「敦賀原発2号機再稼働不可能に」
新聞見出しが潔くて、良かった。
東日本大震災のあと、当時の菅(かん)政権肝いりの第三者機関「原子力規制委員会」が生まれた。それまでは、経産省内にある「原子力安全委員会」が原発の安全性を守ると言っていた。しかし、推進するところと規制するところが同じでは意味がないので、純粋な独立機関として規制委員会は誕生した。
それだけでも民主党に政権交代した意味はあったと思う。
しかし当初こそ期待が大きかったが、その後、自民党に政権が変わってからは、第三者機関としての存在が危うくなり、政権寄りの委員が参加したり、与党からは再稼働の圧力が常にあったようだ。
今回も、自民党からの圧力はあったが、活断層があるのに、ないということはできない。政治の言いなりにはならなかった。良かったと一安心しました。
またまた、「寅に翼」のエピソード、不勉強で私は初めて知ったのですが、太平洋戦争に突入する前に、日本の30代の優秀な人材を集めて、模擬内閣を作り、アメリカとの戦争のシュミレーションをさせた。それが「総力戦研究所」。
そこで、何度シュミレーションを繰り返しても日本は完全負けという答えしか出てこなかった。しかし総力戦研究所がそれを伝えても、時の内閣は、その答えを無視。「政府の方針とは何ら関係ない」「やってみなければわからない」と無謀な戦争に突入してしまったのだという。
(そう言えば、東京に生まれ育ち、当時としてはハイカラだった義母も、周囲の人たちとこっそり「アメリカさんと戦争したら勝てるわけがない」と言っていたという。国内でもわかる人はわかっていたのだろう)
朝ドラで革命が起きた。航一が、重要な歴史の断片"総力戦研究所の真実"を語ってくれたことで。戦争は私たち国民の1人1人が、ちゃんと事実と現実に向き合い、丁寧に思慮深く対処すれば、防ぐことが出来るのだ。権力と時代と世界の潮流に抗うことは、本当に困難だけど、要は私たち次第なのだ。#虎に翼 pic.twitter.com/u92eth4PUl
— Dark Knight (@DarkKnight_jp2) August 2, 2024
アメリカとの戦争に突入した無謀さは、なんとなく科学を無視して地震国日本に原発を導入した無謀さと似ているなあと思っていた矢先、以下のようなXを見て、またびっくりでした。
なんと原発も同じようなことが現代でも起こっていたとは・・
原子力行政に関して。
04年経産省の官僚たちは、"使用済核燃料サイクルの再処理は困難だと試算し告発"までしたのに、
その声は封印され原子力行政は捻じ曲げられて来た
↓
しかし、星航一のモデルとなった三淵乾太郎のことを描くのであれば、"総力戦研究所"のエピは避けては通れなかったのだが、 #虎に翼 は、本当に覚悟を持って踏み込んで描いてくれた。本来なら当たり前の歴史的事実が、権力や体制によって歪められる時代に変容したからこそ、この意義は本当に大きい。 pic.twitter.com/fleK1rDz2p
— Dark Knight (@DarkKnight_jp2) August 2, 2024
戦争と原発、科学を無視した権力者の思惑で、国家の方向はゆがめられ、失敗した。
そして、たいてい真っ先に犠牲になるのは、国民。
この国の不幸は、声の大きい権力者たちに、弱い人たちは押しつぶされてきたことだと思う。
結果、マルチの会社の社長やカルト教団の幹部や反社の皆さんが、大手を振って、桜を見る会にご招待されたり。
こっそり裏金をもらって、脱税する国会議員がいたり。もう、モラルは消えて、やりたい放題。国の柱が食い荒らされてぐらぐらじゃないでしょうか。
流れぬ水は腐る。今一度政権交代しないと、よどみきってすくいようがなくなりそうです。
この見識に関しては、右側に記載の「自由業」は関係ないが、サラリーマン的な人はストレートに本音を言えないという意味では関連してるか? この人の言う通り裏金問題は何一つ解決していない。 裏金自民党と御用マスゴミが「派閥の問題」かのように犯罪性をスリ替えてるだけ。pic.twitter.com/At9wz4WFuR
— 桃太郎+ (@momotro018) August 3, 2024
★関連記事
がんばれ!規制委員会、規制委員会への圧力と壁
いつもありがとうございます。
「愛の法則」から、両極端な二つの未来のビジョン
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-731.html
「君たちの惑星の一部の極度に利己的で破壊的な力のある者たちが、人類全体の生存を脅かすようになっているからだ。君たちは彼らの破壊に手を貸すのかね?それともその反対に、それを阻止するために尽くすのかね?それはすべて、君たち次第なのだ。君たちの自由意志によるのだ。今生か、あるいは今後の転生で、君たちはどちらの側につくのかを選ぶことになる。地球の運命は、君たちが握っているのだ。」
9910
同じような過ちを繰り返し続けるか、もう繰り返えさないと方向転換するか。。。
政治家の大半は、自分とその周囲の利益だけを考えているけれど、国全体、国民全体のために活動している政治家も徐々にですが、増えてきています。
そういう政治家をリーダーとして迎えることができるかどうかは、選挙で投票する国民一人一人の選択にかかっています。
先月の都知事選後の記事にリンクをコメントしましたが、再度。。。
君たちの世界では、進化したものが統治していない~「自由意志の法則」①より
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-574.html
9910