虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

ゴアさん、ありがとう。ハチドリのひとしずく。

2007年01月27日 | ハチドリのひとしずくとエコ
南アメリカの先住民に伝わるハチドリの物語

  あるとき森が燃えていました

  森の生きものたちは
  われ先にと逃げていきました

  でもクリキンディという名のハチドリだけは
  いったりきたり
  口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
  火の上に落としていきます

  動物たちがそれを見て
  「そんなことをしていったい何になるんだ」
  といって笑います

  クリキンディはこう答えました
  「私は私にできることをしているの」



前米副大統領アル・ゴアさんが、今月、映画「不都合な真実」の公開で来日した際、ニュース23に出演されて一般の方々とお話するという機会がありました。
私は、実は地球温暖化はもう間に合わないんじゃないか、だってどれだけの人がこの切実な現状を理解し行動してるのか、とてもじゃないけど、無理なんじゃないか・・・と、心のどこかで思っていました。

ところが、ゴアさんは、まだ間に合うのだと、言ってくれました。
希望を失ったらそれで終わりです。あきらめてはいけないのだと勇気が出てくる力強い断言でした。
ゴアさんはもう辞めてしまったけれど、政治家というのは人々に希望を与える人なんだと、改めて感じました。(現実は、そうじゃない政治家のほうが多いけど・・・)そういった意味では、ゴアさんはやはり理想的な政治家なんだと思います。

このハチドリの散文は、番組のラストに読み上げられました。

私は、私の出来ることをしてるだけ。

ゴアさんも言っていたように、「気候も政治も、驚くべき速さで変わることもある」から・・・より多くの人々の意識が変われば、きっと変わる。やっぱりあきらめちゃいけないんだ。
あきらめて、出来るのにやらなかったら、死ぬとき後悔するから。
私も、希望を持って、ハチドリの小さなひとしずくを続けようと思いました。

ゴアさん、ありがとう。クリキンディ、ありがとう。


TAKE ACTION
ハチドリ計画

日曜は500円で見られる映画館あります!  

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10 コメント

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先住民の言葉に耳を傾ける (非戦)
2007-01-28 08:41:52
金木犀さん、

ハチドリのひとしずくの話はとってもいいですね。
いつも思うのですが、南米にしても、アメリカにしても、先住民の人たちの言葉や教えには、耳を傾けたい魅力的なものがたくさんある、と思っています。

このハチドリのひとしずくの話は、まさにそうですね。
環境が悪くなったのも、1日や1年でなく、もう何十年のもの長い間をかけてなってきて、その速度が速まっているのですから、ここでまた一人一人が、ハチドリのひとしずくになって、あきらめないで続けていくことが、大切だと思いました。まだ、ハチドリになっていない人になってもらう必要があるので、気が付いていない人には知らせなくてはね。

金木犀さんは、パワーのゴアさんのことを何年も前から注目されていたのですね。私など、大統領選のときに注目した後は、今回の映画までほとんど関心をもっていなかったので、金木犀さんがずーっとファンだったというのは、とても見る目があったんだな、と感心しました。
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Unknown (金木犀)
2007-01-28 20:21:18
非戦さん、いつもコメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、先住民の話には、真理をついているものが多くあると思います。
長い間の経験によって受け継がれた知恵もありますし、こういう人たちのコミュニティの中には、シャーマンのような人たちがいて、人智を超えた情報を受けたりしたこともあるんじゃないかとも思います。
そういうものをないがしろにしてしまったら、しっぺ返しはどこかに来てしまうかもしれないですよね。

ゴアさんは、混乱した京都温暖化防止会議で、きゅうきょ最後にやってきて、ごねるアメリカ代表を黙らせてくれて、見事にまとめたのが、最初にいいなーと思ったきっかけです。だからブッシュが京都議定書から離脱したのは、悔しかったと思いますよ。
でも本当はゴアさんと言えば、「私の名はゴア」…ってマグマ大使を思い出す世代です・・年がバレバレ 
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先住民の知恵はすばらしい (非戦)
2007-01-28 21:44:02
金木犀さん、

>ゴアさんは、混乱した京都温暖化防止会議で、きゅうきょ最後にやってきて、ごねるアメリカ代表を黙らせてくれて、見事にまとめたのが、最初にいいなーと思ったきっかけです。

ゴアさんがそんなことをされたのですか。知らなかったです。ゴアさん、すごいですね。
ゴアさんが、環境問題に本気で取り組んでいたのがわかるエピソードですね。


私は、手塚治が大好きでした。『マグマ大使』って懐かしいわ!
敵役で『ゴア』が出てくるんですね。でも、わたしは、このテレビ番組より、『鉄腕アトム』の世代からか、もっと上の年でバレバレ・・・。
『ブラックジャック』とか『火の鳥』は、本で読んで夢中になりました。

シャーマンのことについて、金木犀さんが書かれたことに共感です。南米の先住民も、北米のインディアンの人たちも、自然と共生して生きていたのですよね。だから自然の言葉に耳を勝て向けて、それを子孫にも伝えていったのですね。
とても、心温まる人から人への大切なことの伝達だと思います。
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マヤ暦も・・・ (金木犀)
2007-01-29 15:42:44
>『ブラックジャック』とか『火の鳥』は、本で読んで夢中になりました

大人も子どもも納得させる、手塚さんは才能のある方でしたね。私も最近になって、手塚さんの「ブッダ」という漫画を読みました。おもしろかったです。

>南米の先住民も、北米のインディアンの人たちも、自然と共生して生きていたのですよね。だから自然の言葉に耳を勝て向けて、それを子孫にも伝えていったのですね。

アセンションの分岐点、2012年12月22日は時間がゼロ・ポイントを迎えるのだそうで、それは、なんと古代のマヤの人が作った「マヤ暦」と不思議に一致するんだそうです。
いつの間にか自然から遠く離れてしまった現代人、今こそ、自然の言葉に耳を傾けなくてはいけないのかもしれませんね。
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インディアン (ヘルメス)
2007-01-30 15:45:29
いいですね。先住民の神話はすばらしいものが多いです。オクラホマに住んでいたときは、インディアン文化に直に触れていましたから。

でも、彼らはあまりにも自然と密接だったため、かつての白人に恐れられたのでしょう。マサチューセッツの魔女裁判では女の子たちが先住民の呪術に取り憑かれたと思われて処刑されました。野性的な土地はインディアン、開拓された土地がキリスト教で白人、フロンティアは自然征服とインディアン虐殺と同時進行でした。そこが銃社会の原点です。東には国防のための銃、西には侵略のための銃です。この辺はマイケルムーアの映画で指摘通りです。

しかし、それが今ではやっと見直されたようです。今ではインディアンの伝説に環境保護の精神を見いだそうとしています。また今ではインディアンを先祖に持つことが白人のあいだで一種の誇りになりました。ブッシュ大統領も一時期、ポカホンタスの子孫ではないかと噂され、家系図を徹底的に調査したようです。結局そうではなかったようですが、彼の遠戚がそうであるという話です。

その社会情勢もあるので、アメリカで先住民の童話を知的な公演会で紹介したりすると、旧移民のアメリカ人は聞いていて「おっ!」となるのでしょう。そういう計算もあると思います。私は白人ではないので、しかも新移民なので、インディアンとなんのつながりもないので、彼らほどピンときませんが。でも、素晴らしい物語は普遍だと思っています。

手塚治虫が亡くなった年に産まれた子が今年でもう18歳、アメリカでは選挙権が与えられます。すでに政治参加ができる年ですね。今のアニメの世代は手塚アニメとは無縁です。なにしろ手塚先生のキャラには「萌え」は感じられません。しかし、日本のアニメキャラの最大の特徴である大きい瞳は、手塚先生の発案だと聞いています。そのスタイルが今の萌えキャラにも受け継がれていることに、敬服しています。

ちなみに私のお気に入りは『アドルフに告ぐ』、『ブッダ』、『火の鳥~鳳凰編』ですね。鳳凰編のアニメ映画は衝撃でした。でも、いま一番観たいのは『Death Note』ですね。それだけで日本に帰りたいぐらいです。
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インディアンの教えと萌え (金木犀)
2007-01-30 22:46:17
>また今ではインディアンを先祖に持つことが白人のあいだで一種の誇りになりました

また、いろいろ教えていただきありがとうございます。アメリカは特にインディアンの人には、冷たいのだと思っていましたが、時代が変わってきたんですね。素晴らしいことだと思います。
彼らの伝説や、教えは傾聴に値することが多いですよね。
ブッシュは、ポカホンタスの血が流れていなくてよかったわ。もし流れていたら、先祖が悲しむと思います。

手塚治虫さんには、【萌え】ってないですか?(笑)
私は、はるか昔ですが、物心ついた最初にであったウランちゃんが、大・大好きなキャラクターでした。マーブルチョコのおまけのシールを大事にとっていた記憶があります。あの時、確かに私はウランちゃんに「萌え~」してましたね。
でも、「萌え」の意味、間違ってる??
そういえば、ディズニー映画の「バンビ」にも「萌え」していたような・・・私の「萌え」は、かわいくてかわいくて、いつも見ていたいという意味です。
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萌え! (ヘルメス)
2007-01-31 00:20:14
>ブッシュは、ポカホンタスの血が流れていなくてよかったわ。もし流れていたら、先祖が悲しむと思います。

へへ、同感です。

なるほど、『アストロボーイ』にはすでに萌えアニメの原型があったわけですね。さすがは手塚先生。しかし手塚時代ではビデオゲームはなかったので、物質化なしにキャラを操作する自由はまだでした。それに子供のプライバシーが手塚時代にそれほど発達しておらず、テレビはお茶の間に一台だったと思います。今では携帯、PC、ネット、など孤独になる空間が前提で社会が動いてます。

私は『花より男子』でポケベルに憧れましたが、いまではポケベルは東京の埋め立て地になって痕跡もないですね。ポケベルの恋を理想と見ていたとは、恥ずかしいかぎりです。液晶画面の登場でパソコンの旧式モニター、旧型テレビもゴミの山となってピラミッドを造っています。よって孤独の空間がさらに広がり、「萌え」がしっかりとした形で確立されたのは最近ですね。腐女子も孤独を前提としたものです。まあ、萌える環境が整ったというほうが正しいでしょうね。「萌え」は新しい酒は新しい革靴に盛っているという面もありますが、私にとってドラえもんの静香ちゃんが二次元の初恋というか、思春期の前の純粋にいつも見ていたいという、まあ萌えの対象だったので、金木犀さんの定義で合っていると思います。手塚先生はそのパイオニアだったと思います。

森永卓郎の説ではこの「萌え」が日本経済を救うとありますが、どうなんでしょうか。 
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萌え (金木犀)
2007-01-31 17:28:01
個人空間が広がりが創った文化だったんですね。
ヘルメスさんのおかげで少しは、理解できたかもしれません。
心優しき電車男を思い出しました。
どうもありがとうございます
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ハチドリというよりは・・・ (通りすがりの鮭鍋)
2011-03-27 03:29:20
ハチドリ募金などというよりは、いっその事『雀の涙募金』か何かにした方が、すがすがしくて良いと思います。はした金払って人助けした気になれるから、いい運動だとは思うんですけどね。

今後も人助け、頑張ってください。
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通りすがりの鮭鍋さん (金木犀)
2011-03-27 10:53:15
通りすがった方だから、この返信を読んでくださるかどうかもわかりませんが。

私は、自分が人助けをしているなんて、これっぽっちも思っていなくて。
自分のためにやっているだけですから。

あなたもあなたの人生の喜怒哀楽を楽しんで頑張ってくださいね。

(あと、昔のコメント読んでみたら、けっこう好き勝手なこと書いていますね。
今は上記のようなマヤ暦のことも、実は全然心配していませんので、ご了承ください。)
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