KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

増え続ける感染者

2023年01月18日 | 俳句
天気 曇のち晴れ

写真は、今頃撮った臘梅、というよりも玉ボケの写真。ここの臘梅は葉っぱが落ちきらないうちに咲くので、玉ボケ作るには都合が良い。
玉ボケは綺麗に作れているのに、肝心の臘梅の花に焦点が合っていない、という妙な写真。



ちなみに、「ロウバイ」は「蠟梅」と表記することが多い。歳時記ではどちらも出ている。所属する結社は「臘」を使っていたので私はそちらを使うようになってしまった。つまり、どちらでも良い。

寒波襲来前の穏やかな暖かさのようで、少しでも出かけよう・・と思いつつ、お腹がおとなしくしてくれないので出かけ損ねた。今年は、厚手のダウンコートをまだ着ていない。丸めて棚の上に収納したきり。それを着ればどんな寒さも防げるのだが、何しろ嵩張る。結構良い羽毛を使っているようで嵩張るわりには軽い。でも、脱ぐと羽毛布団みたいな嵩になるので着たくない。部屋でも、ハンガーに掛けると相当の厚みになるし・・そんなことを言っていても仕方ないので、寒波の中を出かける時は着ねばならないかも。

そんな中、コロナ感染による死者は、全国で計毎日500名は越えるようだ。東京だけでも毎日何十人も。
感染者数がどっと増えている訳ではないので、死亡者の分母となる数に隠れ感染者が入っていない、ということのようだ。感染しても、面倒なので家で療養出来る軽度の症状の人は届けない。市販の解熱剤や風邪薬で対応できるらしい。それはそれで良いと思うけれど、亡くなるのは70歳以上の高齢者が9割を越えるのだという。
私のように心臓も肺にも病気を持っていて、イレウスになったばかりで体力も免疫力もないような高齢者が、感染したら間違いなく「サヨナラ」になるのだろう。簡単に感染即「サヨナラ」になるなら仕方ないが、感染したら施設やら病院やらに迷惑かける。

とにかく、命が惜しいのではなく、大騒ぎを廻りの人にさせたくない。だから私は、出来る限りの感染防止はしているつもり、なのだが。
手洗いとか消毒とかより、人と話さないことが一番の予防だろうと思う。口からの飛沫を浴びない、空気感染も考えてマスクしていない人には近づかない、話さない。でも、ここに住んでいるとそれが一番難しい。難しいけれど、頑張って「危うきに近寄ら」ぬ生活をするしかない。ここを出た世間の方が安心出来る。
「認知症ではないらしい」人の間でも、ノーマスクの人が増えている。
リハビリ体操やリクレーションには「マスク着用」を呼び掛けているのだから、普段からマスクが必要、ということになぜ気づかないのか解らない。そういう人がエレベーターに乗ってきてしまったら、あからさまに背を向けるのだが・・「嫌なババア」くらいにしか思われないようだ。

マスクして喜怒哀楽の薄れけり  KUMI
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あれから28年

2023年01月17日 | 俳句
天気 曇のち晴

昨夜、化学療法の副作用らしきお腹のトラブルで眠れなかったので、一日頭がはっきりしないまま、部屋で過ごした。
ぼんやりしていたら、阪神淡路大震災記念日、と。もう28年を経ていることにびっくりする。
関西には大地震が起きない、と、なんとなく定説になってしまったことが覆された訳で。神戸の、行ったことのある街並がひしゃげてしまった映像に驚愕した。テレビ時代になってから初めての都市大災害だったかもしれない。私は体調を理由の早めのリタイヤ生活に入っていたので、昼間はずっとラジオを聴いていた。映像が怖かったのだ。その時のラジオの現地リポーターの話を、なぜか今も覚えている。
被災当日、自宅のマンションの管轄の海の方角らしき避難所へ取材に行ったときの話。
市の施設らしい避難所は開いていたが、職員はあまり居なくて、何も用意が出来ていない。自宅の水がなくなるのでもらえるかと思ったが、用意がなかった・・食事なぞ今日は無理かもしれない。

といった内容で、市役所の準備の遅さを多少非難するような内容に聞こえた。
私は呆れた。何言ってんの、職員だって被災者、市役所も被災地のど真ん中、ましてや電車だかバスだかは動ける状況にないでしょ、大災害のあとは、少なくとも2.3日生き延びるための準備、自分でしておくのがジョウシキでしょ、マンション住まいなら寝るところが壊れる訳でもなし、非常用の水くらいはボトルを用意してないの!!
というようなことを、ラジオに向かって怒鳴った覚えがある。自治体は365日避難所を開設していて、住民は何時でも助けてもらえる、と思っていたようなリポートだった。

今はそんな無知な記者も居ないと思うが、阪神淡路大震災の前、震災に関しての備えは東京周辺の方がずっと進歩していたと思う。当時から「3日分は自力で」と言われていた。母が関東大震災を浅草で体験しているので、その心構えみたいなものは随分と聞かされた。
寝る前には薬缶や鍋に水を張ること。揺れたら頭に座布団、外へ逃げる時も頭を守る・・これは、私が今も守っていることだ。もっとも、水はボトルという便利なものが登場したので、あまり拘らない。母の教えのおかげで、ちょっと揺れが大きいと、家なら近くにある座布団かクッションを頭にのせるクセがついている。

あれから東日本大震災があり、その他、地方でもあちこちで震災が起き、台風や雪害など自然災害が増えてきた。
今週末には大寒波がやってくるので、その備えを・・とテレビで放送していた。最近は雪害も怖い。雪害の大停電は何処でも起こり得ること。南関東の湿った雪は着雪注意報が出ることもある。


待春のテニスボールが草むらに  KUMI
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寒の雨の日

2023年01月16日 | 俳句
天気 雨

朝の気温は高めで、暖かくして寝たので寝汗を少しかいたくらいだったが、それきり気温は上がらない寒い雨の一日。
実は、免疫療法の2週目の終わり近く、最近はこの2~3週目がいちばんキツい。おまけに寒暖の差も気圧の差も大きくて、気象病には辛い。
その上に、一昨日あたりから何だか左眼に、白内障がひどくなったような白いモヤが出てきた。白内障の手術は、5年前に済ませている。眼鏡の汚れかと思ったらそうではない。スマホを見るのもきつくなったので昨日はパソコン作業はお休みした。今日は少し良いが、雨の中を眼科まで行くのも面倒。

ということで、目の保養に眺めていた、富士山の写真を蔵から引っ張り出してきた。
2015年2月、東京に適当な雪が降り、中央道が通行止めにならなかったので、待っていました!とばかりに雪晴の忍野村へ撮影に。冬はいつも冬用タイヤに替えてあるので適当に降る雪は大歓迎だった。
東京では雪の備えのある車は少ないので、週日の高速道はガラガラ、観光バスが目立つくらい。
この日の写真はブログにあまり載せていない。当時はネットのカメラ仲間とデジブックにするのが流行っていたのだ。そのデジブックも、スマホ写真の最盛期になって廃止された。という貴重な写真。

中央道から富士急ハイランドの名物・ジェットコースターのフジヤマ。これ、車の助手席からよくぞ撮れた、という写真。多分、積雪で高速道の速度がダウンされていたおかげだと思う。乗り物まで写っていてラッキー。


春節の休みの終わりあたりで、中国人ばかりが目立った湧水池あたり。











この先へは中国人は来ない。




富士山を見るのは疲れませんが、文字は疲れるのでお終いに。

心音を確かめてゐる寒の雨   KUMI
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10年前に戻れたら・・

2023年01月14日 | 俳句
天気曇時々雨

ようやく空気に湿度が感じられて、少し暖かくなったようだ。私には相変わらず寒さしか感じられない日だったが。ともかく昨日は気温も気圧も高低差がひどくて、気象病の典型のような息苦しさだった。
今日は少し回復した。暖かい、とか乾燥していない、とか喜ぶ人も居るが、とにかく急激に天候の変化するのはゴメンです。

ちょうど10年前の今日の写真。群馬県の北の外れに月夜野町、という美しい名の町があり(今は水上町に合併されてしまった)いつも新潟の南魚沼へ行くときに通る国道に沿っていた。そこに、ガラス工場・・というか。ガラス工房があって、見学や体験が出来た。いつでも寄れる、という思いがあり、何十年も年に何回も通った所なのに一度も寄ったことがなかった。

この日、峠の向こう側の越後は大荒れの猛吹雪、スキーどころではないので逃げるようにスキー場をあとにして家に帰ることにした。日帰り温泉に寄っても時間が余るので、ガラス工房へ寄ってみよう・・という、私の念願の叶った日。ちょうど10年前になる。たった10年・・と、感慨深い。夫婦してまだまだスキーの出来なくなる日が来るとは全く思っていないころだった。
で、初めて行った工房へ橋を渡る。その橋の擬宝珠が、なんと、ガラス工芸品で作られていて、雪晴れの下で輝くさまが美しかった。ただし峠の向こうは吹雪なのだから、空っ風はとびきり冷たくてまいった。


金魚鉢のような丸い擬宝珠の中の小さな魚などもすべてが手作りの硝子工芸品。寒くなければもっと撮りたかったのだが、シャッターは素手にならなければ押せないし・・写真撮影用の指だけ出る手袋も持参していないし、という訳であまり枚数は撮れていない。

あちこちと旅もしたし珍しいもの素敵なものを見てきたし、まだ見ていないあれこれを見に行きたかった・・と思うこともある。でも最近は、もう一度見たかった、と思うものの方が多い。この、雪景色の中の硝子作品の数々も、そのもう一度見たいものの一つだ。でも、あの寒さを考えると・・上州名物空っ風と言うけれど、雪晴れの地に吹く北風の冷たさは街のそれとは比較にならない。スキー場のゲレンデで寒い思いはしても、そう思う。元気でもまた行く勇気は出ない。
貴重な写真になってしまった。

紅梅のつぼみ育てて雨上がる  KUMI
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怒りたくはないけれど

2023年01月13日 | 俳句
天気 晴のち曇

連続異常乾燥注意報の新記録が出来そうな東京。でも、やっと少し湿っぽい空になってきた。
写真は、公園へカメラ散歩に行けた頃のもの。栴檀の実を啄みに来ているヒヨドリ。なかなか上を向いてシャッターは切れないので、この日はあまり頚椎が痛くなかったのだろうか。

さて、あまり腹を立てたりするのは心臓に悪いから、怒らずに普段はおとなしくしているけれど・・腹に収まらないこともある。
昨日の木曜日の午前中は、週一回の部屋の掃除をしてくれる日。介護度が要支援1という私が唯一受ける介護で、微々たるお金を保険から支払ってもらえる。ま、20分くらいで済む、主としてトイレと洗面所の掃除代としてはそんなもの。介護度が低いのは、歩行に支障がないからで、ペースメーカーで障害者手帳がなかったら要支援にもならない筈だ。介護保険料は高いのに、介護認定はキビシイ。
という掃除、人手不足?昨日はとうとう掃除してもらえなかった。なので朝のうちに事務室へ行き「昨日の掃除、来なかった」と訴え、今日の午前中に来てくれることになった。
ところが来ない。昼食前に事務室へ行き、所長だけ居たので
「掃除、来ませんよ。出来ないなら出来ない、と言ってもらえれば自分の出来る範囲でします。来るのか来ないのか解らずに昨日からずっと待っていて疲れたから、今週は掃除なしでいいです。仕事量がオーバー、なんていうこの前みたいな愚痴はもう聞きたくありませんから」
と一方的に言い、断ってしまった。何しろ、日勤の介護士は例の愚痴を聞かされた若い女性。木曜の掃除を金曜に回された、と文句を言いそうだ。
昼食を済ませてから掃除したのだが・・やっぱり疲れた。スティック型の小さな掃除機は持っているので、それだけは時々使っていてたいした作業にはならない。でも屈んでトイレや床を拭き上げたり、という当たり前のことが、ひどく疲れて息切れするようになっていた。少し作業をしては息を整えて休み・・掃除なしでいい、などと啖呵を切ったことを反省はした。でも、午後、必ず来てくれるという保障もない。もう、信じて裏切られるほど厭なことはない。
でも結局、午後3時過ぎに顔を見たことだけはある派遣の介護士が「お掃除に伺いました」と。
「もういいです、自分でしましたから。でも凄く疲れたので来週は絶対に来てもらえるよう、伝えてくださいね」
で、一件落着にしてしまった。

何だか、掃除もまともに出来なくなっている自分が情けなくなってきた。2年前までは、家事を休み休みしていたとはいえ、何とか独居暮らしを守れていたのに・・。今はとても無理。
ともあれ、来々週には24時間心電図の検査をすることになっている。

寒禽の声を残して去る梢  KUMI
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