白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

新潮社を提訴

2008-02-29 00:17:24 | Weblog

「麻原彰晃四女の手記で新潮社を提訴」

 

オウム真理教松本智津夫死刑囚(52=教祖名麻原彰晃)が精神障害を装っているという内容の四女の手記が週刊新潮に掲載され名誉を傷つけられたとして、同死刑囚の二女と三女らが28日、新潮社(東京)に500万円の損害賠償などを求め東京地裁に提訴した。

 

日刊スポーツ新聞社[2008年2月28日21時49分]

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080228-328871.html


林泰男被告の死刑確定

2008-02-15 19:15:07 | Weblog

「林泰男被告の死刑確定へ 地下鉄サリン事件などに関与 オウム真理教で5人目」

 

 地下鉄サリン事件の実行役のほか松本サリン事件にも関与したとして、殺人などの罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けたオウム真理教元幹部、林泰男被告(50)の上告審判決が15日、最高裁第2小法廷であった。古田佑紀裁判長は「犯行は反社会的で悪質の極み」として、林被告の上告を棄却した。林被告の死刑が確定する。(産経新聞)

http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20080215-044&e=aum


「日本脱カルト協会」サイトから

2008-02-14 20:39:54 | Weblog

 私は、「日本脱カルト協会」というサイトがあるのを初めて知りました。いや、もしかすると、どこかで見ていたかのもしれませんが、記憶の中にはありませんでした。あまり気にかけていなかったのかもしれません。すでにもうご存知の方もいらっしゃるでしょうが、改めてご紹介させていただきます。

 

 カルトとは何かを考える上で、参考になるのではないかと思います。滝本弁護士が理事になっておられるんですね。

 

「日本脱カルト協会」

 http://www.jscpr.org/index.htm

 

「カルト対処法」

http://www.jscpr.org/advise.htm

 

カルト団体かどうかの見分け方と対処法だそうです。

 

1. 看板に偽りアリ。楽しそうなサークルと思っていたら、何か宗教的な話やビデオ教育などが始  まった。それは破壊的カルトの可能性大です。正当な宗教サークルは名前を詐称しません。

 

2. もしおかしいと思ったらはっきり断る。たとえ勧誘した人が魅力的でありやさしく思いやりのある人に思えても、きっぱりと断らなければついつい深入りしてしまいます。

 

 3. 誰かに相談する。「ここでの話は深い意味があり、ほかの人には理解できない。だから友人や家族には話さないように」などと言われるなら、もっと危険です。マインドコントロールは自分の頭で考えはじめるなら解けてしまいます。そのためには友人や家族など誰かに話すのが最も良いのです。

 

4. 情報規制を感じたら速く逃げなさい。社会情報がみな誤りであり、この団体の言うことだけが正しいなどと言われたら、速く逃げるべし!あなたはもう破壊的カルト集団の一員と思われているのです。オウム真理教信徒が、今でも社会情報はみな間違っているなどと妄想しているのをみればよく理解できるはずです。

 

5. はっきりしないときは専門家に相談する。

 

 

 「集団健康度チェック」

 

 ミクシィのひかりの輪コミュで、さんだるさんという方がこのチェック表を紹介されていました。私は、それを見て、JSCPRのサイトを知ることとなりました。オウムやアーレフは、各項目において、ほとんど当てはまって当然でしょうが、ひかりの輪はどうなのでしょうか?

 

http://www.cnet-sc.ne.jp/jdcc/GHI/index.html

 

チェック表に関する詳しい説明はこちら

 

 http://www.cnet-sc.ne.jp/jdcc/GHIweb/ol002_nishida.html


江川紹子さんのブログから

2008-02-07 19:51:38 | Weblog

 生命の木さんが、コメント欄に江川紹子さんのブログ記事を紹介してくれましたので、こちらのブログ上でも紹介しておきます。

 

題は「四女の物語」です。

 

http://www.egawashoko.com/c006/000245.html

 

 今まで明かされることが無かった、江川さん宅での四女の生活ぶりや、その性格、考え方などを、おぼろげながら垣間見た感じがします。この記事を読むと、江川さんも大変苦労されたのだなということがよく分かります。

 

 四女が松本家を飛び出し、江川さんに後見人をお願いし、将来は医学部を目指したいと言ったときには、松本家にもまともな考え方をする子がちゃんと育っていたのだと思って、少々安心もし、応援してあげたいと思った方もいたのではないかと思います。

 

 そのような気持ちを持っていた者にとって、その後の、江川さんの家を無断で飛び出した四女の行動は、なんとも理解し難いものであったはずです。 しかし、江川さんのこのブログを読んで、なんとなく納得出来ました。

 

 四女は、自らの物語の中で生きている少女という感じなのでしょうね。世間でもそんな女の子はいるのかもしれませんが、四女の場合、あまりにも特殊な環境で育ちすぎているので、それが虚なのか実なのか、本人も区別がつけられないのかもしれません。

 

 あるいは、そのようにして生きることが、特殊な松本家の中で、彼女にとって唯一心を安定させる方法だったのかもしれません。 四女が今後どのような道を歩んでいくのか分かりませんが、オウムの活動をする「もう一つの道」に歩みを進めないことを願うばかりです。


四女の手記②

2008-02-02 01:35:21 | Weblog

今週の週刊新潮に再び四女の手記が載りましたね。

 

こちらに中吊りがあります。

 

タイトルは『獄中の父が「詐病」と悟った瞬間』

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

 

さっそく買ってきて読んでみました。

 

 詐病と悟った根拠については、笑い声でごまかすようにして四女の名前を読んだという点を挙げているのだが、側にいた看守は気付かなかったという。自分の名前を呼んだから、自分を認識出来ているとしているが、この一点だけで、詐病とするのは、少々根拠が希薄なような気がします。お医者様が診たときに、明らかな拘禁反応だとおっしゃっていたようですし、もう少し、はっきりとした根拠を挙げていただかないと、詐病であると断定できないのではないでしょうか。

 

 以前からネット上で噂になっていた、娘の前でオナニーをしてみせたことや、肉体関係を持った人が100を下らなかった話などは、読む人の顔をしかめさせるには十分な内容です。しかし、教団全部を「大家族」にする計画を立てていたという辺りは、少々首をかしげたくなります。

 

 もし、それが教祖の救済計画なら、必ず説法の中で、触れていた筈です。しかし、そのようなことに触れた説法は一度も聞いたことがありません。ただし、私もブログ内で書きましたが、「尊師のお子さんを産みたい。」と言っていた女性の師がいたのは事実です。私も直接耳にしましたので、それは間違いありません。

 

 現在の幹部のどうしようもない行状にも触れて、「権力を笠に着て欲望を剥き出しにしたもので、そのやり方は、父と瓜二つなのです。」と非難していますが、確かにそのような行為を為している者がいる以上、そのような指摘を受けても仕方が無いのでしょう。

 

 手記内容は、教祖の獄中からの「極秘指令」にまで話が及んでいますが、ついこの間まで、事件のこともろくに知らなかった四女が、獄中からの極秘指令に関して詳しく知っているのは、少々不自然さを感じてしまいます。誰かからの情報提供があったということなのかもしれませんが、やはり、自分の経験した真実のみを書いていただきたいですね。そのほうが、今まだ残っているサマナや信徒の心に響くと思います。

 

 それにしても、父親が詐病であるという主張をすることで、父親の死刑が確定するかもしれないのに、このような手記を出した四女の意図はどこにあるのだろうか?それほど、父を憎んでいるということなのだろうか?それとも、別に何か意図があるのだろうか?

 

 まあどちらにしても、松本家の四女が、このような手記を表したということによって、教団への影響はそれなりにあると思われますので、四女の勇気に素直に敬意を表したいと思います。二週にわたる四女の手記によって、今現在残っている信徒、サマナが教団を離れるきっかけになってくれれば良いと願っています。