KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

寒波待ち

2023年01月24日 | 俳句
天気 晴

強烈な寒波が来るのだそうだ。最近の天気予報は正確な情報に基づいているから大きく外れることはあまりない。信じる人は備えた方が良い。私は信じるけれど、ここに住んでいては寒波はあまり関係なし。大雪で交通機関が止まったら、職員が出勤できなくなって食事が・・という身勝手な心配くらいだ。
でも、体調は最悪。気圧の下がるサインで目眩息切れ耳鳴りがひどく、おまけにこの数日、イレウスの患部がチクチク痛む。怖い。どんなに食事に気を付けても手術しなかったのだから再発はするのかなあ・・と考えただけで落ち込む。

昨日は、句仲間3人とのネットの句会。本当は月の最終木曜にしていたが、私の通院日程と重なったので昨日にしてもらった。
体調悪い、なんて言っていられないので何とか頑張った。一人3つの席題なので、×3=9句。1時間くらいで作れるが・・昨日は「ダンス」という題が最後まで作れず、焦った。考えているうちにやっと「狐ダンス」が浮かんだ。それ、それでいこう・・「北国の狐のダンスする噂 KUMI」
札幌ドームのチアガールのダンスを思い出せて良かった。でも、句は認められず。一番苦労した句なのに。
月1回でも瞬発力の必要な句会をしてもらえるのは有難い。もう一つのネット句会は、席題から締切まで日にちに余裕があるので、かえって考えすぎて駄句ばかりになってしまう。
他のことを忘れて集中出来る時間が貴重になった。

今日は・・朝から洗濯をして、お腹の調子と目眩との闘い。血流の悪さがあちこちの体調の悪さにも影響しているので、昨夜、寝る前に血流を良くするという簡単なストレッチ。で、朝起きたら腰が少し痛かった。いつもあまり動かさない筋肉を動かしたからだろう。
時々、そんな小さな努力もやめようかなあ、と思うことがある。イレウスの入院をしてからは体力ガタ落ちで、それ以前には苦ではなかった片足でのストレッチが、幾つか出来なくなってしまった。どうせ又、イレウス再発したら努力も無駄かも、と。

日向から日向へ跳んで寒雀   KUMI
(昨日の句会から、「日向」の題で)
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魅力ある街

2023年01月22日 | 俳句
天気 晴

写真は公園にそろそろ咲いているかもしれない薩摩紅梅。梅の花とはいえ、この花は華やかで梅の雰囲気があまりない。カメラを構えていると「桜ですか」とか「何の花ですか」とよく訊かれたものだ。
ついでに、寒の花・寒牡丹。


ニューヨークタイムスがSNSを元に調査して「2023年に行くべき所」を52ヶ所選んだ。
その中で2位になったのが盛岡市だという。1位はロンドン、なのだからびっくり仰天したのは盛岡の人ではないだろうか。
解る気がする。私が二度目に行ったのはもう40年以上も前なのだが、もし、あの当時と変わらないとしたら、落ち着いた街の風景はかなり魅力的。またゆっくりと行きたい、と思わせた街だった。朝のNHKのニュースで今の街並の映像が流れた。私が行った頃とたいした違いはないように思えた。市内を流れる川(名前は忘れた)は澄み切っていて、橋から眺める岩手山の山容は堂々としていて、何十階建てというような高層マンションなんか相変わらず見えないみたいだし。市内を散策して歴史や見栄えのする風景に出逢える、というのが、ちょうど良い街の大きさなのだろう。派手ではないが、観光資源もある。南部鉄器の工房があり、わんこ蕎麦屋があり、啄木ゆかりの城跡があり、明治の洋風建物が残っているし。
盛岡の詳細のもろもろは、私がここで書くよりもネットで調べてもらった方が良いと思うので省略。

最初に行ったのは45年くらい前、今なら日帰りになるだろうが、仕事で行き1泊した。東北新幹線のない頃で、上野を物凄く早い時間に発ち、夜はホテルに籠ってその日のうちに仕事は済ませた。そして、二日目は平泉まで行って金色堂を見物したり。呑気な時代だった。そんな訳で盛岡市内を散策していないので、何年かあとの夏休みの東北旅行のときに1泊して寄ってみたのだ。

当時、盛岡で仕事の手助けの相手になったのは大学を出て2.3年目の若い男性だった。東京の大学を出たと言い、私よりも綺麗な標準語を使った。
大学へ入った時は、次男でもあるし東京で就職するつもりだったという。
彼を今も忘れないのは
「大学2年くらいで、もう東京がイヤになったのですよ。人が多い、川は汚い・・」それで、盛岡へ帰る決心をしたのだそうだ。そんな話のあとで「あ、ごめんなさい。東京の人の前で東京を悪く言って」と付け足した。
「いえいえ、私も田舎者ですから。今住んでいる所は、富士山も見えますし奥多摩の山並も見えて、東京といっても田舎です」というような話をした覚えがある。そりゃ、盛岡に暮していたら東京なんて住めません。当時は本当に都心は工事中だらけ、川は汚いし空気も汚れていた。地方の県庁所在地の街の方がはるかに魅力的だった。それも、元城下町が良い。暮らしの中にも歴史と伝統が残っている。私も、高校生の頃に四国の県庁所在地の街に少しだけ住んだことがあるので、とても解る。城跡があって、川はなかったけれど瀬戸内海に面していて風光明媚、食べ物は美味しいし、歴史に関係する話もあるし・・

ニューヨークタイムズ紙の影響力はさすが凄い。その記事をネットで見て訪れた外国人観光客がもう、何人も居るのだという。そうした人たちが又、SNSで盛岡を絶賛すると、観光客が増えていく。でも、それもほどほどが一番だろう。京都はそのせいで観光客が溢れて、コロナ前には困った町になってしまった。さて、コロナ禍の過ぎた今年からはなどうるのだろう?

旧正の街を異国語声高に  KUMI
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早く捕まえないと

2023年01月21日 | 俳句
天気 晴
やっぱり塗り絵は花が一番無難なようだ。でも、冬らしい花のデザインはなかなか見つからない。ビオラは今頃からプランターで咲き続ける。
日の出の富士山を眺めていたら、ビルが金色に染まった。ビルごと一気に金色になりちょっとびっくり。


朝食を終えて食堂から帰った8時ごろの富士山。

この時間だけはまだラウンジに誰も居ないのでほっと出来る時間だ。
しばらく朝日を浴びながら休んでいく。でも、食後の薬を飲まねばならないし、歯磨きもしなくては・・朝は忙しいのでゆったりは出来ない。

最近、殺人事件やら強盗事件やら、物騒な話ばかり。この国の世界一の治安の良さもそろそろ疲れてきたのかもしれない。
3人組の連続強盗、今までは傷害で止まっていて殺人まではいかなかったが、昨日はとうとう強盗殺人事件になってしまった。亡くなったのが90歳の高齢女性、と聞くと、今まで元気に生きてきたのに何でそんなことに・・と思ってしまう。許せない。
さて、その強盗事件は関東一円で発生していて、押し込む対象者の名簿があるのだという。家族構成から預貯金額まで、筒抜けの内容の名簿だ。膨大な数のお宅が名簿に載っていて、それが売買されているという・・こういう名簿に私は載っているのか居ないのか??

実は、夫が元気だった最後の頃、東南アジアに拠点を置いた特殊詐欺グループが掴まったことがあった。
掴まってしばらくした頃、管轄の警察の刑事がやってきた。
「その詐欺グループの持っていた名簿にお宅の名前が載っていました。何か心当たりの電話の来たことはありませんか?」
「いいえ・・うちは何年か前に電話をNTTからJCOMに替えたら、そういうたぐいの電話が全く来なくなりましたから」
と答えたが。NTT時代にはオレオレ詐欺めいた電話があり「オジサン、金を何とかしてくれよ・・」とかいう電話が来り、高校の同窓生と名乗る人の投資話とか、色々あったのだ。なぜかマンションごと契約したJCOMへ切り替えて以後、電話番号を変えた訳でもないのに来なくなったのは事実。でも詐欺グループが我が家の名簿を持っていた、と言う話は、薄気味悪かった。昔の同窓会名簿には住所・電話番号、そしてもっと古いものには、勤務先まで載っていた。退職した年齢になっていても、元勤務先が一流の会社なら、ターゲットになることもあるだろうし・・
怖い怖い。強盗の実行役は何人か掴まったものの、強盗団の首謀者が掴まらなくては意味がない。それなりの資産のある高齢者は、 それこそ枕を高くして眠れないのではないだろうか。私は資産はないけれど、マンションを売った金はある訳で、そういう情報がどこかから漏れていれば、それが狙われる対象にはなりそうだ。
マンションに居たころは泥棒のために、一番目に目のつく引き出しの一番上の封筒に、いつも10万円を用意していたことを思い出した。無論、今はそんな用意は不要。

寒晴や富士渾身の白極め   KUMI
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大寒

2023年01月20日 | 俳句
天気 晴

昨日の塗り絵とは違い、ちょっと油絵風のもの。春はまだ遠いけれど「待春」の一枚。

ああもう大寒・・と思ってしまうほど、月日の経過が早い。
大寒の一戸もかくれなき故郷   龍太
この日にはなぜか、この句を思い出す。あまり諳んじている句はないのに、蛇笏・龍太の故郷の甲州の風景が目の前に拡がってくる。寒々とした甲州の山間の村の枯れた風景。冬に通ったことはないけれど。
今日は大寒なのに、少し暖かかったようだ。昨日の続きでお腹がまだ治まらないので、外へは出なかった。

私の部屋は一日中日差しがない。なので日当たりの良いラウンジの窓際で少しの間でも日向ぼっこ、と思うのだが・・前にも書いた通りの、ノーマスクの連中に占拠されている。とても空いている椅子やソファに座る気分にはなれない。せめて10分でも良いのに・・午前中2時間、午後も2時間くらい座って、時々居眠りしている人も。午後は自分の部屋に陽が入るでしょ、と言いたくなる。
仕方ない、今日は午後、西日のよく入る3階のお友達の部屋へ行き、日差しを浴びさせてもらった。太陽の何と暖かいこと。駅前という立地条件なので、どの部屋も日当たり良くする余裕はなかったのだ。暖かい部屋は夏は暑く、私のように寒い部屋は夏は涼しい。それでも、日当たりの良いラウンジを自由に使えたのであまり苦にもなっていなかったのだが・・ノーマスクで日向ぼっこをしている連中のうち3人は、去年の夏以後に入所した軽度の認知症の人。去年の冬にはこんなことはなかったのだ。
90歳を越えた3階のお友達曰く
「何で最近は変な人ばかり入所者を選ぶのかしらねえ、入りたい人なんかたくさん居る筈なのに」
確かに、立地条件が良いので空室はすぐに埋まる。私もそのお友達も市内住まいだったが、遠い所から入る人も多い。駅前なので、子供が沿線に住んでいるから、という理由をよく聞く。車よりも電車利用が便利なので、親類縁者も面会に来るのが面倒ではないし。
でも、入所者を選別する訳にはいかない。入所条件に合致していれば「面倒な要介護者お断り」は出来ないだろう。明日は我が身。自分もいつ、認知症になるかもしれないし。90歳を過ぎたお友達は、今さら認知症はないだろうと思うけれど。
日向ぼっこの皆さん、マスクしてくださいよ、お願い・・

大寒や末(うれ)の高さの揃ふ樹々  KUMI
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再びマスクのこと

2023年01月19日 | 俳句
天気 晴のち曇がち

何だか漫画チックな絵になってしまった塗り絵の鳥。

相変わらずお腹のご機嫌は良くないけれど、腹痛は起こらない。これは化学療法の副作用の特徴のようだ。なので、何かを食べると良くない、という考えは持たないので(イレウスの再発防止で医師にストップされたものは除き)何でも食べる。果物が食べたくて、ついでに和菓子も残り少なくなったので午後は買い物に出た。10個税抜き780円の苺でございますよ。


長い時間スーパーで過ごしていてトイへ行くことになると面倒なので、必要なモノだけ買って帰る。
玄関を出たら、先ずマスクを外す。スーパーの入り口までの200mほど、ノーマスクで居られる。でも・・見渡すと、私以外の人たちは皆マスクしている。スーパーの自転車置き場の横を通るので、自転車で来た人の中には外している人もあるが、徒歩の人は、駅前ということもありほぼ100%が着用している。駅から出てきたら外す、という人も居ない。
この寒さでは防寒、という人も多いのだろう。花粉も飛び始めているし・・でも真昼のさほど寒さを感じない時刻、私のように1秒でもマスクの苦痛から逃れたい、という人は世の中にはあまり居ないのだろうか。

政府は、屋内のマスク着用の緩和を4月ごろに発表するのだという。マスクの効果がどれだけあったのかは、あまり科学的な評価には出来ないのかもしれない。でも、医療従事者はコロナ以前からマスクをしていたし、コロナ以外の病原菌もマスクで防げていた訳で。
「皆さん、マスクを外して春を迎えましょう」なんて政府が音頭をとる国は日本だけだろう。でも、屋内でマスクしなくなったら、施設や病院ではあっと言う間にクラスターが起きるかも。ただ、外でのお花見だけはもうマスク不要でしょ。去年だって、公園の花見の宴でマスク着脱しながら飲食している人なんか居なかったし。
日本国民よ、どうします?

「あずさ」行く鉄路の土手の枯れの中  KUMI
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