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どちらを選ぶかは自分次第

イルカの笑顔

2009年06月20日 | からだ・こころ
Photograph by Bill Curtsinger(nationalgeographic)


以前も書きましたが、今のマイブームは、少しずつだけど家の中のがらくた整理。(といっても、なるだけ捨てるものは少なくしたいので、まだ使えるものは各方面に寄付したり、近所のリサイクルショップに持っていったりしています。)

そんな中で、「あら、うれしい!」っていう発見もあります。先日は、いいことが書いてあると共感して切り抜いた新聞の切り抜きで、今はすっかり忘れきっていたものが、引出しの奥の方に押し込まれていたのが出てきました。

今回見つけたのは、今年の1月29日に朝日の夕刊に出ていたコラムで鍼灸師の田中美津さんのインタビューです。心と体のつながりについての、大変興味深い記事でした。(以下、青字全文・太い字は私の共感した部分です)

孤独は体が緊張すること   鍼灸師 田中美津(65)

-----鍼灸師として「心はからだで、からだは心」とおっしゃっていますね

このあいだも電車でカップラーメンを食べている若い男の子がいて、注意したいけれど、言っても相手とつながならなきゃ意味がない。「そういうのって、美しくないみたい」と言ったら、ニヤッと笑ってやめてくれた。
こういうとき、まず自分の体調を確かめて、よくないと黙っています。相手に届くようにうまく話しかけられないから。もう、私は100%、体調次第で生きています。

-----患者さんには、どんな養生法を教えるんですか

「これだけは必ずやって」と言っているのは、下半身を冷やさないことと、お尻を回すこと。お尻を回すとホルモンと自律神経のバランスが整うんですよ。出来ることはやってもらう。薬や医者、鍼灸師任せだと、いい状態は長くは続かない。
 体が悪いということは、単に病気になることではない。孤独な人はもっと孤独に、不安な人はもっと厭世感がひどくなる。孤独ってからだが緊張するっていうこと。緊張し不安がひどくなる。秋葉原の無差別殺傷事件も、年に3万人余の自殺も心細さの極致で起きていることではないかしら。
バブルがはじけた頃から、うつ症状を伴う患者さんが増えてきた。体がよくなってくると、それまでの生き方を見直して、自分を肯定し、うつのほうもよくなっていった。体が弱った時には心から、心が弱った時には体からのアプローチが必要だなあと思います。

-----暮れに派遣村に行かれたそうですね。

どこかでつながりを持てる人がいれば、点ではなくて面になれる。面になればゆとりが生まれる。病気や失業で社会からはじかれた人々の闇が深くなっているけれど、今回のように「派遣切り」にあった人たちが、一緒に声を上げていくのがいいですよね。
見知らぬ相手とも面になる。物を買うとか道を聞くとか、ほんの一瞬の出会いでもいい。相手がイルカのような笑顔だったら、何となくいい気分になれる。私はここに居ていいんだという感じが持てる。イルカ顔だと免疫力も高くなるし、こんな簡単な社会貢献はないと思うのですが。



お尻を回すっていうのは、巷でよくいう骨盤回し運動のことかな。骨盤のゆがみがとれれば、骨格全体のバランスが良くなり、結果的にホルモンのバランスも良くなるはずだし。
からだは心で、心はからだ。本当にそう思います。息子が小さい頃、何かのきっかけで駄々をこねて、泣きだして涙が止まらなくなった時、心からのハグで落ち着いたことを思い出しました。こういうときは、言葉でいくら叱っても、言い聞かせてもだめなんです。体が言葉を受けつけない状態だから。

このインタビューで心に残ったのは、やっぱり最後のイルカのような笑顔のくだり。
…心がへなちょこになってしまったとき、すれ違った誰かが、余計なことなんか何にも言わないで、ただ目があって、ニコッと笑ってくれただけで少し気持ちがゆるむことってありませんか。
私なんざ、ご近所づきあいしなきゃならない主婦ですが、声の大きい噂好きの奥様に声かけられるのはちょっとめんどくさいと思うこともありますが(汗)、あんまりしゃべらない奥さまとすれ違いざまに「にこっ!」って微笑んでもらっただけで、なんだか妙に嬉しくなってしまうこともあるんです。これぞ笑顔パワー。
イルカにはヒーリングパワーがあるといいますが、人間もイルカのような笑顔で社会貢献できるって・・・なるほど(笑)。



★おまけ
 
私が、最近癒されたイルカのような人。辻井信行さん
      ↓
   

CD買いに行ったら、もちろん売り切れで入荷待ちでした。残念。

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6 コメント

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腑に落ちました! (ゆりあ)
2009-06-21 09:06:26
金木犀さん、こんにちは~(^^♪

そっか、辻井信行さんの笑顔がどこか懐かしくて
すごーく惹かれてしまうのはなぜかと思ってたら…
イルカと同じ波動の持ち主だったんですね~。

まさに本物の「癒し系」… いいなぁ~~~。
癒される・・ (金木犀)
2009-06-21 21:20:07
ゆりあさん、いつもありがとうございます。

辻井さん、記者会見で、目が見えたら何がみたいですか、と聞かれて、「両親の顔」と答えてらして、そのあと、「でも今は心の目で見られているので十分満足しています」と言われた。
なんと素直にきちんと育った人だろうと、本当にほれぼれしてしまいました。
そうか、イルカのような人っていうことは、イルカと同じ波動のような人ってことなんですね。
癒されるはずですよね~。
本願成就 (ましま)
2009-06-22 09:43:16
急須のことでお世話になりました。
写真にとりましたので、見てください。
成就おめでとうございます (金木犀)
2009-06-22 17:53:33
ましまさま、さっそく拝見しました。
我が家では、Aがお茶入れ担当大臣です。
自分の好きな三年番茶専門なので、ほかのお茶が飲みたかったら、各自いれなきゃなりませんが(笑)
学生時代 (ひろみ)
2018-06-01 23:41:02
素敵な記事をご紹介くださってありがとうございます♪

この記事を読んで、大学の時に友達から言われたことを思い出し、今思えば、親元にいるころは、なんて幸せに脳天気に生きていたんだろうって・・・思いました。
「○○ちゃんって、いつもニコニコしてるよね。横断歩道渡ってるときも、いつも。」
そう言われて、わたしはこう答えました。
「誰かとすれ違うとき、眉間にしわを寄せて難しい顔している人よりも、ニコニコしてる人のほうがいいでしょ。それだけで、心が明るくなるでしょ。」

今でもそう思っていますが、最近は、年がら年中ニコニコしてはいないです。
馬鹿だと思われたくないからです。。。
子どものころのような無邪気さ、天真爛漫さがなくなってしまったってことなのかもしれません。

顔の表情って心にも影響するという話を聞いたことがあります。
作り笑いをすることで、ストレスが軽減するとか・・・。
この記事の下のほうにリンクを入れています。
https://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/15432651.html

今朝、知り合いがこんな記事を更新していました。
顔の筋肉と感情と周りの反応
https://ameblo.jp/matsuo52/entry-12380520940.html


>孤独は体が緊張すること
本当に、そうですよね。。。
孤独感って、緊急感情ですもんね。。。
恐れやエゴの源なのかもしれません。
そのことと真正面から向き合いたくなくて
そのことから逃れるために、人は嘘をついたり
誤魔化したりするのかもしれないなーと
ふと感じました。

いるか顔の人って愛くるしいですよね。
辻さん、たしかに、いるか顔で素敵♪

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ひろみさんへ (金木犀)
2018-06-02 22:55:27
>馬鹿だと思われたくないからです。。。

ごめんなさい、ちょっと吹き出しちゃいました(笑)
でも、こどもの笑顔は、他の人にとっても幸せな気持ちになりますよね。
私は息子の小さいときの写真の笑顔見ては、未だに幸せになってます(笑)
そうですね、作り笑いでも笑ってるほうがいいんですんってね。

お知り合いのブログ。なるほどと思いました。
確かに、若いときはわからなくても、年令を重ねてくると、その人の心が顔に出てきますよね。
笑っている人は笑った顔、怒ってばかりの人は眉間にシワがよってたりするのでは?
どうせシワなら、笑いジワでありたいものですね。

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