KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

句碑のある寺・高幡山金剛寺

2018年06月05日 | お散歩写真
昨日の続き。

歴史の古いお寺、丈六、と言われる巨大な重要文化財でもある平安の不動明王が有名なので「高幡不動」として駅名になっている。多摩ではお寺さんの本当の名前を知らなくても高幡不動さん、で通用している。由緒ある真言宗のお寺。私は我が家も実家も真言宗なのでここへ来ると心やすらぐ。
句碑も境内や山の裾にたくさんある。虚子・誓子・鍵和田ゆう子(名前の字が変換できない)などなど。
その中のひとつ、加々美鏡水の句碑が紫陽花の道にある。恥ずかしながらこの俳人のことは私は知らない。
 
  木に石に佛心棲める紫陽花寺  鏡心
 

紫陽花道は山裾を巡っていて、四国八十八ヶ所のお寺の名の入った石仏があり、すべてを巡れば八十八ヶ所のお詣りが出来たことになる。






仕事をやめたあと、まだ五十代の頃に全部巡ろう、と思い立って歩き始めたけれど、途中で頓挫。当時膝を痛めていて、山道や石段の下りがきつかった。いつかきっと・・と思いつつ果たせなかった。意気地なし。
仕方がないので、大師堂にお詣りする。お大師様の像の前の石に立つと石の下に八十八ヶ所寺の砂が入っているというので。般若心経の一説を唱えて。般若心経は結局暗記出来なくて、でも書いてあるものを見れば全部唱えることは出来る。これもまた、意気地なしの証拠。

という紫陽花道で。






護摩焚きの声明ひびく青葉山  KUMI 
コメント (6)
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