白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

四女の手記②

2008-02-02 01:35:21 | Weblog

今週の週刊新潮に再び四女の手記が載りましたね。

 

こちらに中吊りがあります。

 

タイトルは『獄中の父が「詐病」と悟った瞬間』

http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

 

さっそく買ってきて読んでみました。

 

 詐病と悟った根拠については、笑い声でごまかすようにして四女の名前を読んだという点を挙げているのだが、側にいた看守は気付かなかったという。自分の名前を呼んだから、自分を認識出来ているとしているが、この一点だけで、詐病とするのは、少々根拠が希薄なような気がします。お医者様が診たときに、明らかな拘禁反応だとおっしゃっていたようですし、もう少し、はっきりとした根拠を挙げていただかないと、詐病であると断定できないのではないでしょうか。

 

 以前からネット上で噂になっていた、娘の前でオナニーをしてみせたことや、肉体関係を持った人が100を下らなかった話などは、読む人の顔をしかめさせるには十分な内容です。しかし、教団全部を「大家族」にする計画を立てていたという辺りは、少々首をかしげたくなります。

 

 もし、それが教祖の救済計画なら、必ず説法の中で、触れていた筈です。しかし、そのようなことに触れた説法は一度も聞いたことがありません。ただし、私もブログ内で書きましたが、「尊師のお子さんを産みたい。」と言っていた女性の師がいたのは事実です。私も直接耳にしましたので、それは間違いありません。

 

 現在の幹部のどうしようもない行状にも触れて、「権力を笠に着て欲望を剥き出しにしたもので、そのやり方は、父と瓜二つなのです。」と非難していますが、確かにそのような行為を為している者がいる以上、そのような指摘を受けても仕方が無いのでしょう。

 

 手記内容は、教祖の獄中からの「極秘指令」にまで話が及んでいますが、ついこの間まで、事件のこともろくに知らなかった四女が、獄中からの極秘指令に関して詳しく知っているのは、少々不自然さを感じてしまいます。誰かからの情報提供があったということなのかもしれませんが、やはり、自分の経験した真実のみを書いていただきたいですね。そのほうが、今まだ残っているサマナや信徒の心に響くと思います。

 

 それにしても、父親が詐病であるという主張をすることで、父親の死刑が確定するかもしれないのに、このような手記を出した四女の意図はどこにあるのだろうか?それほど、父を憎んでいるということなのだろうか?それとも、別に何か意図があるのだろうか?

 

 まあどちらにしても、松本家の四女が、このような手記を表したということによって、教団への影響はそれなりにあると思われますので、四女の勇気に素直に敬意を表したいと思います。二週にわたる四女の手記によって、今現在残っている信徒、サマナが教団を離れるきっかけになってくれれば良いと願っています。