オンフ板に掲載されていた記事ですが、こちらにも掲載させていただきます。この記事の元信者の方は、教団の事件関係者で、個人的に謝罪のための行動を起こしている、数少ない元サの一人だと思います。
「刑終え、被害者河野さんに贖罪の対話続ける元オウム信者」
47歳になったその男性は27日、山口県から高速バスを乗り継いで、半年ぶりに松本市にやって来た。向かった先は、市内の病院。ちょうど14年前、市街地にまかれた猛毒ガスのサリンを吸い、重い障害が残った河野澄子さん(60)が療養していた。
「また、庭の掃除をしにきました」。男性は、ベッドの脇で前かがみになって澄子さんに声をかけた後、あの日惨劇に見舞われた北深志の河野さん宅へと急いだ。
男性は、サリンをまく噴霧車の製造にかかわったオウム真理教(アレフに改称)の元信者。7人が死亡、600人近くが重軽症を負った松本サリン事件での殺人ほう助、殺人未遂ほう助などに問われて、懲役10年の実刑判決が確定し、2006年3月に刑を終えて出所した。
その年の6月に初めて河野さん宅を訪れて以来、10回以上も足を運び、澄子さんを見舞って庭木の剪(せん)定(てい)をし、夫で事件の被害者の義行さん(58)とも対話を続ける。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
信濃毎日新聞 6月28日(土)
http://www.shinmai.co.jp/news/20080628/KT080628FTI090001000022.htm