白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

復興か滅亡か

2012-01-01 01:55:28 | Weblog
 2012年の幕開けです。
 みなさま明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。m(_ _)m

 今年の年賀状は被災地バージョンというのがあって、「おめでとう」の言葉を使わず、「絆」とか「心にいつも笑顔を」とか「空を見上げていこう」などの言葉入りの年賀状が使われています。私の場合は、「おめでとう」の言葉入りの被災していない人用はがきと、「おめでとう」の言葉を使わない被災者用と2種類のはがきを用意して使い分けています。^^

 昨年東日本では、3.11における未曾有の大震災があり、大津波におそわれ、住まいを失い多くの尊い命が失われました。太平洋沿岸地域の美しい町並みは、あっという間に一変し、どす黒いヘドロとがれきの山に変わり果て、みな呆然と立ちつくすしかありませんでした。

 さらに我がふるさと福島県は、原発による放射能汚染により、多くの県民が避難民となりふるさとから離れざるを得ない状況に追い込まれました。いまや「フクシマ」は世界中でチェルノブイリ並に有名になってしまったそうです。

 政府は勝手に収束宣言を出していますが、現地では誰も事故が収束したなどと思っていません。現在も放射能は出続けているだろうと思っています。それに、海洋汚染については、全くといってよいほど発表がなされていません。沿岸部のこんぶ、わかめ、のり、貝類などが、どれだけ放射能で汚染されているのか現地の人にもろくに知らされていないのが現状です。

 とはいえ、震災から9ヶ月。日本全国の皆様、世界各国の皆様からのご支援をいただき、おかげさまで被災地は少しずつではありますが復興しつつあります。この場を借りまして、ご支援いただいた皆様に感謝を申し上げます。
 
 家族を失い、ふるさとを追われた人たちの心の傷は、そう簡単に癒えるものではありませんが、前に踏み出すしかありません。今年は、辰年。東北だけでなく、日本全体が昇り龍のように勇ましく復興に向かっていってほしいものです。

 さて、その一方で、2012年にマヤ歴が終わり、人類が滅亡するという噂もまことしやかに飛び交っております。たしかに、昨年の震災そして大津波、原発事故、世界の大洪水、独裁政権の終焉それに世界経済の危機的状況等を見ていますと、昨年から今年が、大きな時代の流れの分岐点になっているのではないかと感じてしまいます。

 大震災を経験した後だと、世の中何が起きてもおかしくはないなという感じにはなりますが、できれば人類滅亡は避けて欲しいですな。危ない日は、2012年12月21日だとか・・・。でも、一年間この日を気にして、びくびくしながら生きていくのは、あまりにも愚か。「一日一生」の気構えで生きていきたいものです。