マイケル・クライトン(ウィキ)
緊急の場合は(ウィキ)
緊急の場合は(アマゾン)
内容(アマゾンより)
中絶手術で患者を死に追いやった容疑で産科医が逮捕された。彼が違法な中絶を手がけていたのは事実だが、この件に限っては身に覚えがないという。無実を信じる同僚の医師ベリーはひとり真相を探り始めた。しかし、関係者は固く口を閉ざし協力しようとしない。いったい彼らは何を恐れているのか?執拗な調査を続けるベリーに、やがて黒い圧力が。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞した迫真の医学サスペンス。
登場人物
ジョン・ベリー:病理医
アート(アーサー)・リー:産科医
J・D・ランドール:心臓外科医
カレン・ランドール:その娘
ピーター・ランドール:J・Dの弟
ローマン・ジョーンズ:グループ・サウンズのメンバー
アンジェラ・ハーディング:カレンの友人
ウエストン:市立病院の主任外科医
ちょいコメ
中絶手術が違法時代のアメリカ。
作者の中絶に関する考えが押し出された作品。
カレンは本当に中絶を行ったのか?というミステリーでもある。
医療に関する話が各所に語られ、興味深く読めた。
以下ネタバレ
ジョン・ベリーは、もと警官で現在は病理医をしている。
友人の無実を晴らすために、中絶手術をした人物を探す。
アンジェラがカレンの中絶手術をしたのだ。
アンジェラは麻薬中毒者で、麻薬を手にいれるために、ローマンに依頼されたのだ。
ウエストンは、ローマンが口封じのために教え子アンジェラを殺そうとしたので、殺害してしまう。
ラスト、この事をジョンに話し、彼自身自殺してしまう(多分)。
文中、ジョンはアンジェラに罪を告白させるために、麻薬中毒患者に注射すると死ぬという薬を注射針で注入する。
(実は水だったが)告白後、その薬を中和させる薬を注入(それも実は水だった)。
アンジェラは、そのたび苦しくなったり和らいだりするのだが、読んでる私は水だということを知ってるので、
「気」っていうのは、状況で左右されるものなのだなあと思った。
病は「気」から、なんだなぁ。
マイケル・クライトンという人はウィキを読んでもわかるが、本当にすごい人だなぁ。
知らない内に、何作も映画を観てた。
今度は「大列車強盗」を観たいな~
関係ないけど、この小説の主人公の名前ジョン・ベリーは、こないだ読んだ「超音速漂流」の主人公と同じ名前だよ。
読み終わってから気付いたよ、なんか覚えやすいなと思ったんだわ・・・忘れてたなんてガックシ
でもこれすごい偶然だわ!
ありがとうのブログ