はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

選挙で勝つ 小沢イズム

2009年10月08日 | Weblog
長島昭久防衛政務官が、

案の定、平野官房長官からお叱りを頂戴していました。

長島さんのように専門分野を持つ一言居士が多い民主党ですが、

その手の政策系議員は概ね閣内に入っていますから、

小沢さん好みの人たちが党内の役職に就きました。

来年の参院選を意識したなかで、

注目されるのが石井一参院を選対委員長に起用した点。

アルマーニのスーツが大好きな石井一さん。

その風貌からくるのか石井さんの後援会の面々も強面の人が多いとか。

石井さん公明党(=創価学会)に厳しいのは国会質問などで有名です。

表は強攻策を取るようにみせて、

裏での懐柔策はいったい誰が担当するのか。

輿石あずま参院会長を幹事長職務代行に昇格させた理由について、

小沢さん自らが全国を行脚するためと語っています。

行く先々で連合などのこれまでの民主党支持団体だけでなく、

小沢さんは自民党支持団体の切り崩しに取りかかるでしょう。

もちろん、各地方にある創価学会の拠点を訪ねて、

幹部たちとの会談も行われていくはずです。

参院補選の神奈川・静岡では

公明党は自主投票を決めていますから、

このあと小沢さんが創価学会に対してどのような動きをするかで、

来年の参院選の戦い方が見えてきます。

政務より党務、

選挙で勝つことが政治家の使命と考えている小沢さんです。

この小沢イズムを理解していないと、

閣内に入って飛び跳ねている議員たちは、

いつの間にか政局から外されていくような気がします。


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