元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】
今年も3月11日が巡りきた。
事実と反することがある「Fukusima50」ですが、当時総理だった菅直人は、肯定的に映画を評価しています。
自分自身の評価云々より重かったこと。それは、菅さんにとって、あのときの「恐怖」を共有していたのは東電本店ではなく、間違いなく事故現場にいた吉田所長らであったこと。そして、その恐怖をより多くの人たちに知ってほしかったからだと思う。(加えて東電本店の実態も)
しっかりしたインタビューで読み応えがありました。
3月11日の今日という日に、多くの方々に読んでいただきたいと思いました。
(12日15時までは会員登録なしで全文読めるということなのでお早めに)
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元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー【1】 - 中川右介|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
東京電力福島第一原発事故から9年。事故対応にあたった原発職員たちの苦闘を描いた映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)が公開されて...
論座(RONZA)
事故後の菅さんは「神のご加護」と何度も言っていましたが、このインタビューの時も同様でした。
現場の方たちの奮闘は心からリスペクトしますが、最終的には神のご加護、言い換えれば偶然の紙一重のラッキーで、助かった、ということは忘れてはなりません。
つまり、スーパーヒーローが原発事故を止めてくれたわけではない。私たちにできるのは人事を尽くして天命を待つ、それしかできないのだと思います。
私たちは、大いなる宇宙や地球の手の上で生かされている小さな存在であることをいつも思います。
震災を警告と受け止め、原発事故が起こすその後の顛末、人々の不幸もちゃんと知る、受け止める。そして変わること。
これは、レベル7の原発事故を経験した日本の使命だと私は思っている。
事故後、病に倒れた吉田所長はじめ、死の覚悟した関係者各位、ふるさとを離れなければならなかった福島の方々、見捨てられたように死んでいった家畜たちのこと、いつも心のどこかに置いておく。
それはこの国のすべての危機管理に通ずると思います。
でなければ、愚かな不幸は形を変えてまた繰り返されるかもしれないから。
「太陽の蓋」をご覧になったのですね。
菅さんも両方見てほしいと言われていたし、比べてみるのもいいかもしれませんね。
原作がかなり安倍さんと近い人のもので、裏側に政治的な意図もあったのか、
菅さんが行くことでベントが遅れたという嘘のストーリーがあるようですが・・
菅さん自身、個人の評判より、もっと大きなこと、原発が一度暴れると制御の効かないものだと言うことを知ってほしい、という発想があるのでしょう。
こういうところも、菅さんらしいなと思います。
だからこそ、あのときは菅さんで良かったといまさらながら思います。
そうですね、今なら、きっと映画館もすいてるでしょうね。
うっかりしたら、貸し切り状態で見られる・・かもしれない?
当時の状況が分かったし、菅さんはやはり、まともな人だと思いました。
「太陽の蓋」は2016年に見ました。
(私は立憲パートナーズです)
「Fukushima50」は見たいと思いつつ、コロナのこともあってまだ行っていないのですが、こちらの記事を読ませていただき、ぜひ見に行こうと思いました。
そんなに込み合っていそうもないし、マスクをして予防していけば大丈夫かと思います。