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虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

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どちらを選ぶかは自分次第

自然は回復する 水俣からチェルノブイリそして・・・

2011年04月07日 | 自然からのメッセージ


チェルノブイリの原発事故後、20数年たった今、動植物が増え自然が回復しているという記事で、宮崎駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」の「腐海(ふかい)の森」を連想してしまうと書きました。

核戦争が起こった未来の世界において、毒を出して人間を苦しめる「腐海の森」の真の役割が、汚染した大気や土壌を浄化することだと知った時の衝撃と言ったら・・・!
今まで、アニメなんて子どもの見るものだと思っていた私にとって、「アニメをなめておりまして申し訳ありませんでしたっ!」と、思わず土下座しちゃうくらいの衝撃だったんですよ。

こういう発想をする宮崎駿さんって只者ではないのだわと、それ以来何かと気にかけておりましたが、先日見たスタジオジブリの特集番組で、実は「腐海の森」にはモデルがあったこと、それは、水俣湾の復活であることを知りました。


 


ご存知のように、熊本県水俣市の水俣病は、日本の公害のさきがけとして教科書にも載っているくらい有名です。
水俣湾に猛毒のメチル水銀を含んだ工場の廃液が垂れ流しされ、そこで獲れた魚を食べた動物や地元の人たちが、次々と奇病に襲われ亡くなってゆきました。

水俣の海は、猛毒の水銀があふれ「海は死んだ」と言われました。ところが、驚くべきことに、海は徐々に回復してゆきました。なぜ?
宮崎さんは、海の中にメチル水銀を分解してしまう菌が出現したことを知ったのです。しかも、その菌は、水銀がなくなってくると、元の普通の菌に戻ってしまった、というのです。

私も、この事実を知って、本当に驚きました。

「奇跡のりんご」の木村秋則さんが言われるように、土の中の微生物が起こす不思議は、本当はまだ現代の科学では誰もわかりません。人間は、自然の一部分しか見ていないのに、わかっていることだけわかって、すべてをわかったつもりでいるだけです。
同じように、海でも、人間の知っている知識では考えられないような想定外のことが起きてしまっていたのです。


 


この件に関して、どこかに解説してくれているサイトはないかな、と検索してみたら、テレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」のバックナンバーに残っていました。

一部抜粋してご紹介しますね。

「死の海からの復活」 ~ミクロ生命体が奇跡を起こす~

水銀耐性菌の一つ、わずか1ミクロンほどのシュードモナス菌は、自分たちの生存に不都合な水銀そのものを食べてしまうのです。そして、そのメチル水銀を、金属水銀とメタンガスに分解、吐き出します。分解されてできた金属水銀はやがて気化し、自然の水銀サイクルの中に組み込まれていくのです。さらに驚くのはこの細菌はまったく違う種類の違う他の細菌にもコピーして伝達することができるのです。海の中では莫大な数の細菌たちがもくもくと水銀を分解し、海のお掃除をしていたのです。そして役割を終えた耐性菌はその能力の元となる遺伝子を捨て去り、またもとの普通の菌に戻ります。自然の浄化のメカニズムは神秘そのものなのです。



 


今、福島の事故現場では、最悪の事態を防ごうと、必死の思いで作業されている方たちがいらっしゃいます。
しかし、現場や被災地の人々の思いをしり目に、まるでその最悪の事態が起こってしまったかのような海外の報道や、それに振り回されてヒステリックに不安をあおる一部のマスコミやネット情報など、どうかしてるようにも思えます。
刻一刻変化する状況に、人々が不安になるのもよくわかります。
もちろん原発はもうこりごりという気持ちは私にもありますし、脱原発の立場は変わりません。
でもね、被害を過大に喧伝して売上部数をあげようとする週刊誌や、反原発のあまり、この時とばかりに、ことさら恐怖をあげつらって人々の動揺を広げ、政治的に利用しようとするような団体には、とても共感できません。

私は、日本政府や日本の専門家が嘘の情報を流していると感じていないので、言われる通り、恐れることはないと思っています。
簡単にはゆかないことはわかっていますし、楽観視しすぎて油断してはいけないと思いますが、今のところ、キネシオロジー的にも、大丈夫だと自分の体が応えてくれていますから。(笑)

しかし、最も危険なのは、福島で作業されている皆さんです。
引き続き、感謝と応援を送ります。



★関連記事
 チェルノブイリの森でおこっていること

★関連本
 チェルノブイリの森


★参考サイト

 「私なら避難圏内でもとどまる」チェルノブイリ治療のロバート・ゲール医師
(産経ニュース 2011.3.29 19:55)

(以下一部抜粋)
日本は20キロ圏内に避難指示を出している。米国は80キロ圏内の米国人に避難を勧告した。米国は過剰反応すぎる。

 一口に避難といっても大変だ。たとえば60歳や70歳といった年齢で、住み慣れた家を離れて避難所生活を送ったり、知らない土地に移ったりする。これは、高い濃度の放射性物質にさらされる恐れがある地域に住み続けるより、健康被害のリスクを上昇させることになるだろう。

(中略)

 現時点で、高濃度の放射性ヨウ素にさらされた場合、リスクはがんの発症率が上がることだ。私は65歳だ。若くはない。もし私が避難・退避圏内に住んでいたとしても、住み続ける方を選択するだろう。

 避難・退避圏外でも基準値以上の放射性セシウムやヨウ素が検出されているが、チェルノブイリ事故でも同様のことが起こった。そのとき、英政府は検出された地方の羊肉の流通を止めて対処した。風の流れで、福島でもこうした地域は出るだろうが、住めなくなることは意味しない。生産規制などの対応をとればよい。

 被爆国日本は放射性物質にとても敏感で、基準は世界的にみても厳しい。だけど、敏感すぎて、差別が起こるようなことになってはならない。(談)


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チェルノブイリの森でおこっていること

2011年03月30日 | 自然からのメッセージ
二つ前の記事にも関連として少し紹介したのですが、チェルノブイリの小鳥の話。

あのチェルノブイリの立ち入り禁止区域は、廃墟となって草木も生えないと思われていましたが、20数年たった今現在、人間がいなくなった場所には緑の森が生まれ街を覆い尽くそうとしています。
研究者によるとそこでは、小鳥は汚染が薄い場所にきちんと巣を作り、汚染が少ない木の実を選んで食べているとのこと。(小鳥のキネシオロジー


(メアリー マイシオ著)


また「チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌」というウクライナ出身の女性ジャーナリストのルポルタージュによれば、その区域では、多くの動物たちが戻ってきており、しかも絶滅危惧種すら増えているのですから驚きです。

さらに言うなら、今でも立ち入り禁止区域であるにもかかわらず、故郷に帰って来た人々が居住しているのです。そして彼らは今のところ、自分は健康だとは言わないものの、その不調は区域外の人々が訴える体の不調と大差ないというところに、著者の戸惑いがあります。
もちろん、その地が放射能に汚染されていることに変わりはないのですが・・・。

そこには、想像されたような奇形の動物などはどこにもいない、見た限りでは普通の姿かたちであり、同様に水に住む魚や両生類などもすいすいと元気に水の中を泳いでいました・・・。
そこに住む人々が言うには、おそらくは、奇形の個体は生まれても生きのびられないから、人の目に触れることはないのだろうということです。

カエルは、卵にカラを持たないことから、環境の変化を受けやすい生物です。
著者は、アメリカで農薬などの水質汚染によって寄生虫が増え、奇形のカエルが昨今衝撃的に増えてきているのを目の当たりにしています。ところが、ここでは奇形のカエルすら1匹も見つけることはできませんでした。
まるで、野生動物にとっては、放射性物質より人間の活動の方が危険であるかのような示唆すら受けました。


本をぱっと開いたら、330ページにこんなことが書かれていました。

私が訪れた、どのグループでも同じことが起こった。料理を勧められ、その間に死や別れ、強制避難や恐怖の話をたっぷり聞いた。みんなそろって一斉に逃げたこと--結婚して間もなく飛行機事故で妻を亡くした男性、癌で亡くなった若い甥、第二次世界大戦で戦死した父親や兄弟や叔父や従兄の話。けれども話をした人の中では、チェルノブイリ事故で誰かを亡くした人は一人もいなかった。


また、もう一度、ぱっと開いたら、このようなことが・・・(p312)

なんでも大げさに言いたがる圧力団体が、事故の影響を誇張したり過小評価したりするので、チェルノブイリ原発事故が健康に及ぼした長期的な影響が、いまだに議論されているのも不思議ではない。
原子力産業が主張する結果は限定的で、一方、政治家や活動家や被災者は、健康に及ぼす重大な悪影響を主張することになる。
(中略)
国内外の報道記者には、世間の話題をさらうような身体障害を持つ子どもを重点的に取り上げるという不可思議な習性があり、この習性が火に油を注いだ。子どもたちがチェルノブイリから遠く離れた場合や、チェルノブイリ事故が障害の原因とは考えられない場合さえ、取り上げた。
実際には、原爆被爆者の子孫には、先天的な身体障害の増加がみられないとされており、チェルノブイリの被災者でも同様だ。悲しいことだが、身体障害は、どこの住民でも発生する時には発生するものなのだ。
(中略)
けれども、事故が健康に与えた影響で証明されているのは、子どもの甲状腺がんの増加だけだ、という原子力推進派の主張も誤解を招いている。
残念ながら、事故が健康に与えた長期的な影響については、これまでのところきちんと計画された公平な医学調査が少ないため、ほとんど何も証明できない。



悲しいことだけれど、当時のソビエト連邦という国の閉鎖性もあって、チェルノブイリ事故の健康に及ぼす長期的な影響が、本当は何もわかっていない・・・ということがわかったのでした。
ただ、原発を推進する側と反対する側での、過小評価と被害の誇張。お互いの政治的な思惑で、歪んだ判断をしてしまうなら、むなしいだけです。

現実のチェルノブイリは、今だ汚染されていることに変わりありません。
しかし、それを「豊か」と言っていいのかもわかりませんが、ただ言えることは、確実に自然が回復しているということ。

それが、私には、「風の谷のナウシカ」に出てくる「腐海の森」・・・核戦争のあとの汚染された未来の大地を浄化するように生まれた森のようにも思えたのです。
(あのようなグロテスクな生き物もいなければ見たこともない植物が生えているわけではなく、防御マスクがなければ毒で死んでしまうというものでも、もちろんないのですが)

植物や野生動物、さらには水中や地面の下の見えない世界で起こっていること(木村秋則さん風にいえば、この地面の中の微生物がとても大事)・・自然の回復しようとする力は、化学的な放射性物質という想像を絶するような相手さえ、いつしか飲み込んで、新たな生態系をも作ってしまうのでしょうか。

私自身は脱原発の立場に変わりはないものの、大いなる自然というものが、人間の常識をも覆してしまうなら、原発事故真っただ中にいる日本人として、そこに救いを見た思いがしたのも事実です。



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自然の驚異と脅威

2011年02月02日 | 自然からのメッセージ
写真:トムソンライター


宮沢賢治の詩「雨にも負けず」を思い出す今日この頃。
この冬は、日本という小さな国土の中でも、豪雪や火山の噴火と厳しい試練が続いています。
天変地異は地球の営みの表れ、大きな好転反応のようなものですから、嫌だと思っても、その地で生きている限り、お互いに助け合いながら乗り越えてゆくしかありません。

サッカーアジアカップで、ともに決勝を戦ったオーストラリア。
この国も長く雨が降らなかったと思えば、昨年末からの大規模洪水で、農業や鉄鋼業に大きな被害がありましたが。
またまた、北東部クイーンズランド州に、新たに大型のサイクロンが接近しており、2日遅くから3日未明にかけて同州沿岸に上陸する恐れがあるとのこと。
上空写真で見ると、大きなオーストラリア大陸の半分近くの大きさにも見えます。
昔と違って、空から、その規模がわかるだけにありがたい半面、ちょっと怖いですよね。
準備や装備を怠りなく、安全な場所に避難するなりして、被害が最小限に防げますように。


豪北東部に大型サイクロン接近、「カトリーナ級」の勢力(トムソンロイター) - goo ニュース



おまけです
"雨ニモマケズ"東北弁朗読 今野東


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宇宙人?2010年奇妙な新種ベストテン

2011年01月13日 | 自然からのメッセージ
まるで映画「スターウォーズ」に出てくる宇宙人のような・・・。
昨年見つかった新種の生き物のなかで、ナショナルジオグラフィックニュース編集部が選んだ奇妙な新種ベストテンが、発表されました。

すごい、おもしろい!この惑星の生き物たち。
まだまだ不思議が隠れているかもですよ。・・・わくわく、わくわく。



豪州の新種:ピンクハンドフィッシュ

体長約10センチ、泳ぐというよりひれで歩いている感じ。
まだ4個体しか見つかっていないのですって。



パプアニューギニアの新種:コウモリ

この方こそ、スターウォーズ型宇宙人でしょう(笑)
まだ、名前も付いていないけど、熱帯雨林の中では、食べた果実の種をまき散らすことから、生態系の中の重要な役割を果たしています。



フィリピン沖の深海:驚きの新種環形動物

おお、これは、息子が小さいころ夢中になっていた、古代生物アノマロカリスになんとなく似ているではないですか(笑)
深海では、まだまだ古代生物が生きているのかも・・・
アノマロカリスって、そう、村上龍氏が司会をする番組「カンブリア宮殿」のオープニングでひらひらと泳いでいる古代カンブリア紀の変な生き物。


 

こういう生物を見るにつけ、地球は人間だけのものじゃないですけんね・・と思いますけんね。

10種類全部は、こちら→2010年、奇妙な新種ベスト10 
この惑星はワンダーランドでござります。

( ただし、人間の食用になっているミャンマーのお猿さん。食文化といっていいのか、絶滅危惧種で新種・・・いろんな合わせ鏡が見えてくる  )

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言葉の海におぼれそうな時

2010年11月08日 | 自然からのメッセージ

荒波高波 言葉の海に疲れきり

ひっそりと咲く その花だけ

何にも言わずに 見ていたい

っていう日も あるんだわね



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10月の香り

2010年10月04日 | 自然からのメッセージ

朝は、気づかなかった

午後から晴れて

夕方、香った 金木犀の花の香り

今年もまた この季節になりました

暑い暑いと、いっていたのにね

1日、1日を積み重ね

めぐる季節を旅するような このごろです




★トップの写真は、写真素材「足成」様より



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忍者?

2010年09月24日 | 自然からのメッセージ

 
  窓の向こうで 
  指を ぴやぁっと ひろげて
  ぴたっと はりついているのは





  ヤモリさんですかいなぁ
 




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アブラムシのおばあちゃん

2010年07月11日 | 自然からのメッセージ
昆虫にも頼れる「おばあちゃん」分泌液で敵撃退(読売新聞) - goo ニュース

これ、個人的に、とても面白い研究だなって思って、編集画面の下書きに入れておいたんですが、ぐずぐずしているうちに、元記事が完全に消えちゃいました。

園芸を愛する人間にとっては、厄介者のアブラムシ。
以前見たNHKの「趣味の園芸」で、(どこまでもNHK好きな私。。)、このアブラムシを撃退するのに、もし鉢植えなら、上からシャワーをかけて、水と一緒にザーッと勢いよく流してしまえば、薬も使わずあっという間に下に落ちてしまいます、なんて言っていたけれど。
お尻から蜜を出して、ギブ&テイクでありんこに守ってもらうほか、自らは身を守るすべがない、実はとっても弱い虫だと思ってました。
だから、数で勝負で、どんどん増えていくのかなと。
だけど、そんなアブラムシも、ひとたび天敵が増えてくると、あっという間にいなくなってしまうのだから。

でもね、それだけじゃなかったんだ、アブラムシの身を守る術って。ヨシノミヤアブラムシという種は、繁殖の役割を終えたメスがわが身を犠牲にして子孫を守っていた・・・という研究発表がありました。なんだか、ちょっこし感動。

以下、青字のニュース記事は、「かかしさんのまど」様から、元記事をお借りしました。

---------------------------

(2010年6月21日 読売新聞)
 繁殖期を終えたアブラムシのメスが自分を犠牲にして、外敵から巣を守ることを東京大学博士課程の植松圭吾さんらが発見した。
 人間やクジラなどでは、メスが子育てを終えた後も長生きして血縁者に尽くす「おばあちゃん効果」が知られているが、昆虫で確認されたのは世界で初めて。
 植松さんらは、常緑樹のイスノキに巣を作る「ヨシノミヤアブラムシ」を観察。テントウムシの幼虫などに襲われた時、成虫が腹の穴から白い分泌液を出し、体ごと敵に張り付いて行動の自由を奪うことを突き止めた。捨て身の行動をした成虫は、ほぼすべてが繁殖を終えたメス。繁殖後は卵の代わりに防衛用の分泌液で腹部を満たすように変化することも分かった。
 人間の場合、「おばあちゃん」が長生きし、知識や経験を伝えることが進化上有利に働いたという説が提唱されている。


---------------------------

おばあちゃんの力、偉大なり。人間もゾウもアブラムシも。。。

かかしさんのまど」様には、テントウ虫の幼虫がアブラムシを食べている、すごい写真もありました。
同時に紹介されている朝日新聞の同じニュースも合わせて読んで、面白い!

ただ、木村秋則さんの研究によれば、植物が健康であるなら、循環が良ければ、虫がつかなくなると、いうことです。
今現在、土の中の状態がよくなり生態系のバランスが良くなった木村さんのりんご園には、かつて、山ほどいた虫がいなくなったということです。
それは、すごくよくわかる気がします。我が家の梅の木も、かつてはアブラムシがいっぱいで、新芽はチリチリ、実もあまりなりませんでしたが、今は農薬もまかず肥料もなし、ちょっとした工夫だけで、今はほとんどアブラムシはつきませんからね。
「虫がつくのは、植物の過剰な栄養分を虫たちが吸い取っているから」という木村さんのお話は、いつものことながら目からうろこです。



年を重ねたその手には、経験と知恵が刻まれている



なお、「人類の場合、おばあちゃんが長生きし、知識や経験を伝えることが進化上有利に働いた」というおばあさん仮説
惑星科学者の松井孝典東大名誉教授が、提唱していましたが、どこかの都知事さんがこれを180度間違って解釈して「文明がもたらした最も悪しき有害なものはババア」なんて、お上品なことを言ったものだから、かえって有名になってしまった仮説のことでしょう(笑)。


★関連記事
虫嫌いではエコはできませぬ


お知らせ

いつも、ありがとうございます。
突然ですが、ちょっと忙しくなってまいりましたので、しばらくブログをお休みします。
蒸し暑い毎日、皆様、ご自愛くださいね。では、また。(^o^)丿

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片脚のないカエル

2010年06月20日 | 自然からのメッセージ
写真・時事通信


 個人的にちょっと気になったニュース。

片脚のないカエル、大量に発見 原因究明中 北九州(朝日新聞) - goo ニュース

 北九州市を流れる板櫃(いたびつ)川沿いの親水広場「水辺の楽校(がっこう)」(同市八幡東区高見)で、片脚のないカエルが大量に見つかっていたことがわかった。市は現場の水と泥を採取して成分を分析しており、来月には専門家による検討委員会を設け、原因を究明する。原因がわかるまでの間、住民の広場への立ち入りは禁止する。

 市によると、6月9日に市民から「片脚のないカエルを見つけた」と連絡があった。11日に現場を調査したところ、7匹捕まえたツチガエルのうち1匹の後ろ脚の片方がなかったという。市立自然史・歴史博物館にも別の市民から情報提供があり、5月半ばに同じ場所で90匹のツチガエルを捕まえたところ、45匹の後ろ脚の片方が同様に欠けていた。欠損部はむき出しではなく、すべて皮膚で覆われていたという。



写真・朝日新聞



 市は、現場付近の水質調査を定期的に実施しているが、今年3月までの調査では異常はなかったという。水は市の環境科学研究所、泥は北九州市立大で調査中で、今月末に分析結果が出る予定。市は現場付近でカニや魚を採取したが、異常はなかったという。

 片脚が欠けていたのは、すべてツチガエルの子どもで、体長約2~3センチ(脚を除く)。ツチガエルは国内のほぼ全域に生息しており、夏から秋にかけて産卵し、オタマジャクシの状態で越冬するのが特徴。成体になると体長約6センチまで成長するというが、今回は成体はまだ捕まえられていないため、脚を欠損したものがいるかどうか不明。

 九州大名誉教授の小野勇一さん(動物生態学)によると、脚が欠損したカエルは世界各地で確認されており、原因として寄生虫や他の虫に食べられるケースが多く、化学物質や放射線が影響したり、遺伝子異常で発現したりするケースもあるという。90匹のうち45匹が奇形という発現率は非常に高いといい、小野さんは「珍妙な例。卵から変態するまでの間に外因で欠損したのでは」とみている。



奇形率50%とは・・・

3月までの水質調査では、異常は見られなかったということですから、水質だけにこだわらず、その周りの環境にも目を向ける必要もあるのかもしれませんね。
カエルは、卵が透明ゆえに、たとえば紫外線などの影響も受けやすい、と以前読んだ本にも書かれていたことを思い出しました。

今、見えないところで起こっていること、人間が気づく前に、そのデリケートさゆえに教えてくれるメッセージがあるのでは・・・と、こういうことが起こるたびに思ってしまうのです。


 
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収穫

2010年05月22日 | 自然からのメッセージ

おととい、激しい雨が降って昨日は、からっと晴れ渡りました。
例のさくらんぼは、木についたまま、完熟、地上に落っこちる寸前でした。

ふ~  ぎりぎりセーフ  で

収穫したさくらんぼ。
ゆりあさんから、透き通ったゼリーに閉じ込めてしばらくながめたら・・・という、素敵なアイデアをいただきました。
そうよ、これだけ待ったんだもん、簡単に食べちゃうなんて、もったいないじゃないのさ・・・
と、このときまでは思っていた。
  ・
  ・
  ・
ところが、

お皿に乗った、みずみずしいさくらんぼちゃんを見ていたら・・・

昨日の暑さもあいまって、今すぐ食べたい気持ちが怒涛のようにわいてきて





2秒で完食   


ううううううう。

うまいっ!



と言った瞬間、口の中でとけるように、なくなりました。 


もちろん、家族みんなでいただきましたよ。一人頭、1~2粒ですが(笑)


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完全無農薬無肥料のサクランボどす♪

2010年05月18日 | 自然からのメッセージ

  3月に咲いた、サクランボの花 が、 をつけました





まだ、小さい実のうちに いくつか小鳥に食べられて
あわてて、鳥よけネットを 家人につけてもらいました

鳥よけネットといっても、台所用の水切りネット・・(笑)






ネットを持ち上げて・・・ずいぶん赤くなったでしょう






アップ。 もう、そろそろ食べられるかな

でも、食べるの、もったいないなあ~ 




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2010年 カイドウの花

2010年04月24日 | 自然からのメッセージ

大好きなカイドウの花。






このピンク色が 特に 好きです。
今年の春は 寒い日が多いけど・・
花たちは けなげに咲いています。

花言葉は、「美人の眠り」と「温和」
花が下向いて 咲くせいでしょうか


2008年の写真は、美女がうたた寝してるふう(笑)

こちら

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春のはかない命・ツマキチョウ

2010年04月19日 | 自然からのメッセージ
<写真:時事通信>


ゆく春を彩るツマキチョウ=東京
(時事通信) 4月13日(火) 16時13分
文京区の小石川植物園で春を惜しむツマキチョウ(6日撮影)。羽の表側は白色で、雄は先端が黄色くなっている。閉じた羽の裏側は木の葉のような迷彩色で、周囲と見分けがつかない。この時期しか見ることができない【時事通信社】


春の短い一時期だけ出てくる、ツマキチョウ。モンシロチョウより一回り小さくて。
ネットによると、「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」の一つだそうで、そんな言葉を知れば、ますますこの春の寒さに「負けないで」と、励ましたくなるチョウです。

桜の花も散ってしまったのに雪が降ったり、今年の春の寒暖の差で、体調管理も大変です。
野菜の生育も悪いといいますが、自然の小さな命にも過酷な春かもしれません。
みんな、がんばろうね。



★参考サイト
 ツマキチョウ
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2010年桜花

2010年04月10日 | 自然からのメッセージ
   

   淡いピンクは、人の心を優しく柔らかくしてくれますね
   青空と桜の花・・・今年も見られた幸せ 



   

   手前の 白い木は プラタナス
   丸裸の木立だった黒い木は 今
   空をピンクに染めて 咲き誇る

   かけぬけて行ったのは 浮かれた子どもたち
   笑いながら ここでお弁当を食べたこと
   大人になっても 覚えているかな





   ★関連記事
    白い木、黒い木
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鶴岡八幡宮・倒れた銀杏のあとから新芽が

2010年04月02日 | 自然からのメッセージ
倒れる前の鶴岡八幡宮の大銀杏
(写真:写真素材足成


そうそう、今年のブログテーマは、「希望」だったんだ。忘れてたわけじゃないけれど(笑)。
テーマにぴったりのニュースが飛び込んできて、うれしいな。

先月、強風で、かの有名な鶴岡八幡宮の大銀杏が、倒れてしまった件。
特別天然記念物であり、歴史的にも名高いあの大銀杏、関係者の皆さんは、何とか残す方向で考察中らしいけれど、もともとの根っこのあったところから、新芽がいっぱい出ていたんですって。たくさんの人々の祈りが伝わったのかもしれません。
植物の生きる力、すごいなあ。どんな形であれ、命は、つながってゆくんですね。


大イチョウから無数の芽=「大切にしたい」-鶴岡八幡宮(時事通信) - goo ニュース
 強風などで先月10日に倒れた鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)の大イチョウの根があった部分から、新芽が出ていることが1日までに、確認された。芽は1センチ以下の長さだが、無数に芽吹いているという。同八幡宮が数日前から確認し、1日発表した。同八幡宮は「大切に育てていきたい」としている。
 鶴岡八幡宮は先月、大イチョウの根元部分を石段脇に植え直し、同月18日には、根があった部分の再生も含め祈願祭を実施。境内に設置された記帳所では同月17日以降、約2万5000人が回復を願い記帳した。植え直した根元部分からは芽は出ていないという。 

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