KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

山桜

2014年04月10日 | お散歩写真
天気 晴

ソメイヨシノは大分散ってしまい、どこへ行っても飛花落花。
家の前の八重桜があっというまに咲いて、木々も一日で新緑の色を増していく。


公園の南側には山桜系の木が何本かある。そのうち2本が隣り合っていて、1本はもう散り始めていた。








TVで吉野の千本桜の映像を見て、ああ行きたい、と思った。いつかは行けるだろう、と思って果たせなかった場所。
昔から「桜」といえば本当は山桜のことだったのだ。それが、江戸末期だろうか、江戸の染井村で作られたソメイヨシノが、あっというまに桜の主流になってしまった。それも悪いことではないけれど、ソメイヨシノが散ると「今年の桜はもうお終い」と言うのはおかしなこと。
まだまだ、東京にも桜は咲いている。
本当のところ、私は、ソメイヨシノの咲いている風景は好きでも、桜の花は山桜の方が好きだ。子供のころ、丘の菜の花の畑の中に立っていた真白な山桜が忘れられない。

落花しきり薬師如来へ祈る間も  KUMI
コメント (2)
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