自分の人生に恋をする・ポジティブとネガティブ

以前、ある人と喫茶店で話をしていたんですが、悩み多きその人の悩みは尽きないようで、病気のこと、家族のこと、仕事のこと、全部ひっくるめて世界中の不幸を一人でしょってるような感じだった。
私も同情して、うんうんと聞いていましたところ・・・
その人が最後にさらりと、私めにのたまっていわく、
「金木犀さんて、人を落ち込ませるのが上手ね。」　
　　
お、おいっ！　あなたの悩みの原因は、実は私のせいだったのか・・・？

もう一人の友人は、会うたびに元気をもらえる人で、なななんと女だてらに（と、いってはいけないかもしれないが）、３度の離婚を経験した。もちろん、好きで離婚する人なんていやしない。辛いことも悲しいこともいっぱいあったろうに、彼女はその気持ちを歌にして、自分で作詞作曲をして歌を歌い、自費出版でCDまで出してしまった。
「あたしが男だったら、金木犀ちゃんみたいな人と結婚したかったよ、わはは。」
と、しっかりラブコールまでもらって、１枚１０００円のCDを買わされた。
もちろん、私は喜んで買いましたよ。

人生っていろいろありますよね。泣きたいときは、我慢せず泣けばいいと思う。
でもどんな出来事も、最後まで受けとめ方は自分の心が決めている。

今月号の「安心」にまた、飯田史彦さんのメッセージ、「生きがいの階段」が美しい写真と共に載っていました。



自分のまわりに起きてくる出来事を、
素直に受け入れる覚悟をすることが、
「自分の人生に恋をする」ということだ。
恋をしている相手のことは、
なんでも好意的に解釈しちゃうのが、
人情っていうものだよね。だから、
自分の人生に恋をしている人は、
どんなトラブルに巻き込まれても、
自分を困らせる「人生」という恋人に対して、
「困ったやつだけど、そこがまたかわいいんだよなぁ」
なんていう、
寛大な気持ちで受け入れることができるはずなんだ。
ほんの少し、発想を変えるだけでいいんだよ。


　　　★美しい写真は、「Alpine Photo Gallery」様よりお借りしました。