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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

飛んできた花びら

2020年04月10日 | 俳句
天気 晴
写真は、7階の我が家まで飛んできた桜の花びら。風に舞い上がってベランダに到達する花びらがたくさんある。綺麗なのを拾い、桜にしてみた。そのあとで外の風へ戻してから写真をよく見ると、花びらの位置を間違えている。失敗、失敗。

日差しは暖かそうでも冷たい北風が吹いていて、鼻風邪で微熱の出たことを思い出し散歩はやめた。あの「悪夢」はゴメンです。最近、わが市にも感染者は出ているし可能な限り外へ出るのは一日一回にしている。出るたびに手を洗わねばならない。エレベーターのボタンは肘で押し、ゴミ置き場の扉の取っ手も腕で押し、なるべく触れないようにはしているものの・・ゴミ出しだけで帰ってきても手は入念に洗わねばならない。

コロナの話ばかりでは気が滅入るので、今日はまた春の食べ物のことを。
久々に朝をパンにしたので写真になった。左のカップはインスタントのミネストローネ。ほかに食後の珈琲。


パンは昨日の買い物帰りに、マンションの筋向かいにあるレストランのテイクアウトで売っていた。焼きたてだった。普段、レストランの料理に出すのだから余計な添加物なし。今は昼間だけの営業、コロナ騒ぎで客が入らないので、店の前でテイクアウトのランチを売っている。トーストにしないで、蜂蜜を塗って食べた。残りものの苺ジャムを使うつもりが、蜂蜜が気に入ってしまった。
プチトマトと昨夜の残りのアスパラガスは、地元産。
このアスパラが美味しい。
昨日の夜の、アスパラガスのサラダ。 茹でる前を撮り忘れた。


朝採りを昼頃に買うので、茎の下の方まで柔らかい。スーパーで買ったものは三分の一くらいは固くて皮を剥いても食べられないものが多い。採れ立ては全部食べられるのだ。
茹でる前にアスパラを両手で持って折ったとき、ポキッと折れたところから根っこに近い部分はやはり少し硬い。その茎の方3㎝くらいは細かい小口切にして、マヨネーズに混ぜてソースにする。マヨネーズに塩麹とヨーグルト少し、胡椒を入れて小口切のアスパラを入れる。これで、アスパラの全部を食べきることが出来る。朝採りのものだから出来る贅沢。
アスパラは、太くて立派だから美味しい訳ではない。山菜と同じで新鮮が何よりだ。この春二回目の贅沢だった(でも値段は、地元産だから高くはない)。

話は、時々出てくる器のこと。女流陶芸作家の句仲間の・・というより若いけれど俳句の先輩の・・九谷焼の小鉢。三枚あったが、東日本大震災で二枚は割れてしまった。夫が居なくなって一つでは使う機会がなかったのを、最近は毎日のように使っている。人参を模した模様は元気の出る色で使い勝手がよく、大好きな小鉢だ。一日置きくらいに食べる納豆にちょうど良い。

花びらの吹かれて宙を横つ飛び  KUMI 
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八重桜

2020年04月09日 | 俳句
天気 晴

昨日の満月はみごとだった。と、眺めただけで写真はやめた。月は、どんなに旨く撮っても同じように写る。まして我が家からの月は、裏の廊下へ出るとよく見えるものの明るい高層マンションの上に輝いていて風情がない。ベランダから見える頃には・・ぐっすり睡眠中。

でも、八重桜はベランダからよく見える。窓の下の桜が終わり近くなると通りの向こうの八重桜2本がみごとに咲いてくれる。左の木の方が遅咲き。
これからしばらくは楽しめる。外へ出ると足元にはハナニラ。


今年は、満天星つつじがあまり綺麗に咲きそうもないのが残念だ。

しばらくは新型コロナの患者は増え続けるのだそうだ。今日も相当の感染確認患者数になったらしい。毎日倍増しそうだ。
人に会う行動を8割にせよ、と言う。一昨日、美容院へ行ったが、そんな例外を除けば、私にはもう減らす行動がない。外へ出れば人とすれ違うけれど話をするご近所さんに逢うことは滅多にない。スーパーへ行ってもレジの人と対面し、でも黙ってスマホをかざして支払うだけ。あ、昨日は本屋へ行ったっけ。
私はもう減らせないから、若い年代に頑張ってもらわないと。これからは夜の繁華街へ行く人もないだろう。
日本の自粛政策は間違っている、と、欧米から批判されているのだそうだ。東京の百倍以上の死者が出ている都市がある国から生ぬるい、と言われるのだから、東京もこれからニューヨークのようになるのだろうか? 何だかアメリカのマスコミに批判されるのは腹が立つ。しかし・・今のままだとやはりニューヨークの再現になる? 遺体の置き場もなくなっている街・・

などと、家に籠っているとロクなことを考えない。
今日声をかけたのは、いつもの黒ノラだけだった。猫にも会わない方がいいのかしらん?撫でたあとは帰宅してしっかり手を洗っているから大丈夫かな。

のら猫と坐して落花を見てをりぬ  KUMI
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花屑の道

2020年04月08日 | 俳句
天気 晴

桜の下の歩道は、桜色になっている。この道は住民とノラ猫しか通らない。車道に散った桜はあとかたもなく隅へ溜まっていくだけだ。千鳥ヶ淵とか井の頭公園の水面を覆う花筏を見たいけれど・・叶わぬ夢。
飛花落花、花吹雪、花筏、花屑、花の名残り 余花残花・・桜の終わっていく頃の季語も好きだ。

午前中、またノロノロとしていたら、あ、美容院へ行かないと・・と思いついてしまった。都知事は昨夜の緊急事態宣言に基づき美容院・理容院も休業自粛をしてもらいたいと言う。実施となると明日から?
私の行っていた美容院は、2月末で閉鎖された。チェーン店なので倒産した訳ではなく、訳あってテナント契約延長をしなかったのだという。それ以後行っていないので、これ以上ほっておいたらどうでも良い年寄とはいえみっともない。いつも、散歩の途中に通る道のちょっと洒落た店へ行ってみた。予約なしでは無理かな、と思ったら「少しお待ちいただけますか・・」ほっとした。
でも、美容院は確かに怖い。無論美容師はマスク着用していたし、前の客の座った椅子や台は消毒していたけれど・・まだ市内に感染確認者は居ないというから信じるほかはない。

終わるともう昼食時間を過ぎていた。帰路のいつものスーパーの魚屋で寿司を買う。色々ある中で、筍とシロウオが美味しそうな「季節の握り」。税込みで600円ちょっと、というのは何とも助かるお値段だ。魚屋なので刺身は美味しい。
パックのまま食べるのはどうも惨めな気がするので、いつも皿に移す。


右端の緑は、分葱。筍も美味しかった。楽しみは食事くらいしかない。
しかし・・失敗は、「さび抜き」の紙が貼ってあるのを見落としてしまったこと。
子供用にわさび抜きも売っているのだ。以前にも見落としたことがある。今日は食べる前に気づいたので助かった。
さて、明日も美味しいものを食べなくては。

どの道を行くも花屑踏むばかり  KUMI
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呑気に散歩

2020年04月07日 | 俳句
天気 晴

することがとってもノロノロになってしまい、散歩に出よう、と思ったらもう11時。ともあれ太陽に当たっておかなくては・・
花吹雪を浴びるつもりで近くの市の公園まで。桜に囲まれている公園だから今頃が花吹雪、と思ったのに風がない。もう半分は散ってしまった桜、今日に限って散らない。桜には桜の都合というものがあるのだろう。
谷戸の両側は山吹が眩しいくらいで、見上げると木々がもう新緑になっている。馬酔木の花も大分咲きそろってきた。


途中、葉牡丹の茎立が花を咲かせていた。ここは隣の市の縄文遺跡のある小さな公園で花壇の花が綺麗に咲く。葉牡丹が花になるまで植わっているのは珍しい。



散歩する人たちも少なくて、私のような近所住まいらしい老人ばかりだ。遊具のある公園で遊ぶ子供も少なかった。いつもなら季節の良い今頃は、遠くから来た人が歩く「史跡巡りの散歩道」なのだが・・「緊急事態宣言」が出る、ということで電車に乗って遊びに出かける人も少なくなったのだろう。
働く人たちには大変な事態になった。本当に申し訳ない気持での呑気といえば呑気な老人の散歩ではあるけれど、ウィルス感染を避けるためには体力を付けておかないと。

通院している病院も、コロナ患者受け入れがもう満杯近いらしい。今日からは軽症患者を宿泊施設へ移動させる、というから空くのだろうか。医療崩壊にならないことを祈る。夫は呼吸器科で、それ以上の治療を出来ない末期患者になったので転院する予定だった。が、その前に病状から転院できなくなり、最期まで看てもらえた。看護師さんたちは本当に良い方ばかりだった。コロナは肺炎症状なので呼吸器科の医師や看護師が対応するのだろう。お世話になったドクターや看護師の顔が目に浮かぶ。
昨日今日の数字は見ていないが、数日前までわが市も周辺の市でも患者は出ていない。地元に患者が出ても地元の病院に入院出来ない、というのは困る。・・それよりも、感染したくない。今さら「まだ死にたくない」と贅沢を言う齢ではないが、普通の肺炎よりも遙かに苦しむ、と聞くので怖くなる。

この池に沈むほかなき花筏  KUMI
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マスクの効用とBCG

2020年04月06日 | 俳句
天気 晴

写真は一昨年のもの。

昨夜は早く布団に入りぐっすり眠れたので体調も回復したかと思ったが、熱っぽさはとれたものの、目まいは相変わらず。やっぱり首の痛さが・・。整体治療に行けば少しは良くなる、と解っていても今の状況ではこれも「自粛」したほうが良さそうで。

それでも、一日家に居るのはもったいない好天の暖かさ。買い足したいものがあり、昼食後スーパーへ。いよいよ明日は国の「緊急事態宣言」が出るというので、スーパーでまた愚かな買いだめが始まっているかと思った。そういう人たちは、朝のうちに行くのか、レジには列が全くなかった。棚のものも、私の通ったところはすべて揃っているようにの見えた。
スーパーの上の1階にあるドラッグストアを覗いたが、当然のこと、私の買いたいマスクもアルコール除菌用品も全くない。

日本だけがなぜコロナの死者数が少ないのか・・生活習慣だけではなく、やはりマスクの効用もあったかもしれない。感染の防御にはあまり効果がないにしても、感染者が使えばウィルスをばらまかないで済む。西洋人はマスクをしている日本人を笑い、花粉症の時期に日本へ来て「ギャングと病人がこんなに多いのか」と思ったという。海外旅行で風邪をひいてマスクをしていたら、街で笑い者になったという友人の話を聞いた。
それが、この時代に役に立ったのかもしれない。

そして最近知ったこと。
BCGワクチンを現在も使用している国は、感染者が少ない、という統計があるのだそうだ.。東アジアでは続けている国が多いが、欧米ではとっくに接種をしなくなっている。
そこに、70歳以下の人たちは接種している、と書かれていたが、後期高齢者の私、接種しています。しかも何回も。昔は義務教育時代、ツベルクリン反応という検査をして陰性になると結核菌の抗体が出来ていない、とBCGを打たれた。二の腕の筋肉に刺す、痛い痛い注射だった。今のような簡単なワクチン接種とは違う。
都会の子は、小学低学年で抗体の出来ている子が多かったという。でも海岸の小さな村では、なぜか陰性の子が多かった。その中でも私は、珍しい、と言われて中学生まで陰性反応が出ていた。当然、何度もBCGを打つ。結核は死病、と言う時代だ。母親に「注射しないと結核になるよ」と言われて・・泣く子も黙る肺結核。
小学5年だったか、その注射が化膿して二の腕が腫れあがって、大変な目に遭った。注射のあと一ヶ月くらいは「海へ入ってはいけない」と言われたのを守り切れなかったのだ。家の裏庭が海のような家。夏休みに海へ入るな、と言われたって。母が看護婦資格のある人だったから、膿を出してなにやら塗って包帯をして・・素人療治の結果、そこが凹んでケロイド状になってしまった。
右腕には疱瘡を植えた痕。左腕にはBCGのケロイド。若い頃にはノースリーブを着るのが苦手だった。今は薄れているものの、まだ残っている。
それが今、役立っている? まさか、半世紀以上も抗体の効果があるとは思えないけれど。

感染確認されている人の数も異常に少なくて、検査の方法が問題視されたりしている。でも、実際の感染者も少ないのかもしれない。都民を千人に一人くらい無作為抽出して検査すれば、それが検証されるような気がする。

いのちあるやうに漂ふ落花かな  KUMI
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