あの地下鉄サリン事件の日がまた巡ってきました。
ブログに書こうか書くまいか迷いましたが書き込みします。
15年が過ぎたと聞くと、もうそんなに時間が過ぎたのかと、
なんとも不思議な感覚に襲われます。
たしかに時間は過ぎたに違いないし、
自分の環境も大きく変わってしまったことから考えると、
それくらいの時間が経過したんだなと思わざる得ないが、
実際の自分の中での感覚では、
ついこの間起きた出来事のように感じます。
まあ、それだけあの事件が、
強烈な印象を持って私の中に記憶されたということなのでしょう。
自分が悟り解脱を得、六道で苦しむ全ての魂の救済に少しでも役立ちたい、
そんな思いから当時布施をし修業しました。
あるいは、偉大なグルや聖者方に、
衆生の救済をしていただこうと布施をし続けました。
しかし、そのお金が殺人の道具に化けてしまったというのは、
今思い返しても、なんともやるせないし憤りを感じます。
己れが愚かだったというしかありません。
先日サリン事件の犠牲者として13人目の死亡が確認されたといいます。
地下鉄サリン:死者1人増え13人 警察庁が再調査
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100311k0000e040058000c.html?inb=yt
そしていまだに多くの人々が後遺症で苦しんでいるという現実。
地下鉄サリン15年「苦しみ語り継ぐ」2人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100320-00000071-yom-soci
私などが謝罪したからといってどうなるものではないですが、
被害に遭われた方々、そして被害者遺族の方々に、
心よりお詫び申し上げます。
宗教は心の拠り所として、人間世界から無くなることはないでしょうが、
私が今後宗教に深入りすることはもう二度とないでしょう。
いまだに活動を続けているアレフやひかりの輪にも、
腹立たしいものを感じますが、現在のところ傍観するのみです。
出家者が一日も早く現世といわれる社会に戻り、
社会の人々のために役立っていただけるよう願います。