『136 :神も仏も名無しさん :2007/03/27(火) 11:23:34 ID:9575Hndn
上祐 慰霊に行くのは幹部というわけではなく、在家信徒から出家修行者まで、まちまちです。事件の反省の一環として、一人で行っても、まとまって行ってもかまわないことにしています。そこは、基本的に信者の自主性に任せています。
私たちは新団体の創設を視野に入れて、代表をはじめ全員が旧団体の反省を深めるために、具体的な行動をするべきだと考えています。
むしろ11年も遅れて、「やっとそういう体制になってきた」といえるのかもしれません。本来は、もっと早くすべきことだったと思います。
「慰霊」といった具体的な行動をしないと、信者も事件の反省が深まらない部分があると思います。事件から11年も経っていますからね。
そして、11年間極力「事件」を見ないで生きてきた信者も多いので、慰霊の前には、事件の記録画像を見て予備知識を得てもらいます。その上で事件現場に行ったり、被害者をケアしているリカバリーサポートセンターの関係者の方にお話を伺ったりしています。』
上祐さんの発言内容で、久々に同意できる文章にぶつかったような気がする。(笑)
特に「そして、11年間極力「事件」を見ないで生きてきた信者も多いので、慰霊の前には、事件の記録画像を見て予備知識を得てもらいます。その上で事件現場に行ったり、被害者をケアしているリカバリーサポートセンターの関係者の方にお話を伺ったりしています。」という点は、大賛成である。
出来れば、単に当時の事件の記録を見るのではなく、事件被害者の家族の方々の声、現在も後遺症に苦しむ被害者の方々の声を、記録したものなどがあればなお良いと思う。以前に、テレビで松本サリン事件で被害に遭われた河野義行さんが、奥様を介護している様子を番組の特集を組んでやっていたように記憶しているが、あのような番組の録画映像を借りてきて、信徒、サマナ全員に見せていただきたい。
そして、改めて12人の人間を殺害したという事実、5000人もの人間に被害を与えた事実を知らせる必要があると思われる。正直私は、松本サリン事件、地下鉄サリン事件で、現在も後遺症で苦しんでいる方が、どの程度いるのか全く知らない。後遺症のため仕事も出来ず、生活苦に陥っている方々がいるのかもしれない。身体に重度の麻痺が残って、家族に介護という大きな負担を強いる生活を、余儀なくされている方々もいるのかもしれない。そのような実態の把握を、上祐さんには出来ているのだろうか?リカバリーサポートセンターに行けば、詳しいことが分かるのかもしれないが、被害者の方々への謝罪と償いを、新団体の最重要課題とするならば、代表派の団体としては、自主的に調査をし、信徒、サマナに被害者の方々の実態を知らせるという姿勢も必要なのではないだろうか?
そして、オウムという教団に自分達が布施・奉仕をし支えたその結果、あのような事件が起きてしまったのだという認識をしっかり持たない限り、個々人のレベルでの反省心など起きて来ないと思わる。なぜなら、あまりにも日常からかけ離れた出来事であり、教義からもかけ離れた出来事であり、自分とは無関係な出来事に感じてしまっているからだ。
それでも、私などのように事件前から事件後まで信徒という立場なら反省も出来るが、事件後に入ってきた人達には、どのような態度を取っていただくことになるのだろうか?彼らは事件には、関係のない方々である。新団体になって入ってくる方に至っては、若い方など事件すら覚えていないかもしれない。そのような方々には、事件に関する反省も謝罪もないであろう。それでも、彼らの布施から賠償金が支払われるのだろうか?まあ、このような団体に入ってくる方も、物好きといえば物好きかもしれないし(笑)、そのようなことを、理解して入っていただくしかないのかもしれないが・・。
何はともあれ、事件に関して、出来るだけ申し訳ないという気持ちになるような、DVDを作成して、道場にいつも置いておいて、信徒、サマナに毎日見るように指導されると良いと思われる。そうでもしないと、被害者の方々の前になど絶対出れないのではなかろうか?
被害者の遺族の方に直接、「人殺し!!」と罵声を浴びせられて耐えられる信徒がいるだろうか?上祐さんは12人の遺族の方々に、「人殺し!!」と罵られ耐えられるのだろうか?何千人いるかわからない後遺症に悩む方々に、「元の身体を、元の仕事を返せ!!」と迫られたらなんと答えるのだろうか。
私には、とてもじゃないが耐えられない。もちろん、以前だったら耐えられた。全てがユダヤの陰謀だと思っていたから、何を言われても平気だった。正義はこちらにあると思っていたから。しかし、事件が教団によるものであったとなると、我々に正義は全くなくなるのである。そのような状態に、他の信徒、サマナの皆さんは耐えられるのだろうか?