KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

大の苦手

2023年01月12日 | 料理
天気 晴

上は、とても気に入った鉢植えの塗り絵作品。
ベランダで花を育てていた日々を思い出す。

そして、大の苦手は・・下の写真の土鳩の群れです。


早朝の富士山を眺めようとラウンジへ出て窓の外へ視線をやると、最近はこの光景になっていることが多くて気分が悪くなる。(鳩、と言ってもキジバト=ヤマバトは大好きなので断っておきます)
私は、いつからかこの土鳩の群れが苦手になってしまった。鳥は大好き、鴉でさえも可愛いと思うことがあるのに、公園で、この写真くらいの土鳩に囲まれたりしたら立ちすくんで動けなくなる。助けを求めたくなる。若い頃は平気だったので、多分、30年くらい前の「対鳩戦争」からだと思う。マンションの隣の家のベランダに鳩が巣を作ってしまったのだ。お隣は当時、おばあさんが亡くなったあと、娘夫婦は他にある自宅へ帰ってしまい、殆ど住んでいない状態だったので、鳩に狙われたのだ。ベランダが鳩のマンションと化してしまった。
とにかく、こちらのベランダまで平気で侵入するし、フンは残すし、洗濯物は汚すし・・隣家に置手紙をしてもなしの礫。鳩と我が家との「闘い」は1ヶ月以上も続いたろうか。ベランダの手摺りにテグスを張り巡らせても効果なし。CDなんかぶら提げても意味なし。結局、画鋲を上に出るよう突き刺したガムテープをベランダの手摺りに貼り巡らせて、やっと鳩に勝った。止まろうとすると画鋲に足を刺される仕組み。それをびっしりと張ったのだから、もう、疲れ果てた。毎朝、ベランダで私をあざ笑うような鳩の鳴き声に吐き気さえするようになっていた。
それ以後、だと思う。外で鳩に出逢うとムカつくようになったのは・・完全なるトラウマ。

今、ここに居る鳩は、建物の隣の林に棲んでいる。以前は、私の住むこの建物も同じように林だった。鳩がたくさん棲んでいた。自分たちの棲み家を老人たちに奪われたのだから、毎朝のこの整列も仕方のないこと、とは思う。でも私には邪魔。土鳩の馴れ馴れしさが許せぬ、一羽ごとに羽の模様の違うのも許せぬ。あの鳴き声も・・
土鳩の整列を見たら、富士山は諦める。

午後、職場の後輩2人が面会に来てくれた。一人は、いつも来て色々と助けてくれるNさん。
今日は体調も悪くなかったので、カフェのケーキセットを食べに出た。だんだん増える感染者、そして大感染で混乱している中国からの旅行者も入ってくる春節が近い。もう、こんな呑気なカフェタイムも今のうち、だけかもしれない。高齢者施設のクラスターが増えているというし。今、無事に毎日を過ごしているのが幸運でしかないのかもしれない。

電線の鳩の整列四温晴れ  KUMI  
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大豆ミートバーガーを食す

2023年01月11日 | 俳句
少しは可愛いウサギになるかと思ったら、出来上がりは?イメージが違った塗り絵。どんな絵になるのか解らないところが面白いのかも。

今日は年に1回のペースメーカーの器械の点検日だ。まだ自分で通院出来てこの日を迎えられるとは思わなかったので、去年、予約の日時はドクター任せにしてしまった。さあ大変。8時半から検査を受けないと診察時間の9時半には間に合わない。完全予約制、といっても早い時間の検査は、ドクターの診察が早い時間ならそれまでに間に合わせねば・・ということで、忙しい。
困るのは、施設の玄関は原則、事務室の開く9時にならないと開けてもらえないということ。前日から夜勤の人に開けて貰えるよう頼んでおき、朝食は部屋で自前で済ませて・・面倒この上なし。なので、大抵の診察予約は10時過ぎにしている。1年後は「生きている筈」と思うことにして、午後の診察にしてもらった。
何で9時まで開けないの・・と思うのが普通の世界の人の考え。早朝に夜勤の人が開けておけば不自由はないのに・・
玄関開けておいたら「帰宅したがり症候群」の認知症の方たちが、喜んで街へ出て行きますよ。昨日も夕飯のとき
「これを食べ終ったら帰る」と言う声が聞こえてきた。
「今夜、もう一泊するのよ、迎えに来られないって連絡があったから」なんていう会話。最近は見かけなくなったが、玄関で職員と大揉めしているのをよく見かけたものだ。

話が反れてしまった。
写真のハンバーガーの話。

昼食までに帰れるかどうか解らなかったので、昼食も断ってきた。会計終わったら11時半近くなっていたので、正解だった。いつもの病院内のカフェで、いつものメニューのランチにしようと思ったら、「大豆ミートのバーガー」の写真が目についた。以前からあったっけ?何しろ栄養つけなきゃ、と思うのでチーズやハムの入ったサンドばかり頼んでいて、きづかなかったのかも。今日は、もう帰るので、量が不足なら部屋にお菓子もあるし・・と、注文してみた。
小ぶりのハンバーガー、バンズは私の好みの全粒粉。温かいからなのか、黙って出されたら肉のハンバーガーと変わらない味と色だ。でも、多分「何の肉?」と疑問は持ったかもしれない。豆、とは思えないけれど肉の味も匂いもしない。大豆、と思うせいか、少しパサつくのは気になった。でも、輸入牛肉の匂いに凄く敏感な私には、不味いハンバーグよりもこの大豆ミートの方が美味しいと思う。冷たくなったら舌障りも違うかもしれないが。

という経験をした。もしかしたら、狭い私の世界にはまだ出てこないだけで、世間ではもっと出回っているのかもしれない。
地球の未来の食料危機と温暖化対策には、やはり大豆ミートがふさわしいかも。ついでに、食用コオロギの粉末入りの食べ物も食べてみたい。イナゴを食べていた年代には、コオロギは全く抵抗がない。

着ぶくれて診察券が見つからぬ  KUMI



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今さらマスク

2023年01月09日 | 料理
天気 晴

異常乾燥注意報続きの東京、上越国境を越えれば今もこの雪に車が埋もれるのだろう。峠のこちら側へ雪を送れないものかしらん。

明後日の午前中はまた通院だし、何だか散歩に行く気力もなくてダラダラ、眠気と闘う一日になった。
最近、朝までぐっすり、ということがあまりない。ベッドのどこかが寒くて目が覚めてしまう。目覚めてみるとべつに寒くはなくて、室温も20℃前後(部屋の暖房は切っている)。湿度も40%近くて喉も乾いていないし・・なんとなく、手の先とか足の先がひんやりして眼が覚めるようだ。足元には湯たんぽモドキを入れているのに。毎朝、窓の外は―1℃くらいになるようなので、室温もあまりあてにはならない。部屋の窓は北向きなので冷たい空気がカーテンの隙間から生まれるのだろう。

感染騒動になると思った「隔離」は、関係なかったようで。先日の私の嘔吐を、万一ノロウィルスだと困る、と一日Room Stayさせられたものと同じかも。といっても、事実は発表しないのがルール。とにかく今日のところは良かった~ とほっとした。のだが、相変わらずのノーマスクの連中に悩まされる。
「病気治療で免疫力低下しているので、私が何かの病気に感染しているかもしれない。だから私と話すときはマスクして」と言ったって全く通用しない人たち。「どこで誰から感染するかも解らないので、マスクして」と言うことは強制になるので言えない。私を怖がってくれれば・・と思ったが、無理なようだ。介護士が「悪い風邪が流行ってるから、マスクした方がいいですよ」と配っても、その場では装着するけれど・・私も昨日、2枚も配ってしまった。「ひなたぼっこが一番ですね」と近づく人を無視も出来ないし、寒い部屋住まいの私は、せめて5分でも日向に居たい。そう思ってマスクを同じ人に一日2枚も渡して「マスクしていただければ安心してお話が出来るから」と。
そのマスクはどこへ置いたの? 介護士さんから貰ったものは? 「部屋にマスクがたくさんあるのでは?」と訊いたら、むっとした顔をして黙って立ち去ってしまった。しばらく待ったが帰ってこない。どうもプライドだけは高いオバアサンのようで。
私は気にし過ぎなのだろうか? そういう人が5人も居て、打ち揃って背中を太陽に向けて窓辺に座っている。午後には自分の部屋に日の入る人も居る。日向ぼっこ目的だけではなく、お喋りしたいのだ。でもとても、そこへ近づく気にはなれない。耳が遠い人も居るので、大声出して話す人も居るし・・
東京では、感染者も死亡者も毎日増え続けている。そういうニュースは無論、コロナ禍そのものを殆ど承知していないのだろう。
認知症の人たちを差別しているのではない。彼らには彼らの悩みが色々あるのも承知している。ドロボーがよく入るしさっき食べた食事が朝だか昼だか解らないし、時計を見ても時間は読めなくなったし、家族の顔も、暫く会わないと忘れるし・・
でも、コロナに悩まないで済むのは羨ましい限りだ。

マスクの効用は科学的には立証されていない、とは言っても、去年夏のクラスターでは感染したのはノーマスクで行動していた入所者だけだった。これは偶然と言える?
神経質になる私の方がおかしいのかなあ・・と思いつつ、窓辺に誰も居ない昼食後の10分間だけ、今日は日向ぼっこが出来た。
週末は異常に暖かくなるのだそうだ。天気の急変は又、気象病を誘うのかと思うとぞっとする。

蜜柑の生る丘


指先にその香を残し蜜柑剥く  KUMI
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冬青空

2023年01月08日 | 俳句
天気 晴
午前中、投函するものがあり、ポストまで。そのときに駅前で仰いだ(首が痛くてあまり上を見ていられないが)冬青空。今日も乾燥している。折角大木になってきた欅、枝はいつもきれいに払われてしまう。なぜかというと・・椋鳥のねぐらにしないため。夏は緑蔭を作ってくれていた駅前の何本かの欅、いつの間にかムクたちの夜の住み家になり、何百羽もが集まり、大変なことになってしまった。鳴き声もだがフン害がたまらぬ。木の近くは通れないので遠回りしなくては・・駅前の灯りが、ムクには居心地よいらしい。東京近郊の駅周辺によくある話だ。
朝になると、近くの公園へ「出勤」していく。勤務先では群れないのが不思議だ。害虫を喰うので、害鳥とまでは言えないし・・

1月になったら、何だか忙しい。昨日は土曜で何もない日の筈が、金曜日の訪問医の診察が今月は土曜になった。秋に替わった訪問医、「昭和の医師みたい」なんて悪口を言ったけれど、高齢者施設の医師を長くしていた経験はなかなかのもので、その点は信頼できると思った。カルテは手書きだけれど。
午前中はドクターの来る前に慌ててシャワーを浴びる。一昨日を予定していたが出かけたりで昨日に延びていたのだ。浴室の使用時間が9時ー5時というのがちょっと面倒ではあるけれど、職員がフルの人数で勤務している時間だけ、というのは事故を想定すれば仕方ないこと。

午後は「三者面談」とでも言うか、ドクターと入所者と家族とで、私の今後の処遇について。老人のこれからなど、如何に生命を保ち、如何に死んでゆくか・・しかない。話した内容はとくに新しくないし、改めて我が病歴の多さにびっくりした。と、現在の話から命終の話へいくと、う~ん、何が原因でそこへたどり着くかで現実は違ってくる。きちんと考えておかなくちゃ。
普通に元気で居宅生活をしていたら、家族とそこまで突き詰めて話すことはないだろう。ドクターの話「老人は急変の頻度が高い」昨日は元気だったのに今日は風呂場で倒れる・・などということがあり得る訳で。そういう時に施設の訪問医がどう対処するか・・まで、話が及んだ。倒れても自分の意見を言えるかどうかは不明だから、「エンディングノート」に書いてあるようにしてちょうだい・・としか、言えない。意識なくなったらあーちゃんに任せます。

とにかく、1時間くらい、と言われたのに時間オーバーして疲れた。もう少し無口なドクターかと思っていたら、お喋り好き、というのも解った。

昨日から、同じ階の反対側の廊下の部屋に「隔離状態」の人が居る。また面会禁止のクラスターになるの?と思ったが、今日になっても正式のお達しはない。でも今までのクラスターの時に比べ「隔離」がゆるい。コロナではないのかも。あまり悪い方へ考えないようにしておこう。

気分転換の塗り絵作品。これ、簡単に出来た割には好きな絵です。


裸木の梢へ雲の突き刺さる  KUMI
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雪嶺

2023年01月06日 | 料理
天気 晴

写真は、8年前の関越道からの浅間山。確か、この年も雪が多かった。
そして今年の富士山。昨日の写真、今日は少し雲が上空に漂っていた。


今年も浅間山の雪は多いのやら。噴煙が上がると灰はこちらまで降ることもああるけれど、姿は埼玉まで行かないと見えない。朝、富士山を眺めてその後関越道で雪の浅間山、というのは何とも贅沢なことだと思った。

さて、昨日の介護士の愚痴、聴いたのも不幸だったが、ここに書いたことをちょっと反省。何だか施設の体制が悪いように思う人も居そうで・・お断りしますが、愚痴を言うのは、彼女の資質の問題で、他の人たちには問題はありません。今日、事務所の人たちと話し合いました。

今日は、子供のころから親交のある、いつも来てくれる友人の息子が訪問してくれた。お腹の調子もまあまあだったので、ランチは近所のスパゲティ屋へ。私はラーメンとスパゲティもイレウスの主治医に言われた「禁食リスト」に入れてしまったので、生涯、もう食べない。食べてはいけない訳ではないが、とにかく粉末状になるまで嚙み砕かないとイレウスの再発につながるかも・・ということなのだ。そこまで噛み砕いて食べたいとも思わない。いつものようにハーフサイズのピザと、シーザーサラダを。生野菜はホームでは殆ど食事に出てこないので、たっぷりのレタスと美味しくはないのに冬のトマトが嬉しかった。写真を、と思いつつ食べる方へ気持がいったら忘れてしまった。

午後は、眼科へ付き合ってもらった。先月は一人で行き、やっとの思いで往復僅か3000歩余りに疲労しきった。同行者が居ると思うと安心だ。久々の長距離?途中で疲れるかと思ったが、ゆっくり歩く分にはあまり負担にならなかった。ただ、左足親指の巻き爪から出来た皹(ひび)が痛くて参った。体調が、10月の入院前に戻ってくれれば、本当に助かる。
今日の歩数、4100歩を越えた。うむうむ、大分体力が戻っている。ほんの数分しか出来ていないストレッチの効果もあるのかも。毎日続けることが大事、そして大事なのは股関節。はい、今夜も頑張ります。

寒に入る純白に富士輝かせ  KUMI
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