はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

法律と人

2009年10月06日 | Weblog

総務省が昨年度の政治団体の会計報告を公開してから、

国会議員たちの政治資金管理団体や

政党の選挙区支部などの金の流れに、

不透明なところが多い点が指摘されています。

今度は亀井大臣の関係する政治資金団体と

政党支部に関する不明な点があることが報道がされました。


どうして政治資金の流れでいつもこうした問題が出てくるのか、

管理人のこれまでの経験で思うことは二つあります。

一つ目は「法律の問題」です。

政治資金の「入と出の処理」で随分と違いがあることから、

会計処理そのものが不透明になっていくことを

可能にしているという点があります。

入金に対しては企業・団体献金がダメとか、

個人献金の年間上限などなど、

いろいろと詳細に渡って決まりがあります。

ところが出金は大雑把というか不透明極まりないのです。

経常経費、政治活動費の各項目に関して、

解釈しだいでどうにでもなるような点が多くあります。


そしてもう一つ思うのが「人の問題」です。

どのような会計報告処理をするかは、

仕分けをする秘書や事務所スタッフの判断に

任されているところも多いと思います。

「とにかく領収書は貰ってください」と

言われているだけの議員さんだったら、

自らの関わる政治団体の会計処理は

あまりご存じないかもしれません。


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