白龍のオウム・アーレフで過ごした日々

オウム・アーレフと新団体「ひかりの輪」について考える。

事件から15年が過ぎ

2010-03-20 19:45:05 | Weblog

あの地下鉄サリン事件の日がまた巡ってきました。

ブログに書こうか書くまいか迷いましたが書き込みします。 

15年が過ぎたと聞くと、もうそんなに時間が過ぎたのかと、

なんとも不思議な感覚に襲われます。

たしかに時間は過ぎたに違いないし、

自分の環境も大きく変わってしまったことから考えると、

それくらいの時間が経過したんだなと思わざる得ないが、

実際の自分の中での感覚では、

ついこの間起きた出来事のように感じます。

まあ、それだけあの事件が、

強烈な印象を持って私の中に記憶されたということなのでしょう。

自分が悟り解脱を得、六道で苦しむ全ての魂の救済に少しでも役立ちたい、

そんな思いから当時布施をし修業しました。

あるいは、偉大なグルや聖者方に、

衆生の救済をしていただこうと布施をし続けました。

しかし、そのお金が殺人の道具に化けてしまったというのは、

今思い返しても、なんともやるせないし憤りを感じます。

己れが愚かだったというしかありません。

先日サリン事件の犠牲者として13人目の死亡が確認されたといいます。

 

地下鉄サリン:死者1人増え13人 警察庁が再調査

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100311k0000e040058000c.html?inb=yt

 

そしていまだに多くの人々が後遺症で苦しんでいるという現実。

地下鉄サリン15年「苦しみ語り継ぐ」2人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100320-00000071-yom-soci

 

私などが謝罪したからといってどうなるものではないですが、

被害に遭われた方々、そして被害者遺族の方々に、

心よりお詫び申し上げます。

宗教は心の拠り所として、人間世界から無くなることはないでしょうが、

私が今後宗教に深入りすることはもう二度とないでしょう。

いまだに活動を続けているアレフやひかりの輪にも、

腹立たしいものを感じますが、現在のところ傍観するのみです。

出家者が一日も早く現世といわれる社会に戻り、

社会の人々のために役立っていただけるよう願います。