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命のゆりかご・泡瀬干潟に土砂埋め立ての愚行

2009年01月19日 | 社会のニュースを考える

私が、gooホームプロジェクトに、登録したのは、沖縄のサンゴを守ろうという趣旨に賛同して微力でも何かの力になりたいというささやかな願いからでした。
先日、TBSのニュースで、土砂の捨て場として、沖縄の泡瀬干潟の埋め立てを開始したという映像を見て、とてもショックでした。諫早湾のあのギロチンを思い出してしまいました。
泡瀬干潟には、数多くのサンゴが生息しており、絶滅危惧種を含めた210種類以上の生物が生態系を維持しているそうです。

そのニュース映像は、こちらです。

泡瀬干潟については、昨年いただいたTBで、大体のことは把握していましたが、11月に那覇地裁が、県と市に、将来の支出差し止めを命じたため、いったん白紙になったのだろうと思っていました。よかったなあと思ってました。

ところが、県と市が控訴したところで、まだ裁判が終わっていないのに、国(内閣府沖縄事務局)が、市と県が控訴をしたということを受けて、工事継続の意思があるとみなして、勝手に工事を始めてしまったというのです。
これは明らかに、立法・行政・司法が暴走しないように定めた、「三権分立」に違反しているんじゃないでしょうか?


沖縄・泡瀬干潟埋め立て:「県と市の要請」 内閣府沖縄事務局が着手
 内閣府沖縄総合事務局は15日午後、沖縄市沖の泡瀬干潟埋め立て事業第1工事区域(約96ヘクタール)の埋め立てを始めた。事業を巡っては「経済合理性を欠く」として那覇地裁が昨年、沖縄県知事と沖縄市長に公金支出差し止めを命じ、地元の反対運動が続く中での着手となった。総合事務局は「重要事業と位置づける県と市の要請を受け、予定通りに着手した」としている。
 国と県が約187ヘクタールを埋め立て、県が約127ヘクタールを購入し土地造成。その後沖縄市が約90ヘクタールを購入し、ホテルや観光商業施設を誘致する計画。02年10月に着工したが、計画に具体性がないとして市民の反対運動が高まり、沖縄市の東門美津子市長が07年12月に計画の見直しを表明。那覇地裁は「具体的な利用計画がない」として公金支出差し止めを命じた。知事、市長とも控訴している。【三森輝久】
毎日新聞 2009年1月16日 西部朝刊

   
もともと、この埋め立ては、バブル期にたてられたリゾート施設中心の計画に沿ってすすめられてるのです。
今となっては採算が取れず無駄な借金だけを抱えた数々のリゾート施設が、日本のあちこちに廃墟のように乱立しているということを忘れないでほしい。
観光客だって宝のような美しい海やサンゴがあればこそ、やってくるのです。沖縄を癒しの島として、活性化させるために、このような乱暴な開発よりももっと別のやり方があるんじゃないかと思います。

沖縄・泡瀬干潟埋め立て開始…「暴挙」と抗議集会も(読売新聞) - goo ニュース


泡瀬干潟とは…

四季・泡瀬干潟   2007/04/23 エヌエチケイ

沖縄本島東海岸、中城湾の一角に位置する「泡瀬干潟」。干潮時には200ヘクタールにもなる、南西諸島でも最大規模のこの干潟は、シギやチドリなどの渡り鳥の渡来地でもあり、海草場や藻場には貝類を中心に絶滅危惧種を含め210種類もの生物が生態系を維持している。

★参考サイト 
泡瀬干潟を守る連絡会ホームページ
ウェブ署名はこちら

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2 コメント

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自滅の道 (金木犀)
2009-01-22 12:02:11
大ちゃん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

>Y染色体の減少なども、一見原始人類との生活形態の激変などからきているように見えて、じつはもっと大きな意志が、人類という種を淘汰する方向にはたらいている表れではないだろうか、と。

「奪われし未来」という本で、環境ホルモンという言葉を知りました。
便利さを追求するあまり、自然界にとって不都合なものも、人類はたくさん作ってしまいました。
そして、それを警告した者は、たいてい警告を不都合とする人々によって、笑われたりバッシングされたり抹殺されたりしました。
「自業自得」という言葉が、大いなる意志の法則であるなら、そのような人々は自らすすんで自滅の道を歩んでしまうような気がします。

>生き残れるものとは、変わり続けるもの。

オバマさんの就任式に集まった人の数に驚き、あの寒さの中で、人々が喜びに包まれているのを見てまた、すごいと思いました。
どんなに寒くても、見知らぬ人々同士の喜びが伝播して、みなトラブルもなく幸福でいられるのですね。

困難な道でも立ち向かい、そこに喜びを見出すこと…オバマさんも確かそのようなことを言っていたように思いますが、チェンジのスイッチはもうすでに入っているのだと思っています。
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地球の意志 (大ちゃん)
2009-01-21 15:16:12
こんにちは。

いろんな局面で、欲望に突き動かされた人間が一生懸命地球を壊している感がいなめないですね。

ところで先日、NHKテレビで3回シリーズで、人間の男女の違いをいろいろな角度から検証する番組をやってましたが、その最後の回では、人間が生まれ出るときに男という性を決定付けるY染色体が急激に減ってきていて、このままでは人類の存続が危うい、というような話題が取り上げられていました。

で、私はふと思いました。
今までは、人間が地球を壊してしまうということだけで見てきたけれど、もっと俯瞰して地球の側に立ったとき、地球という生命体の意志が、その存続のために、人類という種の存続にノーを選択していくのではないか、と。
Y染色体の減少なども、一見原始人類との生活形態の激変などからきているように見えて、じつはもっと大きな意志が、人類という種を淘汰する方向にはたらいている表れではないだろうか、と。

生き残れるものとは、変わり続けるもの。
地球はわれわれの所有物とばかりに、欲望一辺倒で、地球を破壊し続けてきた人類の傲慢の命を本当に自覚し、本気で改善していくという方向に変わっていかない限り、人類という種は、いずれ大いなる意志の力によって、自然淘汰されるのではないかと感じています。

ま、では具体的にどうすればよく変わっていけるかとなれば、金木犀さんが以前、先住民が文明人に語った言葉を通してのべられていた以下のことに求めるしかないような気がします。

>生きる意味が分からないなんておかしいねって。すぐそばにいる人の役に立つこと、それが生きる意味だって。自分の隣にいるたった一人の人を喜ばせることができるなら、それで十分、生きる意味があるのだと。
シンプルにして、真理ではありませんか。
だって、世界中の人がお互いに自分の隣にいるたった一人を喜ばせることができるなら、世界はあっという間に、喜びに包まれてしまうんですから。
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