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hamako

手づくり・お気に入りのコレクション

生き霊

2025-06-24 21:26:59 | Weblog
夕飯を作ろうと立ち上がって
台所の方に行くと、3女が大きな声で何か言っている。

なんだ?

「今、そこに誰か おった~!」

ずいぶん怖かったようで
しかもはっきり、人だって。


今さっきまで私が座っていたその場所に
小さいお婆さんがうつむいて座っていたらしい。

幽霊というより人、なんだそうで。

たぶん 親戚のおばちゃん。

生き霊やわ。
それは。

最近行ってないんで気にはなってたけど
よその家の世話ばかりしてる時間も金もないので
もう知らないっと。

こんな色の服を着ていたと3女が詳しく説明してたけど
そう、
それこの間私が買って着替えさせた服です。

でも もうどうしようもない。

おじちゃんのスケベな話やら
あといろいろ許せない話とか
あのどうしようもない人間は私が抹殺してやりたいぐらい
本当に殺されてもいいような生き物だと私は思うようになってしまいました。


ここからいとこの話を。

いとこ(男)は私によく似た顔立ちで
小学校は違ったけど同じ中学校で
似すぎて恥ずかしくて全く誰にも親戚だと言わなかったけど
少しぐらいは話せばよかったと、今になって後悔しています。

いとこは交通事故で22歳で亡くなりました。
私が産婦人科に入院しているときにバイク事故に遭ったみたいで
退院してすぐにお葬式という
生と死と
複雑な気持ちでお葬式に。

おじちゃんが言うには、
いとこは小さい頃から
「大きくなったら殺してやる」とよく言ってたようです。

なぜそんなことを言うのか
理由も聞かされたけど酷くてここでは言えない。

私も同じ気持ちだし
さすが家の母親と姉弟だけあって二人とも似たような生き方をしてると
憎らしく思いました。

それから
おじちゃんは笑いながら
「そう言ったけど自分の方が先に死んだし、」って。

自分の子供が親を殺したいほど憎みながら生きていたのに
笑うとか…。

本当にクズ。

でも、その話聞いてよかったと思いました。

私はいとこの気持ちが理解できる。
わかるよ。
同じ気持ち。

ひとりじゃないからね。
私もそう思いながらずっと今まで生きてきたから。

だからあの頃
話すれば良かったね。
今さら遅いけど。

だから、もう私はあの家には行かない。

手伝わない。

生き霊がきてもそれは知らない。
助けない。

3女には申し訳ないけど
見させてごめん。

それは生き霊ですので。
生きてます。








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