奉仕すべきなのだ。国家主義者安倍首相は、再び教育を国家への奉仕者に変えようとしている。
参考サイト ★立花隆のメディシオポリティクス
それなのに、8日の名古屋の公聴会で、猪口邦子(自民)議員が、「理念法なので広く国民が関心をもって語ってもらう性格のものではない」と述べたそうです。知るとそんなすばらしい基本法を改正するのかと国民に反対されると心配しているのですね。
国民が知る前に改正してしまおうという、魂胆がみえみえ。
さて、6日の朝日の「岐路の教育基本法」という記事で、犬山市の教育委員長の瀬見井久氏が、「いま国が行なうべき大事なことは、教師が子供と向かい合えるべき環境ずくりを考え、実行することだ。法制度を変えることではないはずだ。」と改正案を批判しています。
この方のお話にも「その通りだ!イジメにあっている子供たち、学力がついていかない子供たち、こういう考え方の学校へ行きたいよね。」と私は思いました。
何でこんなにいい前文を変える必要があるのか、ばか言っちゃいけませんって、言いたい気分です。
>8日の名古屋の公聴会で、猪口邦子(自民)議員が、「理念法なので広く国民が関心をもって語ってもらう性格のものではない」と述べたそうです。
そうだったのですか・・・小泉チルドレンの女性たち、なんとも悲しいですね。刺客になった時点で、そんなタイプの人たちだったのでしょうけども。
>いま国が行なうべき大事なことは、教師が子供と向かい合えるべき環境ずくりを考え、実行することだ。法制度を変えることではないはずだ
私も、その犬山市の教育委員長さんに1票いれます。
それはひどい。「法の支配」の原則を全然わかっていない。
これにも、立花さんの記事を同様に感動しました。
こんなすばらしい教育基本法を失ったら、この日本と日本人はどこに行くの?と心配になります。
この公聴会を傍聴した人の話では、高橋氏以外の人は、全然教育基本法のことを知らないで意見を言っているようだったということです。こんなことあっていいのかしらね。
猪口さん、きれいでしたよね。片山さつきさんも小池百合子さんも。
自作自演が得意な自民党劇場ですから、おばさんの割には、学歴のある、まあまあきれいな人を集めて、刺客にされた。使い捨てって今更嘆いたところで、能力あるから選ばれたんじゃないってことに、気がついてなかった自分の愚かさを反省するしかないですね。
>「法の支配」の原則を全然わかっていない
すいません、私もちゃんとわかってなかったのでチェックしました。
と、ありました。素晴らしい原則です!
メモのためにも、保坂さんのその記事のアドレス、ここに貼っておきますね。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/91f9142302290e07607c3ce85c065ee1
立花氏が安倍政権の欺瞞と国家主義的姿勢に真っ向から挑んでいるのは頼もしい限りです。
日経BPのウェブ版「立花隆のメディアーソシオ・ポリティクス」に意見が沢山載っていますのでご参考までに。
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/b13d9c0b05d8786f215b69130268d503/7a
早速チェックしてみました。記事中に、メモ用に立花さんのサイト掲載させていただきました。